(2013年5月10日掲載)
(H25-No.1) 光有機材料・デバイス
テーマ:光有機材料
PW2013 ショート速報
杉原 興浩(東北大学)
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会議名 |
:SPIE Photonics West 2013
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開催期間 |
:2013年2月2日−7日 |
開催場所 |
:The Moscone Center(San Francisco、CA、米国) |
*要 約*
2013年2月2〜7日に米国サンフランシスコにて開催されたSPIE
Photonics West 2013における、光有機材料・デバイスに関する技術
動向について報告する。ここ数年、パッシブポリマー光導波路を用い
た光インターコネクションの研究開発に加えて、シリコンフォトニク
スに電気光学(EO)ポリマーを融合させた広帯域光インターコネクショ
ンの研究開発が盛んになっており、特に今回は、シリコンフォトニク
スとEOポリマーのジョイントキーノートセッションも開催され、高い
注目を集めていた。
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(2013年5月10日掲載)
(H25-No.2) 光エネルギー
テーマ:化合物薄膜太陽電池
MRS Spring ショート速報
反保 衆志(産業技術総合研究所)
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会議名 |
:2013 MRS Spring Meeting & Exhibit
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開催期間 |
:2013年4月1日−5日 |
開催場所 |
:The Moscone Center(San Francisco、CA、米国) |
*要 約*
2013 MRS Spring Meetingの化合物薄膜太陽電池のシンポジウムでは、
CIGS太陽電池、CdTe太陽電池、CZTS太陽電池を3本柱とした研究発表
が行われた。CIGS太陽電池では、産業化が進み最高効率を目指す動き
とともに、薄膜化やフレキシブル基板の利用などの産業応用を念頭に
入れた報告が特徴的であった。CdTe太陽電池は近年高効率化が急速に
進展しているが、開放電圧の向上が大きな課題であり、その克服に向
けた多くの発表があった。CZTS太陽電池は、CIGS太陽電池と異なり、
種々の方法により製膜が試みられており、模索の段階ではあるが今後
の産業化には急激な効率向上が必要であろう。
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(2013年5月16日掲載)
(H25-No.3) 光エネルギー
テーマ:化合物薄膜太陽電池
CPV-9 2013 ショート速報
西岡 賢祐(宮崎大学)
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会議名 |
:9th International Conference on Concentrator Photovoltaic Systems
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開催期間 |
:2013年4月15日−17日 |
開催場所 |
:Phoenix Seagaia Resort(宮崎、日本) |
*要 約*
CPV-9は、集光型太陽光発電に関連する技術に特化した内容に関する会
議である。今回の参加者は28か国から280人であった。集光型太陽光
発電に関連する技術が報告され、集光型太陽電池、モジュール化技術、
システム出力評価等について活発に議論された。集光型太陽電池の変
換効率44%、集光型太陽電池モジュールの変換効率35%が報告された。
集光型太陽電池やモジュール技術だけでなく、信頼性評価やマーケッ
トについても活発な議論が行われた。
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(2013年5月17日掲載)
(H25-No.4) 情報処理フォトニクス
テーマ:ディジタルホログラフィと3Dイメージング
DH2013 ショート速報
茨田 大輔(宇都宮大学)
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会議名 |
:Digital Holography and 3-D Imaging
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開催期間 |
:2013年4月21日−25日 |
開催場所 |
:The Fairmont Orchid (Kohala Coast、HI、米国) |
*要 約*
本会議は、ディジタルホログラフィ全般と三次元ディスプレイ技術に
関する最新研究発表が行われた会議である。ディジタルホログラフィ
に関しては、主に染色や蛍光物質によるマーキングを行わない生体細
胞のイメージングや動きのある微小な粒子群の三次元的な位置計測方
法の研究報告がなされた。三次元ディスプレイ技術に関しては、主に
計算機合成ホログラムの設計方法とそれにより仮想物体を表示した結
果、三次元ディスプレイデバイスの研究報告がなされた。
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(2013年5月21日掲載)
(H25-No.5) 光無機材料・デバイス
テーマ:通信用光デバイス・モジュール
OFC2013ショート速報
三条 広明(NTTフォトニクス研究所)
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会議名 |
:The Optical Fiber Communication Conference and Exposition and the National Fiber Optic Engineers Conference
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開催期間 |
:2013年3月17日−21日 |
開催場所 |
:Anaheim Convention Center (Anaheim、CA、米国) |
*要 約*
OFC/NFOEC 2013に参加した。その中で執筆者が注目した発表について
報告する。シリコンフォトニクスについては依然として活発な研究が
なされているが、その中でIQ変調器による長距離伝送のデモンスト
レーション、光インターコネクション向けリング型変調器を紹介する。
光源デバイスとして、チューナブルレーザ、100GbE用光源、その応用
として変調方式の工夫によるレーン容量拡大について紹介する。
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(2013年5月24日掲載)
(H25-No.6) 加工・計測
テーマ:微小流体光学
EOSOF2013 ショート速報
興 雄司(九州大学)
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会議名 |
:2nd EOS Conference on Optofluidics
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開催期間 |
:2013年5月13日−15日 |
開催場所 |
:Anaheim Convention Center (Anaheim、CA、米国) |
*要 約*
第2回EOSOFは3日間・1会場で開催された。微小流体光学とも言うべ
きこの分野ではマイクロからサブマイクロの光学を如何に実用的な観
点から捉えるかというエンジニアリング的側面が強い。微小光学でシ
ステムを構成するため、基本的な物理と理想的システムを掛け合わせ
た限界値で良しとするのではなく、実際に構成することでどの様なパ
フォーマンスが達成出来るかを検証する融合科学的研究が多い。例え
ば紙をプラットホームとする表面増強ラマン分光チップの発表などは
その最たるもので、ユニークな発想と実用化のターゲットパフォーマ
ンスのバランスのとれた研究であった。
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(2013年5月31日掲載)
(H25-No.7) ディスプレイ
テーマ:OLED、フレキシブルディスプレイ
SID2013 ショート速報
坂上 恵(九州大学)
