PW2025ショート速報 [光インターコネクト・光パッケージング関連]
技術分野 | 情報処理フォトニクス |
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テーマ | 光インターコネクト・光パッケージング関連 |
報告名 | PW2025ショート速報 |
報告者 | 石榑 崇明(慶應義塾大学) |
会議名 | SPIE Photonics West 2025(PW2025) |
開催期間 | 2025年1月25日-30日 |
開催場所 | Moscone Center(San Francisco,CA,米国) |
要約
SPIE Photonics Westは,光通信デバイスをはじめ,レーザ,センサ,バイオ応用など極めて広い技術分野を網羅するSPIE(アメリカ光工学会)主催の最大の国際会議である。Photonics West 2025では,5,000件を超える論文が発表され,オンサイトのみの発表となっていることから会場数も多く,複数のセッション会場間を行き来して多分野の発表を聞くには時間的な限界がある。そこで,本報では光インターコネクト技術に関わるセッションに着目してCo-package(CPO)技術のためのファイバ・チップ間接続技術ならびに光ワイヤボンディング技術に関する論文を取り上げて紹介する。論文の採択方法が他のIEEEやOptica主催の国際会議とは異なることもあり,個性的な論文発表が見られる。Photonics Westはこれまで常に論文採択率が高かったため,発表される論文の質に関する疑問が呈されることもある国際会議であった。しかし,昨今の発表論文数,参加者数の増加を受けて世界各国からの注目が高まってきており,論文の質も改善されつつあると感じられた。