第15回櫻井健二郎氏記念賞
(1999年12月 3日掲載)

 第15回 櫻井賞 石川氏および太田氏、島崎氏、粟野氏の2件4氏に



櫻井健二郎氏記念賞受賞者(前列)
(1999/12/1 第19回光産業技術シンポジウム会場にて)

 第15回(平成11年度)櫻井健二郎氏記念賞は、東京大学の石川正俊氏および日立マクセル株式会社・太田憲雄氏、 島崎勝輔氏、粟野博之氏の2件、4氏に授与された。
 櫻井健二郎氏記念賞は、当協会の理事であった櫻井健二郎氏が光産業の振興に果たされた功績をたたえるとともに、光産業および光技術の振興をはかることを目的として創設されたもので、過去14回の表彰で13名、13グループ、延ベ52名が受賞している。

 今年度第15回の櫻井賞は、光産業および光技術の分野において先駆的役割を果たした1994年以降の業績を対象に、応募8件の中から厳正に選考された。

 受賞の栄にかがやいた石川正俊氏の受賞理由は「光・電子融合による並列処理および光インタコネクションの有効性を「光アソシアトロン」,「光電子並列マシンを具現化したSPE-U」や「超並列・超高速ビジョンチップ」等の先進的システムの実現によって明らかにし,光情報処理技術の研究開発に多大な貢献をした。」というものである。

一方の太田憲雄氏と島崎勝輔氏と粟野博之氏は「光磁気ディスクの高密度化を実現する技術として多値記録,磁区拡大再生方式「MAMMOS」を提唱,これによりハードディスクを越える大容量化への道筋を示すことで,次期メモリ技術の研究開発に多大な貢献をした。」というのが、受賞理由である。

 4氏に対する表彰は、12月 1日に開催された第19回光産業技術シンポジウムの席上行われ、櫻井健二郎氏記念賞委員会委員長田中昭二氏(超電導工学研究所長)から賞状、メダル、賞金がそれぞれに手渡された。


石川正俊氏
略歴
1977年 東京大学大学院計数工学専門課程修了。1979年 通商産業省工業技術院製品科学研究所入所。1999年  東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻教授 現在に至る。専門分野は光コンピューティング、超並列ビジョン。


太田憲雄氏
略歴
1975年 東北大学大学院修了・理学博士。同年 日立製作所中央研究所入社。1990年 日立マクセル(株)筑波研究所部長。1991年 東北大学金属材料研究所客員教授。1996年 日立マクセル(株)筑波研究所 現在に至る。最近の研究テーマ:超高密度光磁気記録(MO,相変化)、新コンセプト磁気記録デバイスなど。


島崎勝輔氏
略歴
1985年 早稲田大学大学院理工学研究科博士課程前期修了。(物理及び応用物理学専修)1986年 日立マクセル(株)入社筑波研究所配属。1996年博士(工学)学位取得(早稲田大学)。現在 日立マクセル(株)筑波研究所主任研究員 専門分野は光磁気記録。最近の研究テーマ 超高密度光磁気記録。


粟野博之氏
略歴
1990年 日本大学大学院理工学研究科電子工学専攻 博士後期課程修了。同年(株)日立製作所中央研究所入所。 1996年 日立マクセル(珠)筑波研究所へ転属。現在 日立マクセル(株)筑波研究所主任研究員 工学博士。 専門分野は光・磁気記録、磁性人工格子薄膜形成とその物性。

櫻井賞受賞者リスト

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