(2014年 7月18日掲載)
 オプトニューズ Vol.9, No.2 (2014)
 

◆【1】ご案内
■インターオプト2014予告
  国内・国外のレーザ・フォトニクス・光デバイス製品が一堂に集まる光技術 の国際総合展示会インターオプト2014は『All about Photonics』をテーマに、 パシフィコ横浜にて10/15-10/17に開催する。  特別講演・光産業動向セミナー・光技術動向セミナー・注目される光技術セミナー等も開催し、光産業・光技術の最新情報を提供する。
■第30回 櫻井健二郎氏記念賞 募集
 「光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞」は、当協会理事でありました 故櫻井健二郎氏による、光技術の研究とその指導、同分野の普及活動、先駆的 役割を果された多大な貢献と功績をたたえると同時に、光産業技術の振興・普及 を図ることを目的として、受賞候補者の推薦を募集しています。募集締切日は 8月31日です。
◆【2】テクノロジートレンド
■植物工場の進展と光半導体デバイスへの期待
大阪府立大学 村瀬治比古
 高効率で比較的低コストな半導体レーザの応用分野はますますその広がりを見せて いる。 レーザの特徴を踏まえて光合成原理の原点に立ち返り、 低コスト照明を最重要課題の一つとする人工光型植物工場の分野でその応用を考え る。 。
■低損失光ファイバの研究開発動向
住友電気工業(株) 山本 義典
 光ファイバの低損失化・低非線形化は、長距離・大容量光通信システムの性能改善のための直接的で有効な手段である。本稿では、光ファイバの低損失化の歴史を振り返った後、低損失化と低非線形化の最新の技術動向を紹介し、システムの性能改善への寄与について述べる。
■ペロブスカイト型太陽電池の躍進
桐蔭横浜大学大学院 宮坂 力
 わが国発の技術である有機無機ペロブスカイト結晶を用いる太陽電池について、急速に変換効率を伸ばしているこのハイブリッド材料の特長と研究開発の動向を紹介する。溶液塗布による製膜プロセスそして高効率を支える性能の特徴である高電圧の出力を可能にしている固体物性を解説し、今後の性能向上の可能性を予測する。
◆【3】リサーチ&アナリシス
■マルチモードファイバを用いた擬似単一モード伝送技術
千歳科学技術大学 山林 由明
 データトラフィックの増大をふまえ、構内マルチモードファイバ(1 km以下程度) でも10Gbpsクラスの伝送が求められている。これに対する世界での取り組みを 概観した後、単一モードファイバ型のスポットサイズ変換デバイスを利用する方式 について、実験結果を中心に述べる。
■燃焼安全装置における紫外線式火炎検出器
アズビル(株) 山田哲也
 工業炉やボイラなどの燃焼装置には、バーナ動作の安全制御を実行し爆発事故を防ぐために燃焼安全装置が設置されており、バーナの火炎を検出する火炎検出器として紫外線光電管(UVチューブ)が多く使用されている。このUVチューブを使用した火炎検出器とその安全システムについて紹介する。
◆【4】開催案内
■マンスリーセミナー(8/19,9/16)
 8月はソーラーフロンティア(株)執行役員、技術戦略企画部 部長 櫛屋勝巳  氏による「CIS系薄膜太陽電池技術の現状と将来展望」 、9月は芝浦工業大学 デザイン工学部デザイン工学科 教授 相澤 龍彦 氏による「レーザーマイクロ  テクスチュア技術の展開」を予定している。
■研究会開催案内
第2回フォトニックデバイス・応用技術研究会(7/23)
第2回光ネットワーク産業・技術研究会(7/30)
第2回多元技術融合光プロセス研究会(8/27)
第2回光材料・応用技術研究会(8/29)
第3回多元技術融合光プロセス研究会(9/24)
第3回フォトニックデバイス・応用技術研究会(10/8)
◆【5】協賛案内
■協賛案内
 当協会で協賛・後援している事業・行事を掲載。
◆【6】お知らせ
■ISOM '14
  光メモリ技術に関する最新の研究と技術の成果についてディスカッション するとともに、学術分野および産業分野の関係者が、国際的な情報交換を することで、この分野の研究・開発・応用の方向を探り、かつその発展促進 を目的としたシンポジウムである。
■第29回レーザ安全スクール 開催のご案内
 レーザ機器の普及に伴う機器取扱者の障害事故の発生を、未然に防止するこ とを目的としたレーザ安全スクールを1期10月6日〜10月10日及び2期11月17日〜11月21日に、機械振興会館にて開催する。
■第25回レーザ機器取扱技術者試験 開催のご案内
  レーザ機器の取扱に起因する危険及び障害を防止するため、レーザ機器取扱いの安全化を促進することを通して光産業の健全な発展を図るものです。12月4日に機械振興会館にて実施する。
■研究会 会員募集
 光技術各分野の最新情報の交換、各分野での研究開発の促進及び産学官連携 強化を図る場として4つの研究会を設けて、講演・見学会、説明会も開催して います。それぞれの光技術テーマに関心をお持ちの方のご参加をお待ちして います。
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