2022年度 国際会議速報

2023330日更新)

 

(2022 426日配信)

2022-No.01) 光エネルギー
テーマ:結晶シリコン太陽電池
SiliconPV 2022ショート速報

立花 福久(産業技術総合研究所)

会議名 :

12th International Conference on Crystalline Silicon PhotovoltaicsSiliconPV 2022

開催期間:

2022328日−41

開催場所:

KonstanzGermany Hybrid


-要 約-

本年のSiliconPV 2022npv workshopbifiPV workshopとの共同開催で,ハイブリット会議として開催された。オンサイトはドイツのUniversity of Konstanzで行われ,オンライン参加者はzoomシステムから発表および聴講を行った。結晶シリコン太陽電池に関するウエハ作製からモジュールの設置後の利用状況までの様々な分野での学術的議論や企業からの報告があった。新規技術の報告だけでなく,カーボンニュートラルに向けた太陽電池の大量導入を支えるための持続可能なセルおよびモジュールの作製に向けたプロセス改善,設置形態の検討例なども多数報告された。

(2022 63日配信)

2022-No.02) 光加工・計測
テーマ:レーザ加工
COLA 2021/2022
ショート速報

寺川 光洋(慶應義塾大学)

会議名 :

16th International Conference on Laser AblationCOLA 2021/2022

開催期間:

2022424日−29

開催場所:

くにびきメッセ(松江市)/ Hybrid


-
要 約-

ハイブリッドの開催形式にて,レーザアブレーション国際会議(COLA)が開催された。会議名にアブレーションを冠しているものの,COLAはレーザ加工の基礎から応用まで幅広い研究成果が発表される会議である。材料表面研磨,レーザドーピング,三次元造形等の分野における新しい研究成果が発表されるとともに,従来研究分野のさらなる発展内容が報告された。開催地である松江では国内外から90人の現地参加者があり,参加者の交流と議論,企業展示,現地ポスターセッションといった国際会議らしさを実感した一週間であった。

(2022 63日配信)

2022-No.03) レーザ加工・計測
テーマ:レーザ加工]
SLPC2022
ショート速報

甲藤 正人(宮崎大学)

会議名 :

The 4th Smart Laser Processing ConferenceSLPC2022

開催期間:

2022419日−21

開催場所:

パシフィコ横浜(横浜市)/ Hybrid


-
要 約-

SLPC20223日間の日程で,リアルタイムでのハイブリッド形式において開催された。本会議では学術的な研究から産業応用技術について,ミクロからマクロの領域に至る幅広いレーザプロセッシングに関する研究開発に関する講演がなされた。中でも,従来よりも短い波長や複数の波長のレーザによる加工において,技術開発ならびに社会実装が進んでいる印象を受けた。また,AI等を用いた加工の最適化や,レーザ除草などの新しい技術開発も発表され,レーザの特長を活かした技術開発の進展をリアルに体感できた会議であった。

(2022 63日配信)

2022-No.04) 光エネルギー
テーマ:集光型・赤外線発電型太陽電池
CPV-18/TPV-13
ショート速報

荒木 建次(宮崎大学)

会議名 :

18th International Conference on Concentrator Photovoltaic SystemsCPV-18)/13th World Conference on Thermophotovoltaic Generation of ElectricityTPV-13

開催期間:

2022425日−27

開催場所:

ホテルメリージュ(宮崎市)/ Hybrid


-
要 約-

集光型太陽光発電(CPV: Concentrator Photovoltaic)は太陽光を集光して発電する。熱源から放射される赤外光も同程度なエネルギー密度となる。赤外線に感度領域を持つ集光型太陽電池で発電することもできる。これがTPVThermophotovoltaic)だ。CPVではマイクロCPV技術の実用化が中心となった。TPVでは,蒸気タービンを凌駕する発電効率が得られ,実用化を探ってさまざまなシステムが議論された。高温の可動部がなく,高効率であり,蓄熱を利用した低コスト蓄電などの応用が期待される。小型原子炉とも相性が良い。出遅れ感はあるが, III-V族太陽電池の独自技術が日本にあり(産総研など),巻き返しが期待できる。

(2022 63日配信)

2022-No.05) 情報処理フォトニクス
テーマ:情報フォトニクス
OPIC2022
ショート速報

小倉 裕介(大阪大学)

会議名 :

OPTICS & PHOTONICS International Congress 2022OPIC2022

開催期間:

2022418日−22

開催場所:

パシフィコ横浜(横浜)/ Hybrid


-
要 約-

OPICは光学やフォトニクスに関する日本では最大の国際会議で16の専門会議で構成されている。本稿では,専門会議の一つであるInformation PhotonicsIP)について報告する。本会議は対面とオンラインのハイブリッド形式で開催され,ジョイントセッションを含めて45件(うち招待講演13件)の発表がなされた。近年の傾向を継続し,ディジタルホログラフィ,ディスプレイ,計算イメージングなどが多く報告された。また,AI技術が様々な形で取り入れられるとともに,光を用いたニューラルネットワークの研究などにも新技術が見られた。

(2022 617日配信)

2022-No.06) 光材料・デバイス
テーマ:光デバイス
CLEO 2022ショート速報

土居 芳行(日本電信電話株式会社)

会議名 :

Conference on Lasers and Electro-Optics 2022CLEO 2022

開催期間:

202251520

開催場所:

San Jose McEnery Convention CenterSan JoseCA,米国)/ Hybrid


-要 約-

Conference on Lasers and Electro-OpticsCLEO)は,アメリカ光学会Optica(旧OSA)が主催する,光技術全般を網羅する世界有数の国際会議の1つである。今年はCLEO 2019以来,3年ぶりの現地開催が盛り込まれた。全2,000件以上の講演が行われ,レーザ科学,量子光学,バイオフォトニクス,光通信などにおける最先端研究が報告された。本稿は光デバイス技術に焦点を当てつつ,半導体レーザ,メタサーフェス,コンピューティング等に関する研究成果を紹介する。

