本賞は、光産業技術振興協会設立時の理事で、光技術の研究とその指導、さらに同分野の普及活動において先駆的役割を果たし、創世期の光産業技術の発展に多大な貢献をされた故櫻井健二郎氏の功績をたたえ、光産業技術の振興・普及を目的として、1985(昭和60)年に創設されました。本賞の表彰は年1回行い、2023年度の第39回までの表彰で、71件、177名が受賞しています。
お知らせ
2024/08/31 | 第40回(2024年度)櫻井健二郎氏記念賞候補募集受付を終了しました。 |
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2024年度スケジュール
- 5月
- 応募受付開始
- 8月
- 応募締切
- 1月
- 受賞者発表
- 2月
- 表彰式
第39回櫻井健二郎氏記念賞 受賞者
京都大学 大学院工学研究科
教授 竹内 繁樹氏
教授 竹内 繁樹氏
受賞題名
「量子もつれ光を利用した光量子センシングに関する先駆的研究」
授賞理由
受賞者は、近年、注目を集める量子技術分野、特に量子もつれ光を利用した新たな光量子センシング技術分野の研究に黎明期から携わり、量子もつれ顕微鏡の開発に世界で初めて成功するとともに、量子光断層撮像(QOCT)においても、量子光源の広帯域化により、世界最高分解能0.54 μmの量子光子干渉縞を観測することに成功した。さらに、最近では、可視域用のシリコン検出器で赤外分光を可能とする量子赤外分光法の開発においても、顕著な成果を挙げている。
このように、受賞者は、量子技術、特に量子もつれ光を用いた新たな光量子センシング分野において、優れた成果を挙げ、国内外の研究開発を先導してきた。今後、さらに、産業界との連携強化により、光産業技術の今後の発展に貢献するところが大きい優れた業績である。
歴代受賞者リスト
受賞報告
- 第39回(2023年度)
- 第38回(2022年度)
- 第37回(2021年度)
- 第36回(2020年度)
- 第35回(2019年度)
- 第34回(2018年度)
- 第33回(2017年度)
- 第32回(2016年度)
- 第31回(2015年度)
- 第30回(2014年度)
- 第29回(2013年度)
- 第28回(2012年度)
- 第27回(2011年度)
- 第26回(2010年度)
- 第25回(2009年度)
- 第24回(2008年度)
- 第23回(2007年度)
- 第22回(2006年度)
- 第21回(2005年度)
- 第20回(2004年度)
- 第19回(2003年度)