(2017年 9月22日掲載)
  オプトニューズ Vol.12, No.3 (2017)


       
◆【1】ご案内
■InterOpto 2017 直前特集
 当協会主催の"InterOpto2017"(国内外のレーザ、フォトニクス、光デバイス製品が一堂に集まる光産業の国際技術展示会)を10月4日〜6日まで幕張メッセで開催します。

■第32回レーザ安全スクール 受講者募集中
 レーザ機器の普及に伴う機器取扱者の障害事故の発生を未然に防止することを 目的としたレーザ安全スクールを1期10月23日〜27日および2期11月13日〜 17日に、機械振興会館にて開催します。参加申込み受付中です。

■第28回レーザ機器取扱技術者試験 願書受付中
 レーザ機器の取扱に起因する危険および障害を防止し、レーザ機器取扱いの安 全化を促進することを通して光産業の健全な発展を図るものです。12月15日に 機械振興会館にて実施します。

◆【2】テクノロジートレンド
■デジタルコヒーレント通信を支えるDSP技術
日本電気(株) 安部淳一
 本稿では、デジタルコヒーレント通信の概要と、その中で使われる線形等化、非線形波形歪み補償、符号化変調技術を中心とした、最新のデジタル信号処理技術の動向について紹介するとともに、実用化の観点から、現状のデジタル信号処理の課題と今後の展望について述べる。
■ペロブスカイト太陽電池研究の最新状況
九州工業大学 早瀬修二
 最近のペロブスカイト太陽電池の研究は、高効率化とともに、耐久性向上、Pbフリーペロブスカイト太陽電池化、大面積モジュール化、タンデム太陽電池の開発、およびそれらに関する学術的基礎研究に焦点が絞られている。本総説では最近の国際学会の口頭発表を含めた最新研究動向をレビューする。
■ヘッドマウントディスプレイ
メルクパフォーマンスマテリアルズ(株) 長谷川雅樹
 HMDデバイスの発達によってAR/VR分野の様々な応用が始まり、これらのニーズによってさらにHMD用デバイスの開発が加速している。ここでは、HMDの基本的な原理から現状、トレンドを紹介する。
◆【3】リサーチ&アナリシス
■デュアルカメラの動向
(株)富士キメラ総研 豊田裕介
 カメラはスマートフォンの利便性を高める重要な機能である。その進化は、デジタルカメラに追従していく歴史であり、これまでは高画素化であった。しかし、今や1,200万画素以上が当たり前となり、各スマートフォンメーカーの関心は高画質、高感度、高速オートフォーカス、ズームに移行した。これらの機能を実現するための有力技術として注目されているのがデュアルカメラである。
 本稿では、モバイルカメラ業界に変革をもたらしているデュアルカメラについて、市場動向やメーカー動向を中心にまとめた。
 
■植物工場のLED光源
昭和電工(株) 竹内良一
 近年、天候不順による野菜の供給不足など、露地野菜に対する課題に対して、安心・安全な野菜を安定的に生産できる植物工場が注目されている。本稿は、高効率のLED技術と昭和電工と山口大学で共同開発された光照射技術による高速栽培法を紹介する
◆【4】開催案内
■マンスリーセミナー(10/17, 11/21, 12/19)
 10月はオリンパス(株) 医療要素開発1部 開発1グループ 課長 五十嵐 誠 氏による「診断・治療における内視鏡技術の現状と将来」、11月は浜松ホトニクス(株) 中央研究所 枝村忠孝 氏による「量子カスケードレーザの進展とその応用」、12月は明治大学 特任教授 中村京太郎 氏による「太陽電池セル・モジュールの最新業界動向および技術開発動向」を予定している。
■研究会 開催案内
 第1回自動車・モビリティフォトニクス研究会 「将来の自動車社会に向けて」(10/18)
 第3回フォトニックデバイス・応用技術研究会 「光実装・光パッケージ」(10/25)
 第3回多元技術融合光プロセス研究会
  「レーザー加工のインテリジェント化技術の動向」(11/7)
 第3回光材料・応用技術研究会
  「超高出力レーザー時代を支える光材料・光技術とは?」(11/10-11)
 第3回光ネットワーク産業・技術研究会 「光コムと新技術・応用(仮)」(11/14)
 
◆【5】協賛案内
■協賛案内
 当協会で協賛・後援している事業・行事を掲載。
◆【6】お知らせ
■ISOM'17
 2017年度のISOM(International Symposium on Imaging, Sensing, and Optical Memory)が2017年10月22日(日)〜 25日(水) くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)で開催されます。多くの方々にご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。

■研究会 会員募集
 光技術各分野の最新情報の交換、各分野での研究開発の促進および産学官連携 強化を図る場として5つの研究会を設けて、講演と質疑応答を行っております。 また、時に応じて見学会、公開討論会も開催しております。
それぞれの光技術テーマに関心をお持ちの方のご参加をお待ちしています。
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