(2022617日配信)

2022-No.07) 光エネルギー
テーマ:カルコゲナイド薄膜太陽電池材料
E-MRS 2022 Spring Meetingショート速報

石塚 尚吾(産業技術総合研究所)

会議名 :

The 2022 Spring Meeting of the European Materials Research SocietyE-MRS 2022 Spring Meeting

開催期間:

2022530日−63

開催場所:

Virtual Conference


-要 約-

本来であればストラスブール(フランス)で開催される,材料研究の分野では世界最大規模の国際会議E-MRSであるが,2022年は早々にオンライン開催が決定した。シンポジウムKでは,Cu(In,Ga)Se2Cu2ZnSn(S,Se)4CdTe,およびSb系化合物などカルコゲナイド薄膜太陽電池材料が扱われる。投稿数は99件で,コロナ禍以前(2018年)の1/3に留まっている。本会議は招待講演11件,口頭発表40件,ポスター発表35件という構成内訳で開催された。Cu(In,Ga)Se2系ではAg添加効果に関する講演が多く見られたほか,Cu2ZnSn(S,Se)4系ではGeや遷移金属の添加効果など,不純物ドーピング効果に関する研究がトレンドとなっていた。

(2022 627日配信)

2022-No.08) 光エネルギー
テーマ:ペロブスカイト太陽電池
HOPV22ショート速報

中村 智也(京都大学)

会議名 :

The 15th International Conference on Hybrid and Organic Photovoltaics HOPV22

開催期間:

2022523日−25日(online2022519日−20日)

開催場所:

Valencia,スペイン+online


-要 約-

15Hybrid & Organic PhotovoltaicsHOPV22)は,オンライン形式で519日−20日,スペインのバレンシアにおいてハイブリッド形式で523日−25日の,計5日間の日程で開催された。近年は,ハロゲン化金属ペロブスカイト半導体を光吸収層に用いた“ペロブスカイト太陽電池”に関する報告が多くを占めている。本年度の特徴として,鉛ペロブスカイト太陽電池の光電変換効率が理論限界に近づいてきており,効率競争から,より実用化を指向した,本太陽電池の安定性の向上(高耐久化)に焦点を当てた研究報告が多くなっている印象を受けた。また,さらなる高効率化を目指したタンデムセルの開発研究や,鉛フリー材料を用いた太陽電池の高効率化に焦点を当てた研究も活発化している。本稿では,特にペロブスカイト太陽電池の高耐久化に向けた開発研究の動向について取り上げる。

(2022 627日配信)

2022-No.09) 光材料・デバイス
テーマ:OLED材料
SID Display Week 2022ショート速報

秀雄(コニカミノルタ株式会社)

会議名 :

Society for Information Display's Display Week 2022

SID Display Week 2022

開催期間:

202258日−513

開催場所:

San JoseCA,米国/Hybrid


-要 約-

SID Display Week 2022について報告する。コロナ禍の影響が続く中,2022年はハイブリッド開催として202258日−513日に開催された(現地:米国カリフォルニア州のサンノゼ)。本会議では多岐にわたるディスプレイ技術が議論されるが,本稿ではOLEDOrganic Light Emitting Diode:有機EL)の材料技術に焦点を当て,印象に残ったものを紹介する。

(2022 629日配信)

2022-No.10) UIIoT
テーマ:トレンド,マイクロLEDなど
SID Display Week 2022ショート速報

佐藤 孝(シャープディスプレイテクノロジー株式会社)

会議名 :

Society for Information Display's Display Week 2022

SID Display Week 2022

開催期間:

202258日−13

開催場所:

San Jose Convention CenterSan JoseCA,米国)


-要 約-

新型コロナ(COVID-19)の影響で2年連続オンライン開催であったが,3年ぶりの現地開催(San JoseCA)となったSID Display Week 2022では,メタバースをはじめ様々なアプリケーションにおいて,高精細,高速応答,軽量化,低消費電力といった高性能ディスプレイを要望する発表が注目を集めた。その要望に応えるべくQD-EL,マイクロLEDµLED),OLEDLCDの各分野で材料,プロセス,デバイスを中心とした数多くの報告,展示が行われた。

(2022 629日配信)

2022-No.11) 光加工・計測
テーマ:レーザ加工
LPM 2022ショート速報

寺川 光洋(慶應義塾大学)

会議名 :

The 23nd International Symposium on Laser Precision MicrofabricationLPM 2022

開催期間:

202267日−10

開催場所:

ドレスデン,ドイツ/Hybrid


-要 約-

67日から10日まで,ドイツ・ドレスデンにてレーザ精密微細加工国際シンポジウム(LPM2022が開催された。マイクロからナノメートルスケールの微細加工を中心としてレーザ加工における相互作用の基礎,高機能材料の加工,産業用レーザ加工技術まで幅広く議論され,除去加工,成形加工,付加加工,表面改質等,将来のレーザ加工も含めた新規な加工法の提案も多い会議であった。ハイブリッド開催であったものの,約100件の一般口頭発表のうち現地発表が7割以上を占め,既にアフターコロナに移りつつある様子がみられた。GHzの高繰返し周波数フェムト秒レーザパルスを用いた加工,高分子材料の三次元造形,導電性微細構造の作製等,各分野における最新の研究発表が行われた。

(2022 721日配信)

2022-No.12) 光材料・デバイス
テーマ:化合物半導体材料・物性・デバイス
CSW 2022ショート速報

久志本 真希(名古屋大学),秩父 重英(東北大学)

会議名 :

Compound Semiconductor Week 2022CSW 2022

開催期間:

202261日−3

開催場所:

University of MichiganAnn ArborMI,米国)


-要 約-

CSWは,毎年開催される化合物半導体の結晶成長,物性評価,デバイス応用について議論する国際会議である。COVID-19の影響により2020年は中止,2021年は完全オンラインであったが2022年は基本的に現地での開催となり,現地に190名程度が参加した(どうしても出張できない研究者のみハイブリッド参加が認められた)。本会議では取り扱うデバイス構造や材料が多岐にわたっているが,今年はその中でも紫外線(特に深紫外線)発光素子や次世代パワーデバイス,RFデバイス応用を意図したワイドバンドギャップ(WBG)半導体に関する報告が多かった。本稿では,会議で報告された光デバイス・材料関連の発表について印象に残ったものをピックアップして紹介する。

(2022 84日配信)

2022-No.13) UIIoT
テーマ:画像認識の最前線
CVPR 2022ショート速報

篠田 理沙(京都大学)

会議名 :

The IEEE / CVF Computer Vision and Pattern Recognition Conference 2022CVPR 2022

開催期間:

2022619日−24

開催場所:

New Orleans Ernest N. Morial Convention Center

New OrleansLA,米国)/Hybrid


-要 約-

コンピュータビジョンやパターン認識に関する最高峰の国際会議であるCVPR2022年度の動向について解説する。本年度では2,064の論文が採択され,全てを読み切るにはとても量が多いが,筆者が現地参加して気づいた大きな動向をまとめた。本分野は年々急速に進化しており,1年経つだけでもトレンドは大きく変わっていく。本紙では,NeRFTransformer,大規模データセット,Vision and Language,自己教師あり学習の5つの大枠に分けて,説明した。

(2022 84日配信)

2022-No.14) 光エネルギー
テーマ:V−X族, 宇宙, 集光
PVSC-49ショート速報

今泉 充(宇宙航空研究開発機構)

会議名 :

49th IEEE Photovoltaic Specialists ConferencePVSC-49

開催期間:

202265日−10

開催場所:

Pennsylvania Convention Center

(フィラデルフィア,ペンシルバニア州,米国)


-要 約-

米国ペンシルバニア州,フィラデルフィアで,3年ぶりに対面形式で開催された第49 IEEE PVSCのうち,Area 3(V−X族, 宇宙, 集光)について報告する。V−X族太陽電池は最高効率競争の影を潜め,低コスト化など実用における課題解決に移行している。宇宙ではペロブスカイト太陽電池の宇宙応用が注目され始めた。集光ではセル開発は一段落し集光システムの改良・向上についての議論が主となった。

(2022 88日配信)

2022-No.15) 光情報通信
テーマ:基幹伝送
OECC 2022ショート速報

小金井 洋平(富士通株式会社)

会議名 :

27th OptoElectronics and Communications Conference

OECC 2022

開催期間:

202273日−6

開催場所:

富山国際会議場(富山市)/Hybrid


-要 約-

今回のOECCは現地参加とオンラインでの参加のハイブリッドの形態で開催された。聴講するにあたっては会場からでもオンラインからでもそれぞれにメリットがあり,それを選択できる可能性が広がったことを実感した。発表されていた技術については,全体的にこれまでの研究開発を着実に進歩させているものが多い印象であった。シリコンフォトニクス関連では,様々な企業によってエコシステムを形成しているとのことであった。空間多重伝送に関しては,実証実験の段階に進んでいる先進的な研究が盛んに行われていると同時に,一般作業者でも取り扱いできるような機器の開発も進んできている様子であった。

(2022 88日配信)

2022-No.16) 光材料・デバイス
テーマ:集積光デバイス
OECC/PSC 2022ショート速報

御手洗 拓矢(住友電気工業株式会社)

会議名 :

27th OptoElectronics and Communications Conference/

International Conference on Photonics in Switching and Computing 2022OECC/PSC 2022

開催期間:

202273日−6

開催場所:

富山国際会議場(富山市)/Hybrid


-要 約-

20227月に開催された,OECC/PSC 2022において報告された光デバイス関連の報告をまとめる。集積光デバイスに関する報告が多く,Siフォトニクスをキーワードとした多機能・高密度な集積技術が大きなトレンドになっている。一方,その目的,手段は非常に多様化している。従来の光トランシーバ向けに止まらず,チップ間通信によるコンピューティング能力の増強,さらにはセンシングといった応用例が挙げられた。また,InPSiSiNxLiNbO3およびこれらのハイブリッドなど,デバイスの材料系も多様で,各々の強みを活かしたアピールがなされた。

(2022 88日配信)

2022-No.17) 情報処理フォトニクス
テーマ:次世代イメージング
Imaging and Applied Optics Congress 2022ショート速報

米田 成(神戸大学)

会議名 :

OPTICA Imaging and Applied Optics Congress 2022

開催期間:

2022711日−15

開催場所:

Hyatt Regency VancouverVancouver,カナダ)/Hybrid


-要 約-

本会議は,イメージングおよび応用光学に関する幅広い分野の最新の研究動向を包括的に扱っており,基礎研究から産業・医療応用等に関する研究までさまざまな発表が行われた。また,情報フォトニクスの分野において著名な研究者の招待講演が多数行われ,各研究分野の研究動向などや基礎技術の紹介などの発表もあり非常に学びの多い会議であった。特に,深層学習や圧縮センシングなどを援用することで,所望の情報を取得する発表が多いように感じた。本稿では,強度輸送方程式や反復計算法などを用いた位相計測技術,シングルピクセルイメージングやスペックルの相関性を用いた散乱透視技術,ホログラフィ関連の技術に関する発表について取り上げる。

(2022 818日配信)

2022-No.18) 光加工・計測
テーマ:3Dプリンタ
SFFS 2022ショート速報

木暮 尊志(東京都立産業技術研究センター)