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会議名 |
:The Society for Information Display International Symposium, Seminar& Exhibition
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開催期間 |
:2013年5月19日−24日 |
開催場所 |
:Vancouver Convention Centre(バンクーバー、カナダ) |
*要 約*
ディスプレイ関連では最大の学会であるSIDに参加しOLED(有機EL)
材料・デバイス、アクティブ駆動OLED、フレキシブルディスプレイ関
連のシンポジウムを聴講した。テレビ用途についてはコスト低減、大
型基板化への対応が主たる課題であるが、着実に進歩はしているもの
のまだ開発要素が必要であると感じた。バックプレーンに関しては酸
化物TFTの発表がほとんどであり、OLEDをフロントプレーンとしたフ
レキシブルデバイスの開発がOLEDの特徴を生かした取り組みとして企
業の参入数が増えてきている。
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(2013年6月6日掲載)
(H25-No.8) ディスプレイ
テーマ:OLED、フレキシブルディスプレイ
SID 2013ショート速報
佐藤 博茂(メルク株式会社)
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会議名 |
:The Society for Information Display International Symposium, Seminar& Exhibition
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開催期間 |
:2013年5月19日−24日 |
開催場所 |
:Vancouver Convention Centre(バンクーバー、カナダ) |
*要 約*
OLED、酸化物半導体関連のセッションが多く注目を集める中で、今回のシンポジウムでは、“LCD or OLED” をテーマにしたセッションが設けられ、またKeynoteにおいてもどちらが将来のディスプレイ技術の主役になるかについて活発な議論が行われていた。
LCD関連技術に関しては、電極構造の工夫による低温域での応答時間短縮や、量子ドットをフィルムに分散させたフィルムで色域をOLED並に高めるなど、OLEDに見劣りしているとされる特性箇所を着実に埋めている印象を受けた。
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(2013年6月7日掲載)
(H25-No.9) 加工・計測
テーマ:生体医用光学
ECBO ショート速報
岡田 英史(慶應義塾大学)
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会議名 |
:European Conferences on Biomedical Optics
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開催期間 |
:2013年5月12日−16日 |
開催場所 |
:Munich ICM, Messe Munchen (ミュンヘン、ドイツ) |
*要 約*
ECBO 2012 は、OSAとSPIEが共催するバイオ・医療分野への光学技術の
応用に関する欧州会議であり、レーザー・光学関連の見本市・展示会
LASER World of PHOTONICSと同一会場で開催された。細胞から臓器レ
ベルの非常に広いスケールの対象に関する光学技術の応用を網羅した会
議であった。脳機能計測や乳がん診断などを目的とした拡散光イメージ
ングのセッションでは、生体組織内における拡散光伝播の理論解析と画
像再構成法、時間分解計測法などの装置、ヒトを対象とした計測結果な
ど、様々な視点からの報告があり、活発な議論が行われた。
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(2013年6月12日掲載)
(H25-No.10) 光無機材料・デバイス
テーマ:通信用光デバイス・材料
IPRM2013 ショート速報
松田 学(富士通研究所)
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会議名 |
:The 24th International Conference on Indium Phosphide and Related Materials
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開催期間 |
:2013年5月19日−23日 |
開催場所 |
:神戸国際会議場 (神戸市、日本) |
*要 約*
InP 系半導体を中心とした国際会議IPRM2013 は、本年も化合物半導体
国際会議(ISCS)と同時に CSW2013 という形で開催された。光デバイス
関連では、InP 基板上の、デジタルコヒーレント多値変調向け変調器や
受信器および集積素子、光通信用超高速直接変調レーザ、CPUチップ上・
チップ間の短距離伝送向けフォトニック結晶レーザ、1.55 μm 帯量子
ドットレーザなどで進展が見られた。材料関連では、V-X族化合物
半導体ナノワイヤー関連において将来性を期待させる報告があった。
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(2013年6月14日掲載)
(H25-No.11) 情報処理フォトニクス
テーマ:ナノフォトニクス
ICNP2013 ショート速報
田中 拓男(理化学研究所)
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会議名 |
:The International Conference on Nanophotonics 2013
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開催期間 |
:2013年5月19日−23日 |
開催場所 |
:香港理工大学 (香港、中国) |
*要 約*
この国際会議は、ナノフォトニクスとその関連技術に関する会議で、
毎年開催されている。一昨年の上海、昨年の北京に続き、7回目とな
る2013年の会議は香港で開催された。中国、日本、韓国はもちろん、
ヨーロッパ、米国、台湾などから参加者が集まり、活発な会議となっ
た。会議は、ナノフォトニクスに関するトピックスを中心に、新しい
光学現象の発現や、高効率極微光デバイスへの展開、エネルギー変換
デバイスへの応用などの研究成果が報告された。
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(2013年6月14日掲載)
(H25-No.12) 情報処理フォトニクス
テーマ:ナノフォトニクス
SPP6 ショート速報
田中 拓男(理化学研究所)
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会議名 |
:The 6th International Conference on Surface Plasmon Photonics
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開催期間 |
:2013年5月26日−31日 |
開催場所 |
:Delta Ottawa City Center (オタワ、カナダ) |
*要 約*
この国際会議は、表面プラズモンとその関連光学技術に関する会議で、
2年に1回開催されている。前回の釜山に続き、6回目となる2013年の
会議はカナダのオタワで開催された。ヨーロッパ、米国はもちろん、
日本、中国、韓国、台湾などから参加者が集まり、活発な会議となった。
会議は、プラズモニクスやメタマテリアルに関するトピックスを中心に、
新しい光学現象の発見や光機能の提案、原理検証、そしてそれらの光学
デバイスへの応用などの研究成果が報告された。
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(2013年6月14日掲載)
(H25-No.13) 光無機材料・デバイス
テーマ:光デバイス
WPC2013 ショート速報
立野 公男(古賀総研)
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会議名 |
