(2016年 5月25日掲載)
 オプトニューズ Vol.11, No.1 (2016)
 

   
◆【1】ご案内
■第32回 光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞 募集
 「光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞」は、当協会理事でありました故櫻井健二郎氏による、光技術の研究とその指導、同分野の普及活動における多大な功績をたたえるとともに、光産業技術の振興・普及を目的に創設されました。  つきましては、今年度の受賞候補者の推薦を募集致しますので、下記URLをご参照の上、奮ってご応募下さい。募集期間は、5月1日から8月31日です。

■InterOpto 2016
 当協会主催の"InterOpto2016"(国内外のレーザ、フォトニクス、光デバイス製品が一堂に集まる光産業の国際技術展示会)を、9月14日から16日までパシフィコ横浜にて開催します。多数の方のご来場をお待ちしております。
◆【2】協会事業
■光関連団体国際会議 (IOA) 参加報告
 今年で21回目となるIOAが、今回の主催国スイス・フォトニクス(スイス)の行事に合わせ、4月下旬にスイス・チューリッヒ市で開催された。会議にはメンバー8団体が参加し、「各国/ 地域の光産 業動向・技術開発動向および今年度の活動」の報告と討議が行われた。 IOA会議に 先立ち、EPIC(European Photonics Industry Consortium)の年次総会も開催され、我が国の光産業動向 について報告した。
◆【3】テクノロジートレンド
■光インターコネクトの技術動向
(株)日立製作所 竹本享史
 次世代データセンタ内のラック内・間伝送の高スループット化に向け、光インターコネクトの伝送品質改善と光モジュールの小型化が課題である。   本稿では、この2つの課題を解決するためのアプローチに関して、光インターコネクトの最新の技術動向を交えて報告する。
■プラスチック光ファイバの進展と国際標準化
POFプロモーション 高橋 聡
 自動車内通信用途などで実績のあるSI形POFと赤色LEDとを用いてギガビット伝送を行う変調技術の実現により、市場開発と標準化の動きが活性化している。本稿では、SI形POFによるギガビットイーサネットに関連した標準化の最新動向について述べる。
◆【4】リサーチ&アナリシス
■熱アシスト磁気記録と全光高速磁気記録−光を使った磁気ディスクメモリ−
日本大学 中川活二
 ストレージデバイスとして君臨してきた磁気ディスクが記録密度・記録速度の理論的限界に近づきつつあり、これを打開する光を使った磁気ディスクの研究が進展している。ここでは、記録密度増加のための一つの技術である熱アシスト磁気記録と呼ばれる光を使った手法と、記録速度向上のための全光磁気記録について最近の動向を紹介する。
 
■AR/VR応用動向
(株)日経BP 田中直樹
 ARが新技術によって、さらに実用的になる。これまでは「おまけ」の情報を表示する応用がほとんどだったが、今後は色々な業務に広がる可能性が見えてきた。VR市場は2016年にいよいよ立ち上がる。米Sony InteractiveEntertainment社が同年10月に399米ドルで発売するVR用ヘッドマウントディスプレイ「PlayStation VR」がその起爆剤になる。
■太陽光発電開発戦略(NEDO PV Challenges)について
(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 山田宏之、小田和彦
 NEDOは、太陽光発電の大量導入社会を支えるための戦略として「太陽光発電開発戦略(NEDO PV Challenges)」を策定した。本戦略に基づき、真の社会定着を目指し、発電コスト低減のための開発のみならず、安全確保等の信頼性向上やリユースに関する取り組みも行う。
◆【5】開催案内
■マンスリーセミナー(6/21,7/19,8/23)
 6月は東京工業大学 精密工学研究所 教授 植之原裕行氏による「光信号 処理技術の光通信・集積化への展望」、7月は大阪大学 産業科学研究所 生体 分子機能科学研究分野 教授 永井健治氏による「蛍光・化学発光タンパク質 を利用した生理機能の可視化」、8月は豊田合成(株) 特任顧問 太田光一氏 による「青色LEDの開発と今後の展望」を予定している。
■研究会開催案内
第1回光材料・応用技術研究会(6/24)
第1回多元技術融合光プロセス研究会(7/7)
第2回フォトニックデバイス・応用技術研究会(7/8)
第2回光ネットワーク産業・技術研究会(7/27)
◆【6】協賛案内
■協賛案内
 当協会で協賛・後援している事業・行事を掲載。
◆【7】お知らせ
■InterOpto 2016 出展募集
 当協会主催の"InterOpto2016"(国内外のレーザ、フォトニクス、光デバイス製品が一堂に集まる光産業の国際技術展示会)の出展募集、早期申込割引実施中。
■InterOpto2015中小・中堅・ベンチャー企業出展支援のお知らせ
 中小・中堅・ベンチャー企業の事業PR 活動のチャンスを広げることのできる展示会として、パシフィコ横浜で開催するインターオプト2016 の展示会場において、出展を支援する事業として出展企業を募集いたします。出展小間料を当協会より支援いたします。
■ISOM'16
 2016年度のISOM(International Symposium on Optical Memory)が2016年10月16日(日)〜 19日(水)京都リサーチパークで開催されます。 多くの方々がご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。
■第31回レーザ安全スクール 開催のご案内
 レーザ機器の普及に伴う機器取扱者の障害事故の発生を未然に防止することを目的としたレーザ安全スクールを1期10月3日〜7日および2期11月7日〜11日に、機械振興会館にて開催します。
■第27回レーザ機器取扱技術者試験 開催のご案内
 レーザ機器の取扱に起因する危険及び障害を防止するため、レーザ機器取扱いの安全化を促進することを通して光産業の健全な発展を図るものです。12月7日に機械振興会館にて実施します。
■研究会 会員募集
 光技術各分野の最新情報の交換、各分野での研究開発の促進及び産学官連携強化を図る場として4つの研究会を設けて、講演・見学会、説明会も開催しています。  それぞれの光技術テーマに関心をお持ちの方のご参加をお待ちしています。
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