会議名 :

The 33nd Annual International Solid Freeform Fabrication SymposiumSFFS 2022

開催期間:

2022725日−27

開催場所:

Hilton Austin HotelAustinTX,米国)


-要 約-

SFFS3Dプリンティング技術全般を扱う国際会議で,今回で33回目を迎える。本年は3年ぶりに対面での開催となり,500件を超える発表,600人近い出席者を集めた。発表は金属の粉末床溶融結合方式が多く,近年盛んであった金属造形のIn-Situ観察は現象理解から管理,予測へと進んだ印象を受けた。本報告では,聴講していて気になった金属造形のレーザ走査方法,樹脂のレーザ焼結のプロセス観察,樹脂を用いたDirect Energy DepositionDED)について記述する。走査方法は温度の均質化やメルトプールの制御,プロセス観察は樹脂の溶融過程と固化過程の観察,樹脂DEDは樹脂のみの造形と樹脂への金属の接合を試みたものである。各発表から,プロセスの向上が進む傍らで,新たなチャレンジが行われていることを感じさせた。

(2022 824日配信)

2022-No.19) 情報処理フォトニクス
テーマ:ナノフォトニクス
CLEO-PR 2022ショート速報

田中 拓男(理化学研究所)

会議名 :

The 15th Pacific Rim Conference on Lasers and Electro-OpticsCLEO-PR 2022

開催期間:

2022731日−85

開催場所:

札幌コンベンションセンター(札幌市)/Hybrid


-要 約-

CLEO-PR 2022はレーザや電気光学デバイスを中心に光学領域全体にわたる幅広いトピックスを取り扱う国際会議で,2年に1回,環太平洋の国々で開催されている。2022年の会議は,北海道札幌の札幌コンベンションセンターで開催され,International Symposium on Imaging, Sensing, and Optical Memory 2022ISOM'22)ならびに13th International Conference on Optics-photonics Design and FabricationODF'22)との共同開催であった。新型コロナウイルスの影響で対面とオンラインのハイブリッド型の開催となった。海外からの参加者は多くがオンラインでの参加となったが日本からは多くの現地参加者があり700名以上が札幌の会場に集まった。

(2022 824日配信)

2022-No.20) UIIoT
テーマ:次世代イメージング
ODF22ショート速報

辰野 響(株式会社リコー)

会議名 :

13th International Conference on Optics-photonics Design and FabricationODF22

開催期間:

202283日−5

開催場所:

札幌コンベンションセンター(札幌市)


-要 約-

ODFは光学設計・製造に関わる研究成果を持ち寄り議論する国際会議である。筆者はこの会議でUI/IoT分野の動向に注目した。結果,当該分野に関する2つの示唆を得た。1つはARAugmented Reality)やメタバースといった拡張現実・仮想現実分野への貢献を目指したディスプレイ技術の報告が多く見られ,研究者が市場要求に応えるべく邁進していること。もう1つはComputational Imagingの研究が活発になされており(レンズレスカメラやマルチスペクトルカメラがこれにあたる),所謂レンズ設計単体ではなく,システム全体としていかに最高のパフォーマンスを出すか,機能・性能・コスト要求を達成するかが追及されていることである。

(2022 913日配信)

2022-No.21) 光エネルギー
テーマ:撮像・計測・記録
ISOM22ショート速報

片野 祐太郎(日本放送協会)

会議名 :

International Symposium on Imaging, Sensing, and Optical Memory 2022ISOM22

開催期間:

2022731日−83

開催場所:

札幌コンベンションセンター(札幌市)/Hybrid


-要 約-

コロナウイルス感染拡大(COVID-19)の影響により近年オンラインで開催されていたISOMが,ハイブリッド形式で開催された。実地での開催は3年ぶりである。加えて,The 15th Pacific Rim Conference on Lasers and Electro-OpticsCLEO Pacific Rim, CLEO-PR 2022)およびThe 13th International Conference on Optics-photonics Design and FabricationODF'22)との共催ととなり,光記録やイメージングといった従来のセッションはもちろん,ジョイントセッションが開かれるなど盛況であった。

(2022 913日配信)

2022-No.22) 情報処理フォトニクス
テーマ:光デバイスおよび応用技術
ODF22ショート速報

最田 裕介(和歌山大学)

会議名 :

13th International Conference on Optics-photonics Design and FabricationODF22

開催期間:

202283日−5

開催場所:

札幌コンベンションセンター(札幌市)Hybrid


-要 約-

20228月に北海道札幌市の札幌コンベンションセンターとZoomを介したオンラインを併用して開催された,光学・フォトニクス設計と製造に関する国際会議である13th International Conference on Optics-photonics Design and FabricationODF22)においてプレナリー・招待講演,一般口頭・ポスター講演があり,国内外の研究者による議論がおこなわれた。今回は,CLEO Pacific RimCLEO-PR2022およびInternational Symposium on Imaging, Sensing, and Optical Memory 2022ISOM22)と合同で開催され,いくつかの部屋に分かれて複数のセッションが同時並行で進行された。会期中はいずれの会議にも自由に出入りでき,通常であれば聴講できない他分野の講演も聴くことができたので非常に有意義な会議であった。

(2022921日配信)

2022-No.23) 情報処理フォトニクス
テーマ:ナノフォトニクス
SPIE Optics + Photonics 2022ショート速報

田中 拓男(理化学研究所)

会議名 :

SPIE Optics + Photonics 2022

開催期間:

2022821日−25

開催場所:

San Diego Convention CenterSan DiegoCA,米国)


-要 約-

この会議は米国のSPIEが主催する光学技術全般を取り扱う国際会議で毎年8月に米国で開催されている。昨年はCOVID-19の影響でオンライン/オンデマンドのハイブリッド開催だったが,今年は現地開催のみとなった。光学領域の研究者が3年ぶりにSan Diegoに集まり最先端の光技術について研究成果を発表した。本稿では,ナノフォトニクス分野に関連する3つのカンファレンスで発表された最新の研究成果からいくつかをピックアップして報告する。