:World of photonics congress 2013, Munich
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開催期間 |
:2013年5月12日−16日 |
開催場所 |
:Messe Munchen(ミュンヘン、ドイツ) |
*要 約*
6つの国際会議が連合して隔年開催されるWorld of Photonics Congress
の2013年度の全発表論文件数は、約2,800件(前回2,500件)、参加者は
約3,500人(前回3,000人)。筆者が調査した半導体レーザの分野では、
105件の論文が発表され、環境計測用量子カスケード半導体レーザ、コム
型半導体レーザ、シリコンフォトニクスを用いた波長多重大容量光イン
ターコネクト用アレー光源など着実な進捗が見られた。
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(2013年7月10日掲載)
(H25-No.14) ディスプレイ
テーマ:印刷エレクトロニクス
LOPE-C2013ショート速報
小笹 健仁(産総研)
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会議名 |
:Large-area, Organic and Printed Electronics Convention
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開催期間 |
:2013年6月11日−13日 |
開催場所 |
:Messe Munchen International (Munich、ドイツ) |
*要 約*
LOPE-Cは、有機エレクトロニクスならびに印刷エレクトロニクス産業に関するEU最大の国際会議ならびに展示会である。会議はビジネス、テクニカル、ならびにサイエンスの3つのカンファレンスで構成される。技術分野としては、有機EL、有機太陽電池、ディスプレイ、センサー、スマートデバイス等のデバイスから印刷やパターニング等のプロセス、および、有機物や導電性ナノインクなどの高機能性材料まで広い範囲に亘って活発な議論がなされた。
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(2013年7月10日掲載)
(H25-No.15) 光無機材料・デバイス
テーマ:光デバイス
CLEO 2013ショート速報
八坂 洋(東北大学)
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会議名 |
:The Conference on Laser and Electro-Optics 2013
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開催期間 |
:2013年6月9日−14日 |
開催場所 |
:San Jose Convention Center (San Jose, CA, 米国) |
*要 約*
キーワードとしてSiフォトニクス、マイクロ・ナノ構造等が挙げられる本会議の光デバイス関連分野の研究報告であるが、特にSi材料を用いた微小光共振器構造を導入した光フィルタや光変調器、小規模光集積回路に関する研究が精力的に進められており、基本デバイスとしての特性向上に重点がおかれた研究報告が数多くなされていた。
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(2013年7月10日掲載)
(H25-No.16) ヒューマンインタフェース
テーマ:イメージセンサ
IISW 2011ショート速報
太田 淳(奈良先端科学技術大学院大学)
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会議名 |
:2013 International Image Sensor Workshop
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開催期間 |
:2013年6月12日−16日 |
開催場所 |
:Snowbird Resort (Utah、USA) |
*要 約*
2年に1回開催されるイメージセンサに特化した唯一の学術会議であるInternational Image Sensor Workshop (IISW)が米国ユタ州Snowbird Resortで6月12日〜16日の4日間にわたり開催された。参加者は150人ほどで、4日間のワークショップでは、微細画素等の画素技術、ノイズ、アバランシェフォトダイオード、3Dカメラ、高速カメラ、グローバルシャッターなど最新のイメージセンサに関するトピックスについて108件(招待講演含む)の発表と活発な議論がかわされた。
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(2013年7月12日掲載)
(H25-No.17) 光エネルギー
テーマ:太陽光発電システム
IEEE-PVSC ショート速報
植田 譲(東京工業大学)
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会議名 |
:39th IEEE PHOTOVOLTAIC SPECIALISTS CONFERENCE
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開催期間 |
:2013年6月17日−21日 |
開催場所 |
:Tampa Bay Convention Center (Tampa, Florida、米国) |
*要 約*
米国タンパで開催された第39回 IEEE PVSCでは、信頼性を扱うArea10
が新設され、これまで同様にシステム技術を扱うArea9とともに、活発
な議論が繰り広げられた。信頼性に関する話題では、屋外評価が長期間
にわたることから40年前の研究からも学ぶべき事は多く、屋内加速試
験による現象把握に加え、屋外における複合要因による劣化や故障をい
かに短い時間の屋内試験で評価するか、という観点からの研究に進捗が
見られた。また、系統連系に関する話題では電圧管理や変動抑制に蓄電
池を用いる例も多く、いよいよ世界的に大量導入時代を迎えている事が
感じられた。
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(2013年7月26日掲載)
(H25-No.18) 光エネルギー
テーマ:化合物薄膜太陽電池
IEEE-PVSC ショート速報
山田 明(東京工業大学)
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会議名 |
:39th IEEE PHOTOVOLTAIC SPECIALISTS CONFERENCE
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開催期間 |
:2013年6月17日−21日 |
開催場所 |
:Tampa Bay Convention Center (Tampa, Florida、米国) |
*要 約*
第39回のIEEE-PVSCが米国タンパにおいて開催された。化合物薄膜
太陽電池の分野は、Cu(InGa)Se2(CIGS)、Cu2(ZnSn)(SSe)4(CZTS)、
CdTeが3本柱である。このうち、CIGS並びにCdTeは既にGWレベル
での量産化が進んでいる。今回、ソーラーフロンティアから30x30 cm2
のサブモジュールにおいて17.8 %、TMSC Solarから17 %(面積未確認:
165x65 cm2か?)、Bosch Solar CISTechから120x50 cm2において平均
14.3 %の変換効率が達成されていることが報告された。またファースト
ソーラからは、小面積ながら19.05 %の変換効率が報告された。CZTSに
関しては、IBMが達成した11.1 %を超える効率向上の報告は無かった。
また、米国の大学から非真空プロセスを用いた報告が多くあり、変換
効率は8〜9 %台が達成されていた。
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(2013年7月19日掲載)
(H25-No.19) 加工・計測
テーマ:テラヘルツ光
CLEO-PR 2013ショート速報
紀和 利彦(岡山大学)
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会議名 |
:The 10th Conference on Lasers and Electro-Optics Pacific Rim |
