平成30年度 国際会議速報

(2018年6月14更新)

(2018年 4月13日掲載)
(H30-No.1)光UI・IoT
テーマ:光化学センサ
EUROPTRODE2018ショート速報
渡辺 尚志(パナソニック)
会議名 :EUROPT(R)ODE XIV
開催期間 :2018年3月25日〜28日
開催場所 :The Royal Continental Hotel(Napoli、Italy)

-要 約-
 EUROPT(R)ODE 2018は光学的化学センサ及びバイオセンサに関する国際学会。従来は分析ができなかった化合物を検出することを目的とした化学分析の基礎的な研究とともに、化学分析をより日常的な用途に応用するような取り組みが多く報告された。化学分析が実験室を離れて、生産の現場や日常生活で用いられる技術として可能性が広がってゆく可能性を感じた。本報告では、これらの光化学センサの民生用のセンシング技術に関するトッピクスについて報告する。
(2018年 4月25日掲載)
(H30-No.2)光エネルギー
テーマ:集光型太陽光発電
CPV-14ショート速報
荒木 建次(豊田工業大学)
会議名 :14th International Conference on Concentrator Photovoltaic Systems
開催期間 :2018年4月16日〜18日
開催場所 :プエルトリャノ、スペイン

-要 約-
 太陽電池・太陽光発電分野では中国製結晶Si太陽電池の一強が続いており、太陽光発電関係の学会は退潮傾向にある。その中で、集光型太陽光発電関係は昨年と変わらない参加者を集め、堅調に技術開発が進んでいる。発電効率50%の大台も近づいた印象だ。日本勢も住友電工がモロッコなどで順調に高効率発電実績を積み、パナソニック(招待講演)も革新的なマイクロCPVの製品開発を進めている。電機・電子・素材・光学・機械の統合が必要な分野であり、まだまだ国内産業も一矢報いる機会がある。
(2018年6月1日掲載)
(H30-No.3)光材料・デバイス
テーマ:光デバイス・ナノフォトニクス
CLEO2018ショート速報
宮田 将司(日本電信電話株式会社)
会議名 :The Conference on Lasers and Electro-Optics 2018
開催期間 :2018年5月13日〜18日
開催場所 :San Jose、CA、米国

-要 約-
 CLEOは、最先端の光科学技術全般をカバーする著名な国際会議である。今年は例年通り、米国サンノゼのSan Jose Convention Centerで開催された。CLEO2018は、Fundamental Science、Science and Innovations、Applications and Technologyの3つのパートから構成されており、全体で2,231件の講演が行われ、参加者数は約4,400人であった。また、200社を超える企業が参加する展示会も併設され、例年通り、基礎から応用、実用技術まで網羅する世界有数の国際光フォーラムであった。本報告では、筆者が聴講した光デバイスやナノ・マイクロフォトニクスの分野を中心に、最新トピックや注目された講演を紹介する。
(2018年6月6日掲載)
(H30-No.4)光加工・計測
テーマ:光センシング
APOS2018ショート速報
水野 洋輔(東京工業大学)
会議名 :The 7th Asia-Pacific Optical Sensors Conference
開催期間 :2018年5月28日〜31日
開催場所 :くにびきメッセ、松江、日本

-要 約-
 APOSは、光センシングに関するアジア太平洋地域を中心とした国際会議である。今回、7回目にして初めて日本(島根県松江市)で開催された。全ての口頭講演がシングルセッションで行われるのが特徴である。1件のプレナリー講演と9件の招待講演を含めて、計147件の講演(口頭56件、ポスター91件)が行われ、200名近くの参加者があった。また、国内外の10社が参加する展示会も併設され、盛況であった。本報告では、筆者の専門に近い光ファイバセンシング分野を中心に、最新トピックや興味深い講演をいくつかピックアップして紹介する。
(2018年6月12日掲載)
(H30-No.5)光UI・IoT
テーマ:3D Light-Field and Autostereoscopic Displays
SID2018ショート速報
高田 英明(日本電信電話株式会社)
会議名 :The Society for Information Display International Symposium,Seminar & Exhibition
開催期間 :2018年5月20日〜25日
開催場所 :Los Angeles Convention Center、CA、米国

-要 約-
 2018年5月20日〜25日に米国ロサンゼルスで開催された、SID Display Week 2018のSymposiumの発表の中から3D Light-Field and Autostereoscopic Displaysのセッションについて、動向と注目した発表およびExhibitionにおける関連展示について報告する。人の視覚のメカニズムを活用した裸眼3D表示の原理および画質向上手法、観察者位置のトラッキングによる超多眼/ライトフィールドディスプレイの輻輳調節矛盾の解決に向けた提案、3D映像の高解像度化の実現手法など、視覚からセンシングまで含めた幅広い分野の技術や知見を取り込んだ研究が盛んに議論されていた。
(2018年6月14日掲載)
(H30-No.6)光UI・IoT
テーマ:次世代ディスプレイ
SID2018ショート速報
長谷川 雅樹(メルクパフォーマンスマテリアルズ)
会議名 :The Society for Information Display International Symposium,Seminar & Exhibition
開催期間 :2018年5月20日〜25日
開催場所 :Los Angeles Convention Center、CA、米国

-要 約-
 聴講者が多かったセッションは、micro-LED、量子ドット、AR/VR用ディスプレイ、OLEDで、昨年と同様の傾向であった。OLEDはセッション数は多いものの研究開発から製品化にシフトしたためか若干聴講者が減ったようであった。LCDは1968年のRCAによる動的散乱モードの発表から50年を記念してセッションが組まれ、LCDの発展に大きく寄与した発明の当事者が当時を振り返りながら講演を行った。量子ドット材料の特性は向上したが、大きな課題は変わらずCd-freeと青色の寿命であった。LCDはAR/VRの要求からさらなる高速応答が求められ、それに対応する技術が報告された。展示では、JDIが8K-LCDを用いたライトフィールドディスプレイで3D静止画と動画を展示していた。
(2018年6月14日掲載)
(H30-No.7)光材料・デバイス
テーマ:化合物半導体光デバイス・材料
CSW2018ショート速報
王 学論(産業技術総合研究所)
会議名 :Compound Semiconductor Week 2018
開催期間 :2018年5月29日〜6月1日
開催場所 :Massachusetts Institute of Technology、MA、米国

-要 約-
 CSWは、化合物半導体の結晶成長、物性評価、デバイス応用について議論する40年以上続いた歴史のある国際会議である。今年の会議には、世界25の国・地域から約400名の参加者があり、約330件(招待講演48件、一般投稿287件)の論文が報告された。今年の会議の一つの大きな特徴は、近年のIoTセンシングや大容量・高速光通信の需要の高まりを反映し、テラヘルツ〜中赤外波長帯の発光デバイスおよびSi基板上への化合物半導体光デバイスのモノリシック集積関連の発表が多かったという点である。本稿では、会議で報告された光デバイス・材料関連の発表について、印象に残ったものをピックアップして紹介する。


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