(20221019日配信)

2022-No.24) 光材料・デバイス
テーマ:赤外光・ミリ波・テラヘルツ波
IRMMW-THz 2022ショート速報

碇 智文(スペクトルデザイン,理化学研究所)

会議名 :

47th International Conference on Infrared, Millimeter and Terahertz Waves 2022IRMMW-THz 2022

開催期間:

2022828日−92

開催場所:

Delft University of TechnologyDelft,オランダ)/Hybrid


-要 約-

本稿では,赤外光・ミリ波およびテラヘルツ波に関する国際会議であるIRMMW-THz 2022における,テラヘルツ波関連の研究動向を中心に報告する。本会議は,赤外光からミリ波領域に渡る広範囲を対象とし,学術上の新たな知見を得る目的の基礎研究や,それらを応用したテラヘルツ光源や検出器,光学素子などの各種デバイス,計測システムに関する研究開発,社会実装へ向けたデバイス開発や無線通信などの産業応用などに関して,多岐に渡る講演がなされた。会議および講演内容の詳細は,会議予稿集等を参照されたい。

(2022111日配信)

2022-No.25) 光情報通信
テーマ:基幹伝送
ECOC 2022ショート速報

若山 雄太(株式会社KDDI総合研究所)

会議名 :

The 48th European Conference and Exhibition on Optical Communication

ECOC 2022

開催期間:

202291822

開催場所:

Congress Center BaselBasel,スイス)/Hybrid


-要 約-

ECOC 2022は,2022918日から5日間にわたってスイスで3番目に人口の多い都市バーゼルにてハイブリッド形式で開催された。本会議において発表された基幹伝送分野に関連する研究開発の成果の中から,注目される研究動向をまとめて報告する。伝送容量の持続的な大容量化に向けて着実に研究開発が進められており,波長あたり2 Tb/sを超える超高速伝送技術,C帯以外の通信帯域を活用する超広帯域なマルチバンド伝送技術,実用化に向けたマルチコアファイバ伝送技術について活発な議論がなされた。

(2022111日配信)

2022-No.26) 光情報通信
テーマ:光ネットワーク
ECOC 2022ショート速報

白木 隆太(名古屋大学)

会議名 :

The 48th European Conference and Exhibition on Optical Communication

ECOC 2022

開催期間:

202291822

開催場所:

Congress Center BaselBasel,スイス)/Hybrid


-要 約-

本稿では,ECOC 2022における光ネットワーク分野に関する技術動向を報告する。バーゼル(スイス)現地参加とオンライン参加を併用した形式により開催されたECOC 2022は,46カ国から1,596人が参加した。光ネットワークの大規模化・大容量化に向けて,バンド多重・空間分割多重に関する研究成果が多数報告された。また,完全自動・低マージン光ネットワーク実現を目指したネットワーク制御技術・光性能監視技術に関連した報告が多くなされた。例年通り機械学習の適用報告が多く上がったが,機械学習による恩恵を安定して享受するための技術及び評価に移行しつつあると思われる。

(2022111日配信)

2022-No.27) 光情報通信
テーマ:光ファイバ
ECOC 2022ショート速報

高坂 繁弘(古河電気工業株式会社)

会議名 :

The 48th European Conference and Exhibition on Optical Communication

ECOC 2022

開催期間:

202291822

開催場所:

Congress Center BaselBasel,スイス)/Hybrid


-要 約-

ECOC 2022にて報告された光ファイバ関連のトピックスを報告する。大容量化にむけて,コアもしくはモード密度の向上と広帯域化を目指す方向に変わりはなかった。標準クラッド径のファイバにおけるコアもしくはモード密度の向上に関しては,4コアファイバの活用報告に加えて多重度の高いマルチモードファイバの報告があった。広帯域化に関しては,OバンドやSバンドをビスマス添加ファイバ増幅器やラマン増幅を活用して増幅する報告が増えた。

(2022111日配信)

2022-No.28) 光情報通信
テーマ:光アクセス
ECOC 2022ショート速報

王 寛(日本電信電話株式会社)

会議名 :

The 48th European Conference and Exhibition on Optical Communication

ECOC 2022

開催期間:

202291822

開催場所:

Congress Center BaselBasel,スイス)/Hybrid


-要 約-

光通信関連技術に関する欧州最大の国際会議であるECOC 2022にて報告された光アクセス分野の最新技術トピックスを紹介する。本会議は3年ぶりの現地開催となった。本会議では,Beyond 5G及び6Gモバイルネットワーク時代におけるEnd-to-Endでのサービス品質保証を目的とした報告が注目を集めた。また,光ファイバ通信と同等の伝送速度の実現を目指した光無線通信技術についても活発に議論が行われた。光通信と無線通信を融合した技術について更なる発展が期待される。

(20221111日配信)

2022-No.29) 光エネルギー
テーマ:太陽電池
SSDM2022ショートショート速報

黒川 康良(名古屋大学)

会議名 :

2022 International Conference on Solid State Devices and MaterialsSSDM2022

開催期間:

2022926日−29

開催場所:

幕張メッセ(千葉市)/Hybrid


-要 約-

幕張メッセで3年ぶりに対面形式で開催されたSSDM2022のうち,Area6Photovoltaics)について報告する。ペロブスカイト太陽電池がホットトピックスであった。研究としてはペロブスカイト/シリコンタンデムセルにて変換効率29.3%の報告があったほか,実用化の面でもペロブスカイトモジュールのインクジェット方式による製品化を世界初で進めているSaule Technologiesは,すでに年産40,000 m2のパイロットラインの構築が済んでおり,2023年には年産720,000 m2を目指して準備を進めていることが報告された。

