2022年度 国際会議速報

2022629日更新)

 

(2022 426日配信)

2022-No.01) 光エネルギー
テーマ:結晶シリコン太陽電池
SiliconPV 2022ショート速報

立花 福久(産業技術総合研究所)

会議名 :

12th International Conference on Crystalline Silicon PhotovoltaicsSiliconPV 2022

開催期間:

2022328日−41

開催場所:

KonstanzGermany Hybrid


-要 約-

本年のSiliconPV 2022npv workshopbifiPV workshopとの共同開催で,ハイブリット会議として開催された。オンサイトはドイツのUniversity of Konstanzで行われ,オンライン参加者はzoomシステムから発表および聴講を行った。結晶シリコン太陽電池に関するウエハ作製からモジュールの設置後の利用状況までの様々な分野での学術的議論や企業からの報告があった。新規技術の報告だけでなく,カーボンニュートラルに向けた太陽電池の大量導入を支えるための持続可能なセルおよびモジュールの作製に向けたプロセス改善,設置形態の検討例なども多数報告された。

(2022 63日配信)

2022-No.02) 光加工・計測
テーマ:レーザ加工
COLA 2021/2022
ショート速報

寺川 光洋(慶應義塾大学)

会議名 :

16th International Conference on Laser AblationCOLA 2021/2022

開催期間:

2022424日−29

開催場所:

くにびきメッセ(松江市)/ Hybrid


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要 約-

ハイブリッドの開催形式にて,レーザアブレーション国際会議(COLA)が開催された。会議名にアブレーションを冠しているものの,COLAはレーザ加工の基礎から応用まで幅広い研究成果が発表される会議である。材料表面研磨,レーザドーピング,三次元造形等の分野における新しい研究成果が発表されるとともに,従来研究分野のさらなる発展内容が報告された。開催地である松江では国内外から90人の現地参加者があり,参加者の交流と議論,企業展示,現地ポスターセッションといった国際会議らしさを実感した一週間であった。

(2022 63日配信)

2022-No.03) レーザ加工・計測
テーマ:レーザ加工]
SLPC2022
ショート速報

甲藤 正人(宮崎大学)

会議名 :

The 4th Smart Laser Processing ConferenceSLPC2022

開催期間:

2022419日−21

開催場所:

パシフィコ横浜(横浜市)/ Hybrid


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要 約-

SLPC20223日間の日程で,リアルタイムでのハイブリッド形式において開催された。本会議では学術的な研究から産業応用技術について,ミクロからマクロの領域に至る幅広いレーザプロセッシングに関する研究開発に関する講演がなされた。中でも,従来よりも短い波長や複数の波長のレーザによる加工において,技術開発ならびに社会実装が進んでいる印象を受けた。また,AI等を用いた加工の最適化や,レーザ除草などの新しい技術開発も発表され,レーザの特長を活かした技術開発の進展をリアルに体感できた会議であった。

(2022 63日配信)

2022-No.04) 光エネルギー
テーマ:集光型・赤外線発電型太陽電池
CPV-18/TPV-13
ショート速報

荒木 建次(宮崎大学)

会議名 :

18th International Conference on Concentrator Photovoltaic SystemsCPV-18)/13th World Conference on Thermophotovoltaic Generation of ElectricityTPV-13

開催期間:

2022425日−27

開催場所:

ホテルメリージュ(宮崎市)/ Hybrid


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要 約-

集光型太陽光発電(CPV: Concentrator Photovoltaic)は太陽光を集光して発電する。熱源から放射される赤外光も同程度なエネルギー密度となる。赤外線に感度領域を持つ集光型太陽電池で発電することもできる。これがTPVThermophotovoltaic)だ。CPVではマイクロCPV技術の実用化が中心となった。TPVでは,蒸気タービンを凌駕する発電効率が得られ,実用化を探ってさまざまなシステムが議論された。高温の可動部がなく,高効率であり,蓄熱を利用した低コスト蓄電などの応用が期待される。小型原子炉とも相性が良い。出遅れ感はあるが, III-V族太陽電池の独自技術が日本にあり(産総研など),巻き返しが期待できる。

(2022 63日配信)

2022-No.05) 情報処理フォトニクス
テーマ:情報フォトニクス
OPIC2022
ショート速報

小倉 裕介(大阪大学)

会議名 :

OPTICS & PHOTONICS International Congress 2022OPIC2022

開催期間:

2022418日−22

開催場所:

パシフィコ横浜(横浜)/ Hybrid


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要 約-

OPICは光学やフォトニクスに関する日本では最大の国際会議で16の専門会議で構成されている。本稿では,専門会議の一つであるInformation PhotonicsIP)について報告する。本会議は対面とオンラインのハイブリッド形式で開催され,ジョイントセッションを含めて45件(うち招待講演13件)の発表がなされた。近年の傾向を継続し,ディジタルホログラフィ,ディスプレイ,計算イメージングなどが多く報告された。また,AI技術が様々な形で取り入れられるとともに,光を用いたニューラルネットワークの研究などにも新技術が見られた。

(2022 617日配信)

2022-No.06) 光材料・デバイス
テーマ:光デバイス
CLEO 2022ショート速報

土居 芳行(日本電信電話株式会社)

会議名 :

Conference on Lasers and Electro-Optics 2022CLEO 2022

開催期間:

202251520

開催場所:

San Jose McEnery Convention CenterSan JoseCA,米国)/ Hybrid


-要 約-

Conference on Lasers and Electro-OpticsCLEO)は,アメリカ光学会Optica(旧OSA)が主催する,光技術全般を網羅する世界有数の国際会議の1つである。今年はCLEO 2019以来,3年ぶりの現地開催が盛り込まれた。全2,000件以上の講演が行われ,レーザ科学,量子光学,バイオフォトニクス,光通信などにおける最先端研究が報告された。本稿は光デバイス技術に焦点を当てつつ,半導体レーザ,メタサーフェス,コンピューティング等に関する研究成果を紹介する。

(2022617日配信)

2022-No.07) 光エネルギー
テーマ:カルコゲナイド薄膜太陽電池材料
E-MRS 2022 Spring Meetingショート速報

石塚 尚吾(産業技術総合研究所)

会議名 :

The 2022 Spring Meeting of the European Materials Research SocietyE-MRS 2022 Spring Meeting

開催期間:

2022530日−63

開催場所:

Virtual Conference


-要 約-

本来であればストラスブール(フランス)で開催される,材料研究の分野では世界最大規模の国際会議E-MRSであるが,2022年は早々にオンライン開催が決定した。シンポジウムKでは,Cu(In,Ga)Se2Cu2ZnSn(S,Se)4CdTe,およびSb系化合物などカルコゲナイド薄膜太陽電池材料が扱われる。投稿数は99件で,コロナ禍以前(2018年)の1/3に留まっている。本会議は招待講演11件,口頭発表40件,ポスター発表35件という構成内訳で開催された。Cu(In,Ga)Se2系ではAg添加効果に関する講演が多く見られたほか,Cu2ZnSn(S,Se)4系ではGeや遷移金属の添加効果など,不純物ドーピング効果に関する研究がトレンドとなっていた。

(2022 627日配信)

2022-No.08) 光エネルギー
テーマ:ペロブスカイト太陽電池
HOPV22ショート速報

中村 智也(京都大学)

会議名 :

The 15th International Conference on Hybrid and Organic Photovoltaics HOPV22

開催期間:

2022523日−25日(online2022519日−20日)

開催場所:

Valencia,スペイン+online


-要 約-

15Hybrid & Organic PhotovoltaicsHOPV22)は,オンライン形式で519日−20日,スペインのバレンシアにおいてハイブリッド形式で523日−25日の,計5日間の日程で開催された。近年は,ハロゲン化金属ペロブスカイト半導体を光吸収層に用いたペロブスカイト太陽電池に関する報告が多くを占めている。本年度の特徴として,鉛ペロブスカイト太陽電池の光電変換効率が理論限界に近づいてきており,効率競争から,より実用化を指向した,本太陽電池の安定性の向上(高耐久化)に焦点を当てた研究報告が多くなっている印象を受けた。また,さらなる高効率化を目指したタンデムセルの開発研究や,鉛フリー材料を用いた太陽電池の高効率化に焦点を当てた研究も活発化している。本稿では,特にペロブスカイト太陽電池の高耐久化に向けた開発研究の動向について取り上げる。

(2022 627日配信)

2022-No.09) 光材料・デバイス
テーマ:OLED材料
SID Display Week 2022ショート速報

秀雄(コニカミノルタ株式会社)

会議名 :

Society for Information Display's Display Week 2022

SID Display Week 2022

開催期間:

202258日−513

開催場所:

San JoseCA,米国/Hybrid


-要 約-

SID Display Week 2022について報告する。コロナ禍の影響が続く中,2022年はハイブリッド開催として202258日−513日に開催された(現地:米国カリフォルニア州のサンノゼ)。本会議では多岐にわたるディスプレイ技術が議論されるが,本稿ではOLEDOrganic Light Emitting Diode:有機EL)の材料技術に焦点を当て,印象に残ったものを紹介する。

(2022 629日配信)

2022-No.10) UIIoT
テーマ:トレンド,マイクロLEDなど
SID Display Week 2022ショート速報

佐藤 孝(シャープディスプレイテクノロジー株式会社)

会議名 :

Society for Information Display's Display Week 2022

SID Display Week 2022

開催期間:

202258日−13

開催場所:

San Jose Convention CenterSan JoseCA,米国)


-要 約-

新型コロナ(COVID-19)の影響で2年連続オンライン開催であったが,3年ぶりの現地開催(San JoseCA)となったSID Display Week 2022では,メタバースをはじめ様々なアプリケーションにおいて,高精細,高速応答,軽量化,低消費電力といった高性能ディスプレイを要望する発表が注目を集めた。その要望に応えるべくQD-EL,マイクロLEDµLED),OLEDLCDの各分野で材料,プロセス,デバイスを中心とした数多くの報告,展示が行われた。

(2022 629日配信)

2022-No.11) 光加工・計測
テーマ:レーザ加工
LPM 2022ショート速報

寺川 光洋(慶應義塾大学)

会議名 :

The 23nd International Symposium on Laser Precision MicrofabricationLPM 2022

開催期間:

202267日−10

開催場所:

ドレスデン,ドイツ/Hybrid


-要 約-

67日から10日まで,ドイツ・ドレスデンにてレーザ精密微細加工国際シンポジウム(LPM2022が開催された。マイクロからナノメートルスケールの微細加工を中心としてレーザ加工における相互作用の基礎,高機能材料の加工,産業用レーザ加工技術まで幅広く議論され,除去加工,成形加工,付加加工,表面改質等,将来のレーザ加工も含めた新規な加工法の提案も多い会議であった。ハイブリッド開催であったものの,約100件の一般口頭発表のうち現地発表が7割以上を占め,既にアフターコロナに移りつつある様子がみられた。GHzの高繰返し周波数フェムト秒レーザパルスを用いた加工,高分子材料の三次元造形,導電性微細構造の作製等,各分野における最新の研究発表が行われた。

 


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