開催期間 |
:2013年6月30日−7月4日 |
開催場所 |
:京都国際会館(京都、日本) |
*要 約*
CLEO/Pacific Rimは、米国で毎年開催されるCLEOの環太平洋版として開催される国際会議である。アジアを中心に、米国、オーストラリアなどからも多くの参加者があった。対象となる分野は、14トピックにおよぶレーザと電気工学に関する分野を幅広く網羅している。また、本会は通信系の国際会議であるOECC/PSと共同開催されることで、光通信関連の多くの研究者を迎えることができた。参加者数は1468人であり、本家のCLEOをしのぐ盛況さであった。この報告では、光の分野の中でも近年特に産業化が期待され注目されている「テラヘルツ光」分野を中心に報告を行う。
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(2013年7月24日掲載)
(H25-No.20) 光無機材料・デバイス
テーマ:通信用デバイス
OECC/PS2013 ショート速報
小林 亘(NTTフォトニクス研究所)
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会議名 |
:The 18th OptoElectronics and Communications Conference/Photonics in Switching 2013
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開催期間 |
:2013年6月30日−7月4日 |
開催場所 |
:京都国際会館(京都、日本) |
*要 約*
2013年7月開催のOECC/PSにおいて報告された光デバイスに関して、
通信用デバイスの動向を中心にまとめる。InP系材料を用いた光源デバ
イスでは、基本特性の改善に加え、電気実装や光学実装に向けた機能
付加の報告がされた。Siフォトニクス関連の報告では、導波路や変調
器の報告に加え、格子整合で成長した光源の報告がなされた。
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(2013年7月24日掲載)
(H25-No.21) 光通信ネットワーク
テーマ:基幹伝送
OECC/PS 2013ショート速報
谷村 崇仁(富士通研究所)
小山 智史(富士通研究所)
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会議名 |
:The 18th OptoElectronics and Communications Conference/Photonics in Switching 2013
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開催期間 |
:2013年6月30日−7月4日 |
開催場所 |
:京都国際会館(京都、日本) |
*要 約*
7月に京都で開催されたOECC/PS 2013について、主に基幹系システム向けの光伝送技術に関して報告する。前年に引き続き、今回のOECC/PSでは、デジタルコヒーレント技術を基盤とした超100G伝送(400G/1T伝送)技術が多数報告された。高度デジタル信号処理、集積フォトニクス、ネットワークの高効率制御、空間多重技術など、400G/1T伝送を切り開く多数のキー技術が報告された。
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(2013年7月26日掲載)
(H25-No.22) 光通信ネットワーク
テーマ:光アクセス
OECC/PS 2013ショート速報
峯藤 健司(三菱電機株式会社)
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会議名 |
:The 18th OptoElectronics and Communications Conference/Photonics in Switching 2013
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開催期間 |
:2013年6月30日−7月4日 |
開催場所 |
:京都国際会館(京都、日本) |
*要 約*
OECC/PS 2013における光アクセス関連トピックスを報告する。標準化が
完了している10G-EPON、及びXG-PONについては光パワーバジェット拡大
による長延化、多分岐化に関する技術報告が目立った。また、ITU-T/FSAN
で次世代PONとして標準化が進められているTWDM-PON、さらに、その先
の技術であるWDM-PON、OFDM-PONに関する実験結果が数多く報告された。
その他、通信機器の省電力化を目指すグリーンタッチコンソーシアム、
無線アクセスネットワークとの融合をキーワードとした技術報告もあり、
高速・大容量化とは別に光アクセス機器の可用性向上、適用領域拡大の
ための研究として更なる研究の発展が期待される。
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(2013年8月21日掲載)
(H25-No.23) 加工・計測
テーマ:ガラス加工、表面改質ならびに光源技術
LAMP2013 ショート速報
甲藤 正人(宮崎大学)
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会議名 |
:The 6th International Congress on Laser Advanced Materials Processing |
開催期間 |
:2013年7月23日−26日 |
開催場所 |
:朱鷺メッセ(新潟、日本) |
*要 約*
LAMPは微細加工を中心としたLPM2013とマクロ加工を中心とした
HPL2013とのジョイントとして4年に1度開催される国際会議である。
このため、分野もナノ粒子生成、表面修飾・パターニング、内部・表面
改質、穴空け、溝掘り、溶接・接合などの加工技術ならびに光源技術ま
でに至る幅広い範囲に亘っていた。それらの内容についても、学術的な
成果は勿論のこと、産業に直結するような実用的な研究成果、あるいは
実用技術の紹介など、240件の講演があった。
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(2013年9月25日掲載)
(H25-No.24) 光無機材料・デバイス
テーマ: GaN系、可視/紫外域光源
ICNS-10ショート速報
山口敦史(金沢工業大学)
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会議名 |
:10th International Conference on Nitride Semiconductors |
開催期間 |
:2013年8月25日−30日 |
開催場所 |
:Gaylord National Resort & Convention Center (Washington DC、米国) |
*要 約*
ICNS-10は、参加者が約900名という大規模な国際会議となった。光デバイスでは、ほぼ実用レベルの緑色半導体レーザが、c面GaN基板上に実現された。また、白色LEDはSi基板、SiC基板、GaN基板のいずれが低コスト・高効率LEDの基板として相応しいのか意見が分かれており、今後の注目点となりそうである。さらに、この白色LEDで問題となっているDroop現象については、その起源がAuger再結合であるとする説が少なくともこの会議では優勢であった。また、深紫外デバイスの発展も目覚ましく、250nm領域で光励起レーザ発振の発表が相次いだ。
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(2013年9月27日掲載)
(H25-No.25) 情報処理フォトニクス
テーマ: IV族系情報処理フォトニクス
GFP2013ショート速報
馬場 威(光電子融合基盤技術研究所)
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会議名 |
:IEEE 10th International Conference on Group IV Photonics |
開催期間 |
:2013年8月28日−30日 |
開催場所 |
:Grand Hilton Seoul Hotel (ソウル、韓国) |
*要 約*