(20221111日配信)

2022-No.30) 光材料・デバイス
テーマ:窒化物半導体
IWN 2022ショート速報

岩谷 素顕(名城大学)

会議名 :

International Workshop on Nitride Semiconductors 2022IWN2022

開催期間:

2022109日−14

開催場所:

HOTEL BERLIN CENTRAL DISTRICTBerlin,ドイツ)


-要 約-

窒化物半導体関係で最も権威のある国際学会の1つであるInternational workshop on Nitride semiconductors 2022IWN 2022)がドイツ・ベルリンで開催された。当初の予定では202010月に開催予定であったがCOVID-19の影響で2年延期されての開催である。本ワークショップは結晶成長 (Crystal growth) ,評価(Characterization),光デバイス(Optical devices),電子デバイス(Electronic devices),新規材料・ナノ構造(Novel Materials & Nanostructures)の5つのワークショップが1つの会場に集まる形式で開催され,6日間にわたって対面で学会が開催された。

(20221114日配信)

2022-No.31) 光材料・デバイス
テーマ:光通信用デバイス
ECOC 2022ショート速報

中村 浩崇(日本電信電話株式会社)

会議名 :

The 48th European Conference and Exhibition on Optical Communication

ECOC 2022

開催期間:

202291822

開催場所:

Congress Center BaselBasel,スイス)/Hybrid


-要 約-

2022918-22日にバーゼル(スイス)において光通信技術に関する国際会議ECOC 2022が開催された。本稿では,ECOC 2022にて報告された光ファイバ通信向け光デバイスに関連する注目すべき講演について紹介する。

(20221114日配信)

2022-No.32) 光エネルギー
テーマ:結晶シリコン太陽電池
WCPEC-8ショート速報

西原 達平,小椋 厚志(明治大学)

会議名 :

The 8th World Conference on Photovoltaic Energy ConversionWCPEC-8

開催期間:

2022926日−30

開催場所:

Mico Milano Convention CentreMilan,イタリア)


-要 約-

WCPEC-88th World Conference on Photovoltaic Energy Conversion)は4年に1度開催され,アメリカでIEEEが主催するPVSC,ヨーロッパで開催されるEUPVSEC,アジアのPVSECを複合した太陽電池に関する国際会議で,今回はその8回目が持ち回りでヨーロッパ(イタリア)での開催となった。COVID-19の収束に伴い,全て対面での現地開催であった。結晶シリコン,ペロブスカイト太陽電池等の報告に加え,それら異種材料のタンデム化への応用についても多数報告され,システムに関する報告も含めて,参加者は1,500人超であり,60ヵ国から900件程度の論文が報告された。

(20221114日配信)

2022-No.33) UIIoT
テーマ:ディスプレイ・照明
2022 IAS Annual Meetingショート速報

高田 英明(長崎大学)

会議名 :

IEEE 57th Industry Applications Society Annual Meeting

2022 IAS Annual Meeting

開催期間:

2022109日−13

開催場所:

Huntington PlaceDetroitMI,米国)/Hybrid


-要 約-

電気関連技術・エネルギー関連技術の産業応用に関する国際会議IEEE 57th Industry Applications Society Annual Meeting202210月に米国デトロイトで開催された。今回は現地開催に加えてZoomによるオンラインでの発表・聴講も併設され,世界中の電機メーカや大学の技術者・研究者による議論が,現地・オンラインの隔たりなく活発に行われた。本速報では,ディスプレイ・照明関連技術に焦点を当て,印象に残ったものについて紹介する。

(20221114日配信)

2022-No.34) UIIoT
テーマ:ARVRUI
ISMAR 2022ショート速報

藤本 雄一郎(奈良先端科学技術大学院大学)

会議名 :

The 21st IEEE International Symposium on Mixed and Augmented RealityISMAR 2022

開催期間:

20221017日−21

開催場所:

Grand Copthorne Waterfront Hotel(シンガポール)/Hybrid


-要 約-

IEEE ISMARARMRVRに関するトップ国際会議であり,今回は3年ぶりの現地開催となった。久しぶりの再会を祝うかのように,参加者同士の非常に活発な議論が会場のあちらこちらで常に繰り広げられていた。本年度の研究傾向として,昨年度までに引き続き,AR用の光学透過型頭部搭載ディスプレイ,VR用の頭部装着型ディスプレイ普及に伴い,ARVRにおける知覚心理やUI提案の研究が多くみられた。本稿では,アバターの活用,AR用のUIARコンテンツの作成(オーサリング)の研究を中心に報告する。

(20221114日配信)

2022-No.35) 光材料・デバイス
テーマ:光デバイス
ISLC2022ショート速報

石井 啓之(古河電気工業株式会社)

会議名 :

28th International Semiconductor Laser ConferenceISLC2022

開催期間:

20221016日−19

開催場所:

くにびきメッセ(松江市)/Hybrid


-要 約-

半導体レーザに特化した国際会議である半導体レーザ国際会議(ISLC2022)に現地参加したので,注目した発表や会議の印象などに関して紹介する。半導体レーザは様々な分野に応用されており,各応用分野に対応する種々の半導体レーザの最近の成果が報告された。主要なものとしては,短距離通信応用のシリコンフォトニクスとの融合を目指したハイブリッド・レーザ,Lidar等への応用が期待される高出力・低広がり角が特徴的なフォトニック結晶を利用した面発光型のレーザ(PCSEL)の報告が数多くみられた。

(2022122日配信)

2022-No.36) 光加工・計測
テーマ:レーザプロセッシング
ICALEO 2022ショート速報

佐藤 雄二(大阪大学)

会議名 :

The 41st International Congress on Applications of Lasers and Electro OpticsICALEO 2022

開催期間:

20221017日−20

開催場所:

Rosen CenterOrlandoFL,米国)


-要 約-

ICALEOは,米国レーザ協会(LIA)主催の会議で,例年10月に開催される世界最大のレーザ加工の国際会議の一つである。本年は,3年ぶりの対面開催で行われた。EVシフトやカーボンニュートラルのキーマテリルとして銅のレーザ加工が注目されており,これにグリーンレーザ,青色半導体レーザなどの可視光波長の高出力レーザ技術,ビームシェイピング技術などを採用して銅の高品質な加工技術開発に関する報告が多いのが印象的であった。また,今回のICALEONASAの支援を受けている事もあり,宇宙とレーザ加工をテーマにしたプレナリーセッションが設けられたことも特徴であった。

(2022122日配信)

2022-No.37) 光加工・計測
テーマ:レーザ加工・センシング
ISLC2022ショート速報

山形 友二(株式会社フジクラ)

会議名 :

28th International Semiconductor Laser ConferenceISLC2022

開催期間:

20221016日−19

開催場所:

くにびきメッセ(松江市)/Hybrid


-要 約-

ISLCは半導体レーザに焦点を当てた国際会議であり,通信・センシング・加工・医療など応用分野に制限はなく,それらの分野に用いられる様々な波長や構造のレーザが取り扱われる。昨年のポツダム(独)と同様,ハイブリッド形式の開催であったが,参加登録者は259名とパンデミックの影響が続くなかにおいて,比較的多くの参加者を集め活発な議論が行われた。本稿では,筆者の専門領域に近い高出力半導体レーザに関連する研究領域について主に紹介する。

(2022122日配信)

2022-No.38) 光エネルギー
テーマ:光エネルギー
MAT-SUS 2022 Fallショート速報

藤井 克司(理化学研究所)

会議名 :

Materials for Sustainable Development ConferenceMAT-SUS 2022 Fall

開催期間:

20221024日−28

開催場所:

World Trade Center BarcelonaBarcelona,スペイン)


-要 約-

MAT-SUSは主にヨーロッパで行われている再生可能エネルギーを中心とした材料研究(ペロブスカイトを中心とした太陽電池,リチウム系を中心とした蓄電池,光−化学エネルギー変換)についての国際会議で,システムまでカバーして年二回開催されている。本報告ではこのうちの光−化学エネルギー変換について報告を行う。エネルギー変換効率の関係から最近の報告のほとんどは太陽電池による光電変換を行った電力を用いて化学物質を生成することを前提とした電気化学反応についてである。主に,水からの水素生成,CO2の還元による有用物質の生成,N2のアンモニアを目指した還元,の三つが議論されている。水素生成はすでに実用化が近くエンジニアリング的な議論とともに地球上に多くある元素利用による反応の実現を目指している。CO2還元はまだ工業的に可能なまでの制御ができていないため,まずはこの制御実現についての議論が多い。N2還元はまだ検討が始まったばかりの段階にある。

(20221213日配信)

2022-No.39) 光エネルギー
テーマ:化合物太陽電池
PVSEC-33ショート速報

櫻井 岳暁(筑波大学)

会議名 :

33rd International Photovoltaic Science and Engineering ConferencePVSEC-33

開催期間:

20221113日−17

開催場所:

名古屋国際会議場(名古屋市)/Hybrid


-要 約-

PVSEC-33 は,20221113日から5日間にわたり,名古屋国際会議場にてハイブリッド形式で開催された。本会議は太陽電池ならびに太陽光発電システム全般の研究成果が講演対象であるが,そのうち化合物太陽電池のセッションにて注目された研究発表を報告する。壁面,軽量屋根,車載など用途拡大が見込まれる中,タンデム太陽電池も含め,薄型化合物太陽電池について活発な議論がなされた。

(202315日配信)

2022-No.40) UIIoT
テーマ:ディスプレイデバイス
IDW '22ショート速報

文 宗鉉(静岡大学)

会議名 :

The 29th International Display WorkshopsIDW '22

開催期間:

20221214日−16

開催場所:

福岡国際会議場(福岡市)/Hybrid


-要 約-

電子情報ディスプレイ分野で最先端の研究成果が報告される国際会議であるIDW '22は,3年ぶりに現地開催となり,現地参加,オンライン参加,メタバース(metaverse)参加の三つの参加形式で開催となった。世界中から多くの参加者が集まり,電子情報ディスプレイデバイスに関する幅広いトピックについて総348件の論文を集まり,議論が交わされた。様々なトピックがある中で,次世代ディスプレイ技術で期待されているマイクロLEDディスプレイ技術及び量子ドットディスプレイ技術は多くの報告があり関心の高さが伺われた。ディスプレイ技術を発展させることはもちろんであるが,他分野の技術との融合によって新たな展開を生みだしていくことの重要性が感じられた。

(202315日配信)

2022-No.41) UIIoT
テーマ:Metaverse関連
IDW '22ショート速報

長谷川 雅樹(ファーウェイ技術日本)

会議名 :

The 29th International Display WorkshopsIDW '22

開催期間:

20221214日−16

開催場所:

福岡国際会議場(福岡市)/Hybrid


-要 約-

今年のIDWは,ハイブリッド開催で,会場での口頭,ポスター発表,展示会,オンラインでのキーノート講演,録画した口頭発表の翌日からのオンデマンド視聴が行われた。今回のテーマはメタバースで,関連した講演,展示会に加えて,体験,ゲームなどがメタバースの形で行われた。現在のメタバースの実態はロールプレイングゲームのような体裁で,決して新しいマーケット空間になるとは思えないが,これはディスプレイを含めたデバイスの限界によるもので,ディスプレイの改善に加えて五感を共有することが可能になれば,強力なツールになると思われる。今回のIDWは過渡期にあるメタバースの現状を見せてくれた。

