(2016年 7月22日掲載)
 

オプトニューズ Vol.11, No.2 (2016)



   
◆【1】ご案内
■InterOpto 2016
 国内外のレーザ、フォトニクス、光デバイス製品などが一同に集まる最先端光技術の国際展示会であるインターオプト2016を、9月14日(水)〜9月16日(金)の3日間、パシフィコ横浜にて開催する。光技術動向セミナー・光産業動向セミナー・注目される光技術セミナー等も開催し、光産業・光技術の最新情報を提供する。

■第32回 光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞 募集
 「光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞」は、当協会理事でありました故櫻井健二郎氏による、光技術の研究とその指導、同分野の普及活動における多大な功績をたたえるとともに、光産業技術の振興・普及を目的として創設されました。
 つきましては、今年度の受賞候補者の推薦を募集致しますので、下記URLをご参照の上、奮ってご応募下さい。募集締切は、8月31日です。

■第31回レーザ安全スクール募集開始
 レーザ機器の普及に伴う機器取扱者の障害事故の発生を、未然に防止するこ とを目的としたレーザ安全スクールを1期10月3日〜7日及び2期11月7日〜11日 に、機械振興会館にて開催します。※参加申込の受付を開始しました
■第27回レーザ機器取扱技術者試験のご案内
 レーザ機器の取扱に起因する危険及び障害を防止するため、レーザ機器取扱 いの安全化を促進することを通して光産業の健全な発展を図るものです。 12月7日に機械振興会館にて実施します。
◆【2】テクノロジートレンド
■ランダム変調による位相イメージング
大阪大学 堀ア遼一
 本稿では我々が開発した位相イメージング法SPICAを紹介する.SPICAは,符号化開口によるランダム変調とスパース拘束付き位相回復処理を利用して,従来の位相イメージングでは実現できなかった広い視野の光波の複素振幅を高い空間分解能で一回撮影により定量計測できる。
■透明位相物体の新規観察法
オリンパス株式会社 大出寿
 顕微鏡の主要な観察対象物として細胞があるが、その形態は平面的なものから、iPS細胞のようにコロニーを形成するものまで様々である。本稿では、コロニーのような3次元構造を有する透明位相物体を立体的に捉える観察法として提案された新規顕微法(インバージョンコントラスト法)について紹介する。
◆【3】リサーチ&アナリシス
■産総研 福島再生可能エネルギー研究所 スマートシステム研究棟の概要について
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 大谷謙仁
 平成28年1月に竣工した産業技術総合研究所「福島再生可能エネルギー研究所スマートシステム研究棟」は、世界各国の将来の電力系統において再生可能エネルギーの大量導入を目指し、分散電源システムのスマート化のための研究開発を促進する大型研究施設であり、下記の研究を進めていく。
 (1) 大型パワーコンディショナの性能試験の研究と国際標準化
 (2) 蓄電池と太陽光発電の組み合わせ制御プロトコルの開発
 (3) 太陽光・風力発電等の自然変動型分散電源システムのスマート化技術の研究開発
 本稿では、本スマートシステム研究棟の概要について紹介する。
 
■ホログラフィックフェムト秒レーザー加工 ―計算機ホログラムによりビーム整形されたフェムト秒レーザーパルスを用いた加工―
宇都宮大学オプティクス教育研究センター 早崎芳夫
 ホログラフィックフェムト秒レーザー加工は、空間光変調素子に表示された計算機ホログラムにより、任意で可変な並列加工を実現する。加工スループットや光利用効率の向上、瞬時3次元ビーム制御に加え、並列ビームを適応的・能動的に制御して、先端的な加工を実行する。
◆【4】開催案内
■マンスリーセミナー(8/23,9/20,10/20)
 8月は豊田合成株式会社 特任顧問 太田光一氏による「青色LEDの開発と今後の展望」、 9月はパナソニック株式会社 先端研究本部 環境材料研究部 物質変換材料研究課 羽柴 寛氏 による「無機系材料を用いた人工光合成技術の研究動向とCO2還元反応研究の進展」、 10月は日本オクラロ株式会社 デバイス開発センタ 魚見和久氏による 「データセンター・データコム光通信用超高速半導体レーザの技術動向 〜up to 100 Gbit/s & Beyond;現在・過去・未来〜」を予定している。
■研究会開催案内
 第2回多元技術融合光プロセス研究会(8/19)
 第2回光材料・応用技術研究会(8/26)
 第3回フォトニックデバイス・応用技術研究会(10/12)
 第3回光ネットワーク産業・技術研究会(11/14)
 
◆【5】協賛案内
■協賛案内
 当協会で協賛・後援している事業・行事を掲載。
◆【6】お知らせ
■ISOM'16
 2016 年度のISOM(International Symposium on Optical Memory)が2016 年10 月16日(日)〜 19日(水)京都リサーチパークで開催されます。
多くの方々がご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。
■研究会 会員募集
 光技術各分野の最新情報の交換、各分野での研究開発の促進及び産学官連携 強化を図る場として4つの研究会を設けて、講演と質疑応答を行っております。
また、時に応じて見学会、公開討論会も開催しております。
それぞれの光技術テーマに関心をお持ちの方のご参加をお待ちしています。
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