第10回目となる今年のGFPは、開催地がソウルということもあり、サムソン社が中心となって会議を盛り上げていた。特にバルクシリコン基板を用いた集積チップ開発に注力していた点が印象深い。Kotura社やLuxtera社の招待講演では集積チップやアーキテクチャ開発に関する内容が殆どだったことから、個々のデバイス開発は一段落し、LSIやアーキテクチャの開発に研究のフェーズが完全に移行したことを感じさせた。又、IMEやOPSISが連携しシリコンフォトニクスの新しいプラットフォームを立ち上げようとしており、安価にデバイス開発に取り組める新しい土壌が出来つつあることも印象的だった。このように企業側が積極的に集積チップ開発に取り組む、その一方で、大学側は研究の新しいオリジナリティーを出そうと、模索しているという印象を受けた。特に今回は大学の研究者からグラフェンやプラズモン導波路を用いた光変調器に関する講演が多数あり、デバイス開発研究の新しい方向性を見出そうとする動きがあったが、まだ全くの発展途上であると感じた。
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(2013年9月27日掲載)
(H25-No.26) 光無機材料・デバイス
テーマ: 光無機材料・デバイス
GFP2013ショート速報
藤方 潤一(光電子融合基盤技術研究所)
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会議名 |
:IEEE 10th International Conference on Group IV Photonics |
開催期間 |
:2013年8月28日−30日 |
開催場所 |
:Grand Hilton Seoul Hotel (ソウル、韓国) |
*要 約*
GFP2013が韓国・ソウルで8/28-8/30の3日間開催された。研究動向としては、Siをプラットフォームとした個別光デバイスや光集積回路の発表に加えて、電子回路(LSI)とのインテグレーションに関する発表も増加傾向にあり、基板を部分的にSOI(silicon-on-insulator)にする提案やTSV(基板貫通ビア)を用いたウエハボンディングの提案などがなされた。光変調器に関しては、低電圧化や共振器の波長チューニングによる波長多重光回路とのインテグレーション、Geを用いた吸収型の変調器やグラフェンを用いた変調器の報告もあり、低消費電力化や高集積化に向けた活動が継続して行われている印象であった。
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(2013年10月8日掲載)
(H25-No.27) 光無機材料・デバイス
テーマ: 赤外・ミリ波・テラヘルツ関連
IRMMW-THz 2013 ショート速報
諸橋 功(独立行政法人 情報通信研究機構)
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会議名 |
:The 38th International Conference on Infrared, Millimeter, and Terahertz Waves |
開催期間 |
:2013年9月2日−6日 |
開催場所 |
:Congress Center Mainz: Rheingoldhalle (マインツ、ドイツ) |
*要 約*
ミリ波・赤外・テラヘルツ領域の国際会議であるIRMMW-THz 2013に参加し、最新技術を調査した。今回は540件程度の講演があり、光源やデバイス開発、分光やイメージングなどの各種応用など多岐に渡る講演がなされた。その中でも、テラヘルツ発生・検出デバイス、テラヘルツ通信、テラヘルツ帯標準技術(パワー、周波数)、の中で筆者が気になった講演について報告する。
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(2013年10月9日掲載)
(H25-No.28) 情報処理フォトニクス
テーマ: 相変化材料
EPCOS2013ショート速報
新谷 俊通(産業技術総合研究所)
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会議名 |
:European Phase Change and Ovonic Science 2013 |
開催期間 |
:2013年9月9日−10日 |
開催場所 |
:Jerusalemkirche (Berlin、ドイツ) |
*要 約*
本学会は、相変化材料の基礎・応用に関する研究成果が発表・議論される場である。これまでは、相変化メモリの応用を念頭に置いた発表が多かったが、今年は、新材料の提案や相変化材料の物理などに加え、相変化材料を応用したフォトニックスイッチや、結晶化特性の投入パルス数依存性を利用した新たな演算素子の提案などがあり、少しずつ世界が広がりつつあることを実感できた、有意義な学会であった。
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(2013年10月9日掲載)
(H25-No.29) 光有機材料・デバイス
テーマ: プリンテッドエレクトロニクス
ICFPE2013ショート速報
堤 潤也(産業技術総合研究所)
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会議名 |
:The 2013 International Conference on Flexible and Printed Electronics |
開催期間 |
:2013年9月11日−13日 |
開催場所 |
:The Shilla Hotel (Jeju Island, Korea) |
*要 約*
今回が4回目の開催になるICFPEには世界から1000人もの参加者があり、去年の東京開催時に引き続き、フレキシブル・プリンテッドエレクトロニクスに対する世界的な注目が肌で感じられた。プレナリースピーチでは、サムスンディスプレー、東レ、住友化学のほか、Cambridge大(Prof. Sirringhaus)やIMEC(Prof. Heremans)など、この分野を牽引する企業や研究機関の取り組みが紹介された。セッションは全部で35開催され、ディスプレー・タッチパネル・太陽電池などの用途を想定した印刷製造技術のほか、導電性インクや基材などの各種材料技術、印刷機の性能向上などについての発表があった。また、プリンテッドエレクトロニクス標準化や商業化についてのセッションや、イギリス企業の技術売り込みのセッションも開催され、幅広い議論が展開された。
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(2013年10月15日掲載)
(H25-No.30) 光通信ネットワーク
テーマ: 光アクセス
ECOC2013ショート速報
吉田 智暁(NTT)
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会議名 |
:39th European Conference and Exhibition on Optical Communication |
開催期間 |
:2013年9月22日−26日 |
開催場所 |
:ICC London ExCeL (ロンドン、英国) |
*要 約*
ECOC2013における光アクセス関連トピックスを報告する。標準化作業
中のNG-PON2において有力候補であるTWDM-PONは、従来の伝送実験だ
けでなく標準化動向に合わせた波長帯を用い、システム動作を想定し
た報告が多数を占めた。またWDM-PONはMBH/MFH適用を狙いとしてSCM
を適用した報告が今回も多くなされた。その他、ミリ波、テラヘルツ
波の光無線融合技術、OFDM等変調方式の光アクセス適用技術など幅広
く報告され、本分野の着実な研究成果とさらなる進展が期待される。
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(2013年10月15日掲載)
(H25-No.31) 光通信ネットワーク
テーマ: 光ネットワーク
ECOC2013ショート速報
小田 祥一朗(富士通研究所)
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会議名 |
:39th European Conference and Exhibition on Optical Communication |
開催期間 |
:2013年9月22日−26日 |
開催場所 |
:ICC London ExCeL (ロンドン、英国) |
*要 約*
ECOC2013は光ファイバ通信関連で欧州第一の規模の国際学会であり、
本年は1,100人程度の参加者が集まった。光ネットワーク関連では、
最近盛り上がりを見せているSoftware-defined network 関連を中心
