PW2025 LASEにて聴講したレーザ加工に関する研究について報告する。活発な報告が行われた技術分野としてはフェムト秒レーザのGHzバーストを利用した加工技術が第一に挙げられ，穴あけ，微細加工，表面修飾，研磨といった新用途探索について多数の報告がなされた。連続波レーザについては青色発振器の高輝度化についての研究が依然として注目を集めた。近赤外波長域については高効率と省エネルギーについての訴求が多く，ポンプ光源の高効率化や半導体レーザを直接加工に利用した乾燥などの局所加熱が可能な熱源としての利用が広がりつつある。以上の内容について，筆者の所感を交えながら紹介する。