(202337日配信)

2022-No.42) 光加工・計測
テーマ:加工用レーザ
PW2023 LASEショート速報

藤井 俊輔(三菱電機株式会社)

会議名 :

SPIE Photonics West 2023 LASEPW2023 LASE

開催期間:

2023128日−22

開催場所:

Moscone CenterSan FranciscoCA,米国)


-要 約-

Photonics WestSPIEにより年1回開催される国際会議であり,光デバイス関連のOPTO,バイオ光学関連のBiOS,レーザ技術関連のLASE3つの会議と展示会で構成される。例年同様San Franciscoで開催されたが,Covid-19の影響による参加制限がなく完全に現地のみとなるのは実に3年ぶりである。会場では久方ぶりに顔を合わせたであろう研究者たちの熱い抱擁を頻繁に目にした。筆者が主に聴講したLASEの加工用レーザ分野では,従来からのトレンドである光源の高出力化に加え,微細加工用超短パルスレーザの短波長化や短パルス化,ビーム整形技術などが多数報告された。

(2023327日配信)

2022-No.43) 光情報通信
テーマ:光ネットワーク
OFC 2023ショート速報

田中 貴章(日本電信電話株式会社)

会議名 :

Optical Fiber Communication Conference and Exhibition 2023OFC 2023

開催期間:

202335日−9

開催場所:

San Diego Convention CenterSan DiegoCA,米国)/Hybrid


-要 約-

OFC 2023における,光ネットワーク分野の技術動向を報告する。今年は,これまで個々の技術として研究が進められてきた機械学習やテレメトリ,SDNコントローラ,SDMネットワークといった技術・アーキテクチャをデファクト標準のオープンネットワーキング技術で連携させることで,光NWから情報を収集・分析し,フィードバック(光装置への設定)するという,NW運用の一部プロセスの自動化を意識した講演が多数見られたのが特徴的であった。その他,コヒーレントオプティクスやC+Lバンドなど,インダストリの技術進展や要求・要件を踏まえた研究報告も多数あった。

(2023327日配信)

2022-No.44) 情報処理フォトニクス
テーマ:通信用光トランシーバ関連
OFC 2023ショート速報

大江 将己(日本電気株式会社)

会議名 :

Optical Fiber Communication Conference and Exhibition 2023OFC 2023

開催期間:

202335日−9

開催場所:

San Diego Convention CenterSan DiegoCA,米国)/Hybrid


-要 約-

本報告では,202335日−9日に米国サンディエゴにて開催されたOFC 2023 について報告をする。本年も現地とオンラインでのハイブリッド開催となったが,筆者の講聴したほとんどの講演は現地講演であり,COVID-19前の活気を取り戻してきている。本報告では,主にデータセンタ向けの高速光通信技術,およびそれらの通信デバイスへの適用を想定したシリコンフォトニクスによる集積化技術の最新動向について,各研究機関より研究成果の報告がなされたので紹介をする。

(2023330日配信)

2022-No.45) 光情報通信
テーマ:基幹伝送
OFC 2023ショート速報

竹下 仁士(日本電気株式会社)

会議名 :

Optical Fiber Communication Conference and Exhibition 2023OFC 2023

開催期間:

202335日−9

開催場所:

San Diego Convention CenterSan DiegoCA,米国)/Hybrid


-要 約-

202335日−9日に,米国サンディエゴにてOFC 2023が開催された。OFC 2023にて発表・議論された光基幹伝送分野の研究開発成果から,特徴的な研究動向を中心にまとめる。堅調に高速大容量化の流れが続く傾向に変わりはない。本年は100 GBaud超で20,000 km伝送に成功した報告がなされたのが印象深い。給電制限のある海底ケーブルシステムを先駆けとして,コア・モード多重利用の空間多重技術実用化への期待が高まっていることが感じられた。近々の現実解としてファイバ外径を細径化してファイバ多重度を上げる報告も多くなってきているように思われる。

(2023330日配信)

2022-No.46) 光情報通信
テーマ:光ファイバ
OFC 2023ショート速報

力身 修一郎(住友電気工業株式会社)

会議名 :

Optical Fiber Communication Conference and Exhibition 2023OFC 2023

開催期間:

202335日−9

開催場所:

San Diego Convention CenterSan DiegoCA,米国)/Hybrid


-要 約-

OFC 2023における光ファイバ関連のトピックスを紹介する。Workshop・テクニカルセッションを通してSDM伝送用光ファイバ,特にMCFに関する発表が活発化しており,実用化へ向けた機運の高まりを感じた。増幅用ファイバは,Cバンド以外のバンドの増幅に関する報告が活発で,広帯域化による光ファイバ容量拡大に向けた取り組みが引き続き行われている。ホローコアファイバに関しては低ロス記録などのインパクトのある発表はなかったが,検査方法や特性評価の発表を中心に研究が進展している様子がうかがえた。

(2023330日配信)

2022-No.47) 光材料・デバイス
テーマ:光デバイス
OFC 2023ショート速報

土居 芳行(日本電信電話株式会社)

会議名 :

Optical Fiber Communication Conference and Exhibition 2023OFC 2023

開催期間:

202335日−9

開催場所:

San Diego Convention CenterSan DiegoCA,米国)/Hybrid


-要 約-

Optical Fiber Communication Conference and ExhibitionOFC)は,アメリカ光学会Optica(旧OSA)などが主催する,光デバイスや伝送技術全般を網羅する世界最大の国際会議である。今年は昨年同様,現地とオンラインのハイブリッド開催であったが,COVID-19の収束傾向と移動緩和を受け,多くの参加者と出展社で賑わいを見せた。本稿では主なトピックとして,Co-packaged opticsやデータセンタ向け光スイッチ,異種材料などの光デバイス技術に焦点を当てて紹介する。

 


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