に、Elastic optical network、Flexible grid等に関する報告、議論
が行われた。また、ポストデッドラインセッションにおいて、空間多
重伝送システムが適用された光ネットワークをOpen flowでコントロー
ルするデモンストレーション実験が報告された。将来の光ネットワーク
像の一つが示された点で注目に値する。
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(2013年10月15日掲載)
(H25-No.32) 情報処理フォトニクス
テーマ: シリコンフォトニクス
ECOC2013ショート速報
賣野 豊(PETRA)
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会議名 |
:39th European Conference and Exhibition on Optical Communication |
開催期間 |
:2013年9月22日−26日 |
開催場所 |
:ICC London ExCeL (ロンドン、英国) |
*要 約*
9月22日から26日までの5日間、英国のロンドンでECOC2013が開催
された。シリコンフォトニクス関連の講演は41件と増加傾向だったが、
ポストデッドラインペーパー以外はレビュー的な講演や基礎的な内容
が多く、今年の春のOFC2013で感じたような熱気を感じることは出来
なかった。北米ではデータセンタの帯域や電力問題をビジネスチャン
スと捉え活発な事業化が行なわれているのに対して、欧州では比較的
大学による研究が中心であることによるものかもしれない。
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(2013年10月21日掲載)
(H25-No.33) 光通信ネットワーク
テーマ: 光ファイバ
ECOC2013速報
宮部 亮(古河電気工業株式会社)
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会議名 |
:39th European Conference and Exhibition on Optical Communication |
開催期間 |
:2013年9月22日−26日 |
開催場所 |
:ICC London ExCeL (ロンドン、英国) |
*要 約*
ロンドンで開催されたECOC2013における、光ファイバ関連の主要トピックスを報告する。昨年に引き続き、次世代の大容量伝送媒体と期待される「空間分割多重」伝送のマルチコアファイバや、「モード分割多重」伝送のフューモードファイバが光ファイバ技術の中心であり、活発な議論が交わされた。特に今回は、これらの次世代ファイバの課題である、光増幅や光接続(光結合)、光ファイバ評価の周辺技術の報告が数多く見られ、実用化に向けた検討が着実に進められていることを感じた。
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(2013年11月1日掲載)
(H25-No.34) 光通信ネットワーク
テーマ: 基幹伝送
ECOC2013速報
五十嵐 浩司(大阪大学)
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会議名 |
:39th European Conference and Exhibition on Optical Communication |
開催期間 |
:2013年9月22日−26日 |
開催場所 |
:ICC London ExCeL (ロンドン、英国) |
*要 約*
本稿では、ECOC2013にて報告された基幹伝送関連の論文を紹介する。
基幹伝送関連のポストデッドラインペーパー4件全てが1,000 kmを超
える長距離超大容量伝送実験が報告され、大容量長距離伝送の性能指
標である容量距離積が単一コアファイバ伝送で400 Tbit/s*km、マルチ
コアファイバ伝送ではついに1 Exabit/s*kmに到達した。要素技術の
進展で著しかったのは誤り訂正符号技術である。高性能化だけでなく、
伝搬における非線形効果の補償や変調方式の最適化といった技術との
組合せも検討された。
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(2013年11月7日掲載)
(H25-No.35) 光無機材料・デバイス
テーマ: 光デバイス・モジュール
ECOC2013 ショート速報
菊池 順裕(NTTフォトニクス研究所)
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会議名 |
:39th European Conference and Exhibition on Optical Communication |
開催期間 |
:2013年9月22日−26日 |
開催場所 |
:ICC London ExCeL (ロンドン、英国) |
*要 約*
2013年9月22日〜26日に英国ロンドンにて開催されたECOC2013において報告された光デバイスについて、主にアクティブデバイスを中心に動向をまとめる。レーザ、変調器、受信器など各分野とも低コスト化を志向したものや完成度向上を狙った特性改善など着実な進展を印象付けられた。また、最近多くの機関でシリコンフォトニクスの精力的な研究開発が進められており、今回のECOCでも各分野において数多くの報告がなされた。
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(2013年10月23日掲載)
(H25-No.36) 加工・計測
テーマ: レーザ加工
ICALEO2013 ショート速報
鷲尾 邦彦(パラダイムレーザーリサーチ)
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会議名 |
:32nd International Congress on Applications of Lasers & Electro-Optics |
開催期間 |
:2013年10月 6日−10日 |
開催場所 |
:Hyatt Regency Miami (Miami、FL、米国) |
*要 約*
ICALEOは、LIA(米国レーザ協会)の主催により年1回開催されるレー
ザ加工分野で世界最大級の国際会議である。参加者数及び講演件数は、
ともに昨年よりやや減少した。ドイツからの講演件数は、全体の約3割
を占め、ドイツのダントツ状態が続いている。日本からの講演件数は昨
年に比べて大幅に減少した。会議初日及び最終日のプレナリー講演(全
8件)のうち、中国からの講演は2件(25 %)あったのに対して、日本
からのプレナリー講演件数はゼロ件であり、中国の台頭が印象的であっ
た。技術内容としては、金属のアディティブマニュファクチャリング、
CFPRなど複合材料の加工及び高出力超短パルス加工などの進展が注目
された。
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(2013年10月24日掲載)
(H25-No.37) 情報処理フォトニクス
テーマ: 光メモリ
ISOM'13 ショート速報
的場 修(神戸大学)
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会議名 |
:International Symposium on Optical Memory 2013 |
開催期間 |
:2013年8月 8日−22日 |
開催場所 |
:Yonsei International Campus (インチョン市、韓国) |
*要 約*
2013年8月にインチョン市のYonsei大学にて開催された光メモリの
国際会議ISOM’13において報告された光メモリの最新の技術動向を
まとめる。本年度は、アーカイブ用途への方向性が進められると同
時に、4層以上の超多層メディアに対する技術進展も伺える。また、
光ディスク技術のバイオ応用への展開など成熟した技術の他分野へ
の応用展開が行われており、この分野の広がりが期待できる。
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(2013年11月12日掲載)
(H25-No.38) 光エネルギー
テーマ: 評価技術
EUPVSEC ショート速報
菱川 善博(産業技術総合研究所)
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会議名 |
