お知らせ
2025/01/17 | 第40回(2024年度)櫻井健二郎氏記念賞受賞者が決定しました。 |
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2024年度スケジュール
- 5月
- 応募受付開始
- 8月
- 応募締切
- 1月
- 受賞者発表
- 2月
- 表彰式
第40回櫻井健二郎氏記念賞 受賞者
受賞者1.(個人)
横浜国立大学 大学院工学研究院 教授 馬場 俊彦 氏
受賞題名
「シリコンフォトニクス基盤技術の先駆的な研究とその応用開拓」
受賞理由
馬場俊彦氏は、近年、注目を集めるシリコンフォトニクス、特に、シリコン細線導波路とその関連光デバイスの研究に黎明期から取り組み、同分野を牽引してきた研究者の一人として広く認識されている。最近ではCMOSプロセスと互換性のあるウエハプロセスを積極的に活用し、その利用を拡大させると共に、シリコンフォトニック結晶のスローライトを利用した超小型の変調器やLiDARなど、新たな応用開拓にも取り組んでいる。上記のように、馬場氏は、シリコンフォトニクスの基盤技術とCMOSプロセスを用いた光集積回路の開発において優れた成果を挙げ、国内外の同分野の発展に寄与してきた。今後、さらに、産業界との連携強化により、我が国の光産業の発展に大いに貢献するものと期待され、本賞に相応しい業績と考える。
受賞者2.(グループ)
住友電気工業株式会社 光通信研究所
光伝送媒体研究部 グループ長補佐 春名 徹也 氏
空間多重光伝送技術研究部 グループ長 林 哲也 氏
光伝送媒体研究部 グループ長 長谷川 健美 氏
光伝送媒体研究部 主席 佐久間 洋宇 氏
受賞題名
「海底ケーブル用極低損失2コア型マルチコア光ファイバの開発と実用化」
受賞理由
近年のIoTやAIの急速な発展を背景に、情報通信量は年率30%以上の増加を続けている。その中でグローバルな高速大容量通信をさせる光通信技術においてもその大容量化が求められており、マルチコア光ファイバの研究開発ならびにその実用化は、学会および産業界において世界的に喫緊の課題であった。春名徹也、林哲也、長谷川健美、佐久間洋宇の各氏はマルチコア光ファイバの低損失化・低クロストーク化・長尺化に果敢に挑戦し、その実用化に向けて長年にわたり研究開発を精力的に進めてきた。氏らは2023年に世界に先駆けて海底ケーブル用極低損失2コア型マルチコア光ファイバを実用化し、大容量化に関する新たな道を切り開いた。この成果は、将来の大洋横断級の海底系や陸上系の超大容量情報通信システムに繋がる画期的なものであり、本賞に相応しい業績と考える。
表彰式は2月6日(木)にリーガロイヤルホテル東京で開催される光産業技術シンポジウム終了後、同所にて16:40~17:15で行います。
歴代受賞者リスト
受賞報告
- 第39回(2023年度)
- 第38回(2022年度)
- 第37回(2021年度)
- 第36回(2020年度)
- 第35回(2019年度)
- 第34回(2018年度)
- 第33回(2017年度)
- 第32回(2016年度)
- 第31回(2015年度)
- 第30回(2014年度)
- 第29回(2013年度)
- 第28回(2012年度)
- 第27回(2011年度)
- 第26回(2010年度)
- 第25回(2009年度)
- 第24回(2008年度)
- 第23回(2007年度)
- 第22回(2006年度)
- 第21回(2005年度)
- 第20回(2004年度)
- 第19回(2003年度)