(2014年 5月16日掲載)
 オプトニューズ Vol.9, No.1 (2014)
 

◆【1】ご案内
■第30回 櫻井健二郎氏記念賞 募集
 「光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞」は、当協会理事でありました 故櫻井健二郎氏による、光技術の研究とその指導、同分野の普及活動、先駆的 役割を果された多大な貢献と功績をたたえると同時に、光産業技術の振興・普及 を図ることを目的として、受賞候補者の推薦を募集しています。募集締切日は 8月31日です。
◆【2】テクノロジートレンド
■マイクロ流路型SPR励起蛍光増強バイオセンサー
独立行政法人産業技術総合研究所 藤巻 真
 医療、健康、環境の分野で、極微量の生体関連物質の検出ニーズが高まっている。 生体物質の高感度検出には、古くから蛍光標識が用いられている。本稿では、 表面プラズモン共鳴励起蛍光増強とマイクロ流路技術とを融合させた、V字型の 断面を持つマイクロ流路型バイオセンサーについて紹介する。
■100 Gb/sおよび400 Gb/s Ethernet標準化動向
(株)日立製作所 光野正志
 近年の通信トラフィックの増加に伴い、データセンタネットワークにおいても高速化の要求が大きくなってきている。データ通信において最も普及しているのがEthernet規格である。本稿では、IEEE802.3標準化委員会における100Gb/s Ethernetの規格概要と、現在策定中の400Gb/s Ethernt規格の標準化動向について報告する。
■透明セルロースナノファイバフィルムならびに電子デバイスへの応用
大阪大学 能木雅也・古賀大尚
 幅4-15nmの超微細なセルロースナノファイバーが木材から得られる。本稿では、 そのセルロースナノファイバーとナノファイバーから作製した透 明フィルムの 機械的特性などを解説し、さらには透明導電膜や印刷配線、アンテナなど電子デ バイスへの応用例を紹介する。
◆【3】リサーチ&アナリシス
■長期保存用光ディスクを用いたデータアーカイブについて
太陽誘電(株) 砂川隆一
 公益社団法人 日本文書情報マネジメント協会は、2013(平成25)年10月に 「長期保存用光ディスクを用いたアーカイブガイドライン」を発行し、アーカ イブ媒体として光ディスクを用いる場合のメリットや事例、具体的な方法をユ ーザに示した。今回、その概要と普及活動の一部を報告する。
■パルスエキシマレーザ蒸着による高温超伝導テープ線材
フジクラ(株) 飯島康裕
 高温 超電導薄膜を長尺テープ状に加工する第二世代(2G) 高温超電導線材の 製造販売が近年開始されているが、本稿では同線材の有力プロセスとして採用さ れている高出力エキシマレーザ を適用し たパ ルスレーザ蒸着(Pulsed Laser Deposition(PLD))の開発状況と展望につい て報告する。
◆【4】開催案内
■マンスリーセミナー(5/20,6/17,7/15)
 5月は千葉大学 大学院工学研究科 准教授 下馬場 朋禄 氏による「GPUを 活用したホログラフィックディスプレイとディジタルホログラフィ計測」、6月 は日本電信電話株式会社 メディアインテリジェンス研究所 主任研究員 高田 英明 氏による「人に優しい3Dディスプレイ技術と映像コミュニケーシ ョンへの応用」、7月は古河電気工業株式会社 ファイテルフォトニクス研究所 部長 八木 健 氏による「空間多重伝送を実現する光ファイバ技術」を予定 している。
■研究会開催案内
第1回フォトニックデバイス・応用技術研究会(5/28)
第1回光ネットワーク産業・技術研究会(5/29)
第1回光材料・応用技術研究会(6/27)
第1回多元技術融合光プロセス研究会(7/17)
第2回フォトニックデバイス・応用技術研究会(7/22)
第2回光ネットワーク産業・技術研究会(7/30)
第2回多元技術融合光プロセス研究会(8/27)
第2回光材料・応用技術研究会(8/29)
第3回多元技術融合光プロセス研究会(9/24)
◆【5】協賛案内
■協賛案内
 当協会で協賛・後援している事業・行事を掲載。
◆【6】お知らせ
■InterOpto 2014 出展募集
 当協会主催の"InterOpto2014"(国内外のレーザ、フォトニクス、光デバイス 製品が一堂に集まる光産業の国際技術展示会)の出展者募集中。
■InterOpto2014中小・中堅・ベンチャー企業出展社支援のお知らせ
 中小・中堅・ベンチャー企業の事業PR 活動のチャンスを広げることのできる 展示会として、パシフィコ横浜で開催するインターオプト2014 の展示会場にお いて、出展社を支援する事業として出展企業を募集いたします。出展小間料を 当協会より支援いたします。
■第29回レーザ安全スクール 開催のご案内
 レーザ機器の普及に伴う機器取扱者の障害事故の発生を、未然に防止するこ とを目的としたレーザ安全スクールを1期10月6日〜10日及び2期11月17日〜21日 に、機械振興会館にて開催する。
■第25回レーザ機器取扱技術者試験 開催のご案内
  レーザ機器の取扱に起因する危険及び障害を防止するため、レーザ機器取扱 いの安全化を促進することを通して光産業の健全な発展を図るものです。 12月4日に機械振興会館にて実施する。
■研究会 会員募集
 光技術各分野の最新情報の交換、各分野での研究開発の促進及び産学官連携 強化を図る場として4つの研究会を設けて、講演・見学会、説明会も開催して います。それぞれの光技術テーマに関心をお持ちの方のご参加をお待ちして います。
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