:28th European Photovoltaic Solar Energy Conference and Exhibition |
開催期間 |
:2013年9月 30日−10月4日 |
開催場所 |
:Parc des Expositions Paris Nord Villepinte(パリ、フランス) |
*要 約*
欧州で毎年開催されている太陽光発電分野の国際会議であり、最近では
太陽光発電に関する世界最大の会議となっている。会議への参加者は事
前登録ベースで3,756 名、発表論文数は1,620件と前回のフランクフル
ト会議(同4,024名、1,572件)とほぼ同程度の規模であった。会議で
は結晶Si、VX族や各種薄膜太陽電池ともに最高効率の更新等高性能化
の発表とともに、評価、信頼性、システム、標準化に関する発表も益々
注目を集めた。展示会においては結晶Si太陽電池を中心とした製造設備
関係の展示は減少し、発電量評価・システム評価・信頼性評価に関する
展示は相対的に増加した。ここでは筆者が主に参加聴講した評価関係の
トピックスについて述べる。
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(2013年11月18日掲載)
(H25-No.39) 光エネルギー
テーマ: 結晶シリコン太陽電池
PVSEC23ショート速報
小椋 厚志(明治大学)
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会議名 |
:The 23rd International Photovoltaic Science and Engineering Conference |
開催期間 |
:2013年10月 28日−11月1日 |
開催場所 |
:Taipei International Conventional Center (台北、台湾) |
*要 約*
2013年10月28日から11月1日まで台北で開催されたPVSEC23(The 23rd International Photovoltaic Science and Engineering Conference)より、特に結晶シリコン太陽電池に関する動向に焦点を絞って報告する。トピックスは1)変換効率25%に迫る超高効率太陽電池、2)量産展開が容易(Industrial Feasible)な技術による変換効率20%を超える高効率太陽電池、3)変換効率の向上を支える個別の材料・プロセス技術の進展に大別することが出来る。本速報ではそれぞれに関して簡単に内容を紹介する。
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(2013年11月25日掲載)
(H25-No.40) 加工・計測
テーマ: 高出力固体レーザ技術
ASSL2013ショート速報
時田 茂樹(大阪大学)
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会議名 |
:The 23rd International Photovoltaic Science and Engineering Conference |
開催期間 |
:2013年10月 27日−11月1日 |
開催場所 |
:Paris Marriott Rive Gauche Hotel and Convention Center(パリ、フランス) |
*要 約*
ASSLは1985年から続く米国光学会の固体レーザに関するトピカルミーティングである。本会議は毎年開催されており、今回より他の二つの会議を併催することで、合計で400件近くの講演数へと大幅に規模を拡大した。欧米を中心に、日本、中国、韓国などのアジアからも多くの参加者があった。高出力固体レーザの話題を中心に、コヒーレントビーム結合、ファイバレーザ、非線形変換、導波路レーザ、レーザ結晶、レーザ応用など、先端光源開発に関する最新の研究成果が報告された。
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(2013年12月11日掲載)
(H25-No.41)情報処理フォトニクス
テーマ: 相変化材料・デバイス
PCOS2013 ショート速報
山田 昇(京都大学)、桑原正史(産総研)
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会議名 |
:The 25th Symposium on Phase Change Oriented Science |
開催期間 |
:2013年11月 28日−11月29日 |
開催場所 |
:ホテル瑞鳳(仙台、日本) |
*要 約*
PCOSは「物質の相変化(構造変化)」をキーワードに、さまざまな分野からの研究者・技術者がタイムリーなトピックスを持ち寄り議論する会議である。小規模であるが、その利点を生かし、「温泉地での会議とアットホームな懇親会」を通じた人的ネットワーク形成への心配りが大切にされている。近年は、かつての光ディスク開発を主軸とする会議から、より基礎的な研究へと大きく変化している。今回は、相変化材料の基礎物性、構造解析、光と電子の相互作用の物理、新材料組成、超構造、不揮発性固体メモリ等、多岐に渡る報告があった。昨年から導入されたポスターは主に大学院学生の研究報告の場として有効に活用され、熱心な議論は本分野の明るい将来性を感じさせた。
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(2013年12月19日掲載)
(H25-No.42)光エネルギー
テーマ: 有機系太陽電池の進展
DSC-OPV8 ショート速報
加藤 直彦(豊田中央研究所)
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会議名 |
:The 8th Aseanian Conference on Dye-sensitized and Organic Solar |
開催期間 |
:2013年11月 23日−11月25日 |
開催場所 |
:Busan Bexco , Busan Exhibition & Convention Center (釜山、韓国) |
*要 約*
DSC-OPV8は、色素増感太陽電池(DSC)及び有機薄膜太陽電池(OPV)に関
するアセアン会議である。本会議では、DSC&OPVに加えて、有機ハロゲ
ン化鉛を用いた全固体ペロブスカイト太陽電池の報告件数が大幅に増加
した。本太陽電池での従来のトップ変換効率η=15%は更新されなかっ
たが、従来とは異なる構成材料(電子輸送層/界面層/ペロブスカイト/
正孔輸送層)のセル構成でも10%を超えるηの報告が相次いだ。一方
DSCでは、新規な長波長色素を用いたηの向上やアンカー基を改良した
色素による耐久性向上(電解液系)が報告された。OPVは直列構造や塗
布プロセスの改良でモジュールη=9%(世界最高)に向上した。
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(2013年12月26日掲載)
(H25-No.43)ディスプレイ
テーマ: LCT関連
IDW’13ショート速報
岡田 裕之(富山大学)
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会議名 |
:The 20th International Display Workshops |
開催期間 |
:2013年12月 4日−6日 |
開催場所 |
:札幌コンベンションセンター(札幌、日本) |
*要 約*
第20回ディスプレイ国際ワークショップ(IDW'13)が2013年12月4日〜6日に札幌のコンベンションセンターで開催され、参加者は1,150名程度であった。今回は、会議開催20周年ということで、個々のメーカーが独自性を主張しながら、次のフェーズを目指した各種ディスプレイに関する発表があった。LC Science and Technologies (LCT) Workshop (WS)では、"What's the Next Display?"と題して、Keynoteと招待講演より成るSpecial Sessionを企画した。全体で81件、Oral 7セッション25件、そしてPoster56件が講演された。WSの参加者は190名(最大)と、様々な次世代液晶技術が有ることを示す会議であった。
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(2013年12月26日掲載)
(H25-No.44)ディスプレイ
テーマ: OLED関連
IDW’13ショート速報
中 茂樹(富山大学)
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会議名 |
