(2018年 5月25日掲載)
  オプトニューズ Vol.13, No.1 (2018)


   
◆【1】ご案内
■第34回光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞 募集
 「光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞」は、当協会設立時の理事で、光技術の研究とその指導、さらに同分野の普及活動において先駆的役割を果たし、創世期の光産業技術の発展に多大な貢献をされた故櫻井健二郎氏の功績をたたえ、光産業技術の振興・普及を目的として1985(昭和60)年に創設されました。昨年度までに63件、154名の方が受賞しています。つきましては、今年度の受賞候補者推薦を募集いたしますので、下記URLを参照の上、奮ってご応募下さい。募集期間は、5月1日から8月31日(消印有効)です。

■InterOpto2018出展募集
 当協会主催の"InterOpto2018"(研究用途から産業応用に至るまでの光デバイス・レーザー関連製品が一堂に会する技術総合展光産業の国際技術展示会)の出展募集。

◆【2】テクノロジートレンド
■400 Gb/s Ethernet標準化動向
(株)日立製作所 光野正志
 近年の通信トラフィックの増加に伴い、データセンタネットワークにおいても高速化の要求が大きくなってきている。データ通信において最も普及しているのがEthernet規格である。本稿では、Ethernet規格の標準化を策定しているIEEE802.3標準化委員会における200 Gb/sと400 Gb/s向け Ethernet規格の標準化動向について報告する。
■BIPV(建材一体型太陽電池)国際標準化の動向
旭硝子(株) 井上誠二
 世界的に普及が進んでいる「BIPV(建材一体型太陽電池)」の国際標準化の状況と今後の課題について述べる。これまで複数の機関にまたがって、合計4つの案が並立して規格化検討されてきたが、今般IEC 63092として包括化かつ体系化する活動が始まっている。
◆【3】リサーチ&アナリシス
■有機ELの動向
コニカミノルタ(株) 金 周作
 2017年は、国内メーカーからの相次ぐ有機ELテレビ発売、iPhoneXへの有機EL採用といった一般層へもリーチする話題が多く有機ELにとって転機の年となった。この流れを受け、ディスプレイメーカーのみならず、素材や設備メーカーなど関連する企業の動きも活発化してきている。本稿では有機ELに関連する市場、技術動向について紹介する。
 
■レーザリフトオフ・プロセス
(株)オプトピア 清水 宏
 AMOLEDフレキシブル・ディスプレイの製造工程や極薄半導体デバイスの製造工程でキープロセスとなっているレーザリフトオフ・プロセス(LLO) の原理、プロセスに必要な条件、LLOプロセス後の材料評価結果、さらに実際の生産装置の性能について言及する。
◆【4】開催案内
■マンスリーセミナー(6/19,7/17,8/28)
 6月は慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科 准教授 牧 英之 氏による「ナノカーボン材料を用いたチップ上光電子デバイス開発」、7月は山形大学 COI研究推進機構 産学連携教授 菰田卓哉 氏による「有機ELディスプレイ・照明の技術開発動向と将来展望」、8月は東海大学 情報通信学部 通信ネットワーク工学科 教授 高山佳久 氏による「空間光通信システムの課題と研究開発動向」を予定している。
■研究会 開催案内
 第1回フォトニックデバイス・応用技術研究会「光通信用デバイス」(5/29)
 第1回光材料・応用技術研究会「情報通信技術」(6/15) 
 第1回多元技術融合光プロセス研究会「光応用プロセスの基礎と先端技術」(7/5) 
 第2回フォトニックデバイス・応用技術研究会「光センシング技術」(7/18)
 第2回光ネットワーク産業・技術研究会「次世代の光デバイス動向」(7/31)
 第2回自動車・モビリティフォトニクス研究会「ライト・HMI(仮)」(8/1)
 
◆【5】協賛案内
■協賛案内
 当協会で協賛・後援している事業・行事を掲載。
◆【6】お知らせ
■ISOM'18
 ISOM'18(International Symposium on Imaging, Sensing, and Optical Memory 2018)が2018年10月21日(日)〜24日(水)に北九州国際会議場で開催されます。多くの方々にご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。

■第33回レーザ安全スクール 開催予告
 レーザ機器の普及に伴う機器取扱者の障害事故の発生を、未然に防止することを目的としたレーザ安全スクールを1期11月5日〜9日及び2期11月26日〜30日に、機械振興会館にて開催します。

■第29回レーザ機器取扱技術者試験 開催予告
 レーザ機器の取扱に起因する危険及び障害を防止するため、レーザ機器取扱いの安全化を促進することを通して光産業の健全な発展を図るものです。12月21日に機械振興会館にて実施します。

■研究会 会員募集
 光技術各分野の最新情報の交換、各分野での研究開発の促進および産学官連携 強化を図る場として5つの研究会を設置し、講演と質疑を含む討論会を行っております。 また、時に応じて見学会、公開討論会も開催しております。 それぞれの光技術テーマに関心をお持ちの方には、是非ご入会を検討いただけますようご案内いたします。

Copyright(C) OITDA All Rights Reserved.