第22回櫻井健二郎氏記念賞
(2006年12月11日掲載)




櫻井賞受賞者記念写真
    「櫻井賞受賞者記念写真説明」
    (左から)
    田中孝史 氏 (受賞者:日本電信電話株式会社)
    伊藤隆一 氏 ((財)光産業技術振興協会 専務理事)
    田中昭二 氏 (櫻井健二郎氏記念賞委員会 委員長)
    内田禎二 氏 (櫻井健二郎氏記念賞委員会 主査)
    三川 泉 氏  (受賞者:日本電信電話株式会社)

    (列外で上から)
    篠原弘道 氏 (受賞者:日本電信電話株式会社)
    佐藤公紀 氏 (受賞者:西日本電信電話株式会社)
■第22回櫻井賞 篠原氏らのグループに■

 第22回(2006年度)櫻井健二郎氏記念賞は、日本電信電話株式会社の篠原弘道氏、田中孝史氏、三川 泉氏、西日本電信電話株式会社の佐藤公紀氏のグループに授与された。

 櫻井健二郎氏記念賞は、当協会の理事であった故櫻井健二郎氏が光産業の振興に果たした功績を讃えると共に、光産業および技術の振興と啓発を図ることを目的として創設したもので、過去21回で17名の個人、23グループ、延べ89名が受賞している。

 今年度の櫻井賞は、光産業および光技術の分野において先駆的役割を果たした1996年以降の業績を対象に、応募15件の中から厳正に選考された。

 受賞の栄に輝いた日本電信電話株式会社の篠原 弘道氏他の受賞理由は『FTTHのための光アクセス線路・工法・システム関連総合技術の研究開発』 に関するもので、通信事業者ビルからユーザ宅に至る光ファイバ線路を、性能や経済性に加え現場作業性などヒューマンファクタを含め総合的に研究開発し、光線路設備の大規模建設と運用を実現しました。更に認証、暗号化や保守などキャリアグレードの光アクセスシステムを開発し、安全安心な双方向ブロードバンドアクセスサービスを提供可能としました。これら総合的なFTTH技術により、日本は世界に先駆け本格的にFTTH時代を迎えつつあります。

4氏に対する表彰は、2006年12月6日に開催された第26回光産業技術シンポジウムの終了後に行われた。櫻井健二郎氏記念賞委員会田中昭二委員長(超電導工学研究所長)から選考経過報告の後、賞状、メダル、賞金が各受賞者に手渡され、引き続き受賞者を代表して篠原氏(三川氏代読)より謝辞が述べられて表彰式を終了した。


櫻井賞受賞者リスト(HTML)(PDF)

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