:The 20th International Display Workshops |
開催期間 |
:2013年12月 4日−6日 |
開催場所 |
:札幌コンベンションセンター(札幌、日本) |
*要 約*
IDWは毎年日本国内で開催されているディスプレイに関するワークショップであり、今回は第20回目の節目の年であった。3日間で15のワークショップによるセッションと3つのトピカルセッションが開催された。その中のOLEDワークショップは2001年のトピカルセッションから始まり、今年で13回目である。オーラルセッションの内容は材料、デバイス技術、バックプレーン技術、プロセス技術、照明について講演があり、これらの内容を中心について報告する。
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(2013年12月26日掲載)
(H25-No.45)ディスプレイ
テーマ: 要素材料、量子ドット関連
IDW’13ショート速報
長谷川 雅樹(メルク)
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会議名 |
:The 20th International Display Workshops |
開催期間 |
:2013年12月 4日−6日 |
開催場所 |
:札幌コンベンションセンター(札幌、日本) |
*要 約*
量子ドットのFPDへの躍進が目覚ましい。蛍光体としてバックライトに応用された製品がすでに市販されているが、これを用いたLEDも開発が進んでおり、より色純度の高い光源として期待される。また、溶液ベースの酸化物半導体も特性が向上しており、製品への応用が期待される。これに加え、FPDの生産に関連する材料や要素部品の進歩によるFPDの特性向上や生産コストの低減の効果も報告され、FPD産業の裾野の広さを実感した会議であった。
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(2014年 1月30日掲載)
(H25-No.46)フレキシブルエレクトロニクス
テーマ: 光有機材料・デバイス
IDW’13ショート速報
日下 靖之(産業技術総合研究所)
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会議名 |
:The 20th International Display Workshops |
開催期間 |
:2013年12月 4日−6日 |
開催場所 |
:札幌コンベンションセンター(札幌、日本) |
*要 約*
今回が 20回目の開催になる IDWでは、フラットパネルディスプレイ関連技術を中心に製造技術全般、有機EL照明、酸化物半導体、仮想現実・拡張現実生成システム等も含め、情報表示端末全般をテーマとして議論が行われた。ここでは、フレキシブルディスプレイの開発動向に絞って、報告者が取り組んでいる印刷エレクトロニクス技術と既存技術をベースとした製造法との対比を交えながら報告する。最後にウェットプロセスを用いたカーボンナノチューブ透明導電膜の製造技術についても触れる。
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(2014年 2月27日掲載)
(H25-No.47)バイオメディカル
テーマ: 加工・計測
PW BiOS 2014ショート速報
石井克典(大阪大学)
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会議名 |
:SPIE Photonics West BiOS 2014 |
開催期間 |
:2014年2月1日−6日 |
開催場所 |
:The Moscone Center (San Francisco、CA、アメリカ) |
*要 約*
BiOS 2014は例年通り、光音響法、光コヒーレンストモグラフィー、多光子顕微鏡といったイメージング・顕微鏡・診断に関する演題が多かった。光音響法のカンファレンスは演題数226に達し、BiOSのメインとなった。光音響法は酸素飽和度の画像化、治療のリアルタイムモニタリング、動脈硬化プラークの血管内診断などがトピックスであった。また、がんの光線力学治療のカンファレンスはやや勢いを取り戻し、薬剤耐性がん細胞に対する治療効果や腫瘍微小環境のモニタリングなどがトピックスであった。伝統ある光−生体相互作用のカンファレンスは25周年を迎え、生体組織光学のリーダーらにより研究の歴史が紹介された。
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(2014年 3月28日掲載)
(H25-No.48)光通信ネットワーク
テーマ: 光ネットワーク
OFC2014 ショート速報
曽根 恭介(富士通研究所)
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会議名 |
:The Optical Fiber Communication Conference and Exposition |
開催期間 |
:2014年3月 9日−13日 |
開催場所 |
:Moscone Center (San Francisco、CA、米国) |
*要 約*
2014年3月9〜13日に米国サンフランシスコにて開催されたOFC2014
における光ネットワークに関する技術動向について報告する。光ネッ
トワーク分野については、SDN(Software-Defined Networking)に関
する発表が引き続き活発で、高い注目を集めていた。その中で、光ネッ
トワークにおけるSDN適用のメリットをより高めるため、VON(Virtual
Optical Network)が提案されており、数多くの発表があった。また、
急増するモバイルトラフィックに対応するため、アクセスネットワー
クに関する発表が数多くあり、その領域へのSDNの適用も議論が活発
であった。
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(2014年 3月28日掲載)
(H25-No.49)光通信ネットワーク
テーマ: 基幹伝送
OFC2014 ショート速報
有川 学(日本電気)
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会議名 |
:The Optical Fiber Communication Conference and Exposition |
開催期間 |
:2014年3月 9日−13日 |
開催場所 |
:Moscone Center (San Francisco、CA、米国) |
*要 約*
2014年3月9〜13日に米国・サンフランシスコにて開催されたOFC2014
について、基幹伝送関連の注目トピックスを紹介する。空間多重伝送技
術では、マルチコア&マルチモードファイバを用いた空間多重数36の超
高密度空間多重伝送が報告された。一方の、通常の単一コアシングル
モードファイバ伝送でも、高度な符号化変調技術や高シンボルレートの
多値変調信号生成技術などの報告が数多く行われ、着実な進展を見せて
いる。両伝送路ともに、デジタル信号処理技術の果たす役割が拡大して
いる。
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(2014年 3月31日掲載)
(H25-No.50)光通信ネットワーク
テーマ: 光アクセス
OFC2014 ショート速報
石井 健二(三菱電機)
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会議名 |
:The Optical Fiber Communication Conference and Exposition |
開催期間 |
:2014年3月 9日−13日 |
開催場所 |
:Moscone Center (San Francisco、CA、米国) |
*要 約*
OFC2014における光アクセス関連のトピックスを紹介する。現在ITU-T/
FSANで標準化が進められているNG-PON2に向けたTWDM-PONの実用化検
討が加速し、OLT/ONU用トランシーバの試作開発結果やMACまでを搭載
した試作機による動的波長・帯域割り当てのデモンストレーションが
報告された。一方、次世代のPONシステムを志向した、OFDM技術、デ
ジタル信号処理やコヒーレント技術の適用検討が数多く報告され、本
分野の着実な研究成果とさらなる進展が期待される。
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