(2020年11月26日掲載)

  オプトニューズ Vol.15, No.4 (2020)


     
◆【1】ご案内
■インターオプト2021 直前特集
当協会主催の"インターオプト2021"(国内外のレーザ、フォトニクス、光デバイス製品が一堂に 集まる光産業の国際技術展示会)を12月9日〜11日に東京ビッグサイトで開催します。
■2020年度 光産業技術シンポジウム
当協会の主催により、2020年12月9日(水)、東京ビッグサイト 会議棟にて実施します。
「ニューノーマル時代とフォトニクス」をテーマに、我が国の光産業と光技術の進むべき方向を展望し、議論いただく場といたします。材料、デバイスからシステムまで関係各位の積極的なご参加を募ります。
■第35回レーザ安全スクール・第31回レーザ機器取扱技術者試験について
今年度のレーザ安全スクールは、2021年2月にオンラインのe-ラーニング形式で開催することを検討しています。具体的な開催計画が固まりましたら、HPにてお知らせし、受講受付を開始します。 またレーザ機器取扱技術者試験については、2021年5月に例年通りの開催方式にて開催を検討しています。
◆【2】テクノロジートレンド
■新しいウイルス不活化用222 nm紫外線光源
大橋広行、厚井 融、五十嵐龍志
エキシマランプ(光学フィルタにて有害光除去)を用いた222nm紫外線は、従来の254nm紫外線等と比べ、はるかに安全性が高い。222nmを用いたウイルス不活化システムを用いることで、人の活動を制限する事無く、パンデミックの抑制と、社会経済活動の両立に貢献できるものと期待される。
■顔の特徴情報を用いた感情・表情の定量化とその応用
菅原 徹
顔は心の情報掲示板であり、お客様の潜在的なニーズや社員のモチベーションまで表情として投影される。これまで表情の正確な解読は、専門家の技術と経験を要するものであったが、心理学と情報科学の融合により、標準化してきている。感情が生起することに伴い、表情筋が活動し顔に幸福、嫌悪、怒り、悲しみ、驚き、またその複合した表情が生まれる。このとき大きく動く顔の特徴点を計測することにより、誰しも感情や顔の魅力の推定が可能となる。主観では判定が難しい感情表情を定量化する方法とその利用について紹介する。
■創エネ外装システム?T-GreenR Multi Solar”
梅田和彦、山口 亮、小林信郷
太陽光発電は低コスト・高効率化が進み、再生可能エネルギーとして最も期待できるエネルギー源となった。太陽光発電をさらに発展させる応用として注目されている、車載太陽電池、再生可能エネルギーを水素に変換して貯蔵する Power to Gas(PtG)、および農業応用の最新技術について述べる。
◆【3】リサーチ&アナリシス
■データセンタ間の接続に使用される超多心細径高密度
 光ファイバケーブルとそれを使用した光配線部材の最新動向
縣 克司
データセンタのハイパースケール化に伴い、超多心光ファイバケーブルの導入が進んでいる。 それら超多心光ファイバケーブルをデータセンタ内で収納する光配線部材にも、超高密度および省スペース化、そして作業時間の短縮など新たな要求が出てきている。これら配線部材の動向を紹介する。
■マイクロLEDディスプレイの動向と将来展望
田中直樹
マイクロLEDディスプレイの開発動向と将来展望について解説する。マイクロLEDによる液晶や有機ELの置き換えには、コストの壁が立ちはだかる。しかし、マイクロLEDには「透明ディスプレイ」と「カスタムディスプレイ」のキーテクノロジーとして大きな魅力がある。いずれも点光源のLEDならではの魅力だ。
■高速・高精度リアルタイム画像処理の研究とその応用
宅見宗則
シンの応答速度である1kHzに対応し、1000フレーム/秒で画像を取得、低遅延なリアルタイム画像処理を行うことで、従来の限界を超えたビジュアルフィードバックを実現するインテリジェントビジョンセンサの研究経緯を紹介する。その成果を機能特化型センサの開発に展開した。
◆【4】開催案内
■マンスリーセミナー(12/15,1/19)
 12月は東京大学 工学部機械工学科・大学院工学系研究科 機械工学専攻 先端加工学 研究室 助教 伊藤 佑介 氏による「ガラスの超高速精密加工〜フェムト秒レーザ誘起高速 現象の解明とその応用〜」を予定している。  1月は横浜国立大学 大学院工学研究院 准教授 水野 洋輔 氏による「光ファイバセン シング技術の新たな展開」を予定している。
■研究会開催案内
 第3回 公開ワークショップ 光ネットワーク産業・技術研究会
「ニューノーマル時代のネットワーク新潮流と次世代技術動向」(11/24)
 ワークショップ フォトニックデバイス・応用技術研究会
「新しい生活様式に貢献するフォトニクス」(11/25)
 第3回 自動車・モビリティフォトニクス研究会「通信と自動運転」(11/27)
 第4回 多元技術融合光プロセス研究会「レーザー加工技術の最新動向」(12/1)
 第3回 フォトニックデバイス・応用技術研究会「市場・標準化」(12/23)
 第4回 自動車・モビリティフォトニクス研究会「照明・HMI」(1/15)
 第4回 フォトニックデバイス・応用技術研究会「新技術」(1/20)
 第4回 光ネットワーク産業・技術研究会「テーマ選定中」(1/21)
◆【5】協賛案内
■協賛案内
当協会で協賛・後援している事業・行事を掲載。
◆【6】お知らせ
■ISOM'20
ISOM'20(International Symposium on Imaging, Sensing, and Optical Memory 2020)が2020年11月29日(日)〜12月2日(水)にオンラインで開催されます。多くの方々にご参加いただきますよう、お知らせ申し上げます。
■2020年度 研究会 会員募集
光技術各分野の最新情報の交換、各分野での研究開発の促進および産学官連携 強化を図る場として5つの研究会を設置し、講演と質疑を含む討論会を行っております。また、時に応じて見学会、公開討論会も開催しております。 それぞれの光技術テーマに関心をお持ちの方には、是非ご入会を検討いただけますようご案内いたします。
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