平成19年度「主要な国際会議にみる先端光研究の動向調査」報告

(2008年 5月26日更新)
(2007年 4月 5日掲載)
(H19-No.1)第2分野 光通信ネットワーク

OFC/NFOEC2007ショート速報[基幹伝送]
報告者:水落隆司(三菱電機)
会議名 :The 2007 Optical Fiber Communication Conference and Exposition 2007 and the National Fiber Optic Engineers Conference
開催期間 :2007年3月25日−29日
開催場所 :Anaheim Convention Center (Anaheim、CA、米国)

*要 約*
 Alcatel-LucentとNTTから大容量伝送の記録を塗り替える実験結果が報告されたのをはじめ、 100GbE伝送技術で顕著な進展があった。一方、デジタルコヒーレントレシーバ方式により 新しく生まれ変わったコヒーレント光通信の研究再興、OFDM方式の光通信応用による 分散補償を不要とする伝送、32値や64QAMなどのさらなる多値化など、 いずれもデジタル信号処理技術に基づくアイデアベースの研究等、 次の10年を開拓する可能性の高い報告がなされた。

(以上)

(2007年 4月 9日掲載)
(H19-No.2)第2分野 光通信ネットワーク

OFC/NFOEC2007ショート速報[光ネットワーク関連]
報告者:今宿 亙(NTT未来ねっと研究所)
会議名 :The 2007 Optical Fiber Communication Conference & Exposition and the National Fiber Optic Engineers Conference
開催期間 :2007年3月25日−29日
開催場所 :Anaheim Convention Center (Anaheim、CA、米国)

*要 約*
 今年の光ネットワーク関連の注目すべきトピックスは、1.ネットワークアーキテクチャ、 2.ROADM/OXCを適用したトランスペアレント光ネットワーク、3.光ネットワーク制御プレーン技術 (ASON/GMPLS)とサービス(アプリケーション連携を含む)である。 今日ROADMリングが普及し 全盛期を迎えつつあるが、ネットワークアーキテクチャとしては光メッシュ網への進展にむけた Multi-Haul Convergence、そして制御プレーン技術はVerizonのASON/GMPLSフィールドトライアル に関する報告が注目に値する。

(以上)

(2007年 4月 9日掲載)
(H19-No.3)第1分野 光材料・デバイス

OFC/NFOEC2007速報[デバイス関連]
報告者:並木 周 (産業技術総合研究所)
会議名 :The 2007 Optical Fiber Communication Conference & Exposition and the National Fiber Optic Engineers Conference
開催期間 :2007年3月25日−29日
開催場所 :Anaheim Convention Center (Anaheim、CA、米国)

*要 約*
 今年のOFCはポストWDM技術の潮流が決定的になった節目といえよう。その潮流とはコヒーレント変復調と ディジタル信号処理を組み合わせる技術である。
 また100GbE標準化の動きや光インターコネクトへの期待も、研究開発動向に大きな影響を与えている。 この流れを下支えするように、デバイス関連では光・電子集積化技術を用いたデバイスの提案・ 研究開発が目立った。新しいデバイス技術として目を見張るような提案こそなかったものの、それぞれの 技術領域がそれなりに整理され、明確かつ安定な方向性が共有され、今後光・電子集積デバイスの活動が さらに活性化する環境が整ったと言える。
 一方でその潮流からやや外れる技術ともいえる光信号処理は、地道ではあるが世界中の大学を中心とした 活動へと底辺の広がりを見せている。同技術はこれまで高非線形ファイバと半導体ベースの2大分野に 分類できたのだが、半導体ベースよりも高非線形ファイバを用いた報告件数の方が増加傾向にある。 昨年注目を集めた波長選択スイッチ(WSS)は、既に多くのベンダーによって製品量産フェーズへと移行した。 回折格子やAWGをベースにした新しい光波制御デバイスが報告され、今後の展開が期待される。

(以上)

(2007年 4月12日掲載)
(H19-No.4)第2分野 光通信ネットワーク

OFC/NFOEC2007ショート速報[アクセスネットワーク]
報告者:堀内 幸夫(KDDI研究所)
会議名 :The 2007 Optical Fiber Communication Conference & Exposition and the National Fiber Optic Engineers Conference
開催期間 :2007年3月25日−29日
開催場所 :Anaheim Convention Center (Anaheim、CA、米国)

*要 約*
 昨年のECOCに引き続き、WDM-PON技術関連の報告が目立った。専門のセッションが4つも設けられるほど盛況であり、 これまでの韓国勢のほかに欧州や北米が健闘している。
 内容は、従来のデモンストレーションからより技術的に深堀する方向であり、さらに大容量のポイントツーポイント通信からTDM-PONとの組合せによって収容加入者数を増やす方向性である。
 また、システムのロスバジェットを拡大するための光中継方式や10Gbit/s PON実用化へのアプローチが続けられている。

(以上)

(2007年 6月14日掲載)
(H19-No.5)第3分野 光メモリ・情報処理

ODS2007ショート速報
報告者:川田善正(静岡大学)
会議名 :Optical Data Storage 2007
開催期間 :2007年5月20日−23日
開催場所 :The Benson Hotel(Portland, 米国)

*要 約*
 今回の会議では、光メモリの将来技術として、ビット記録型の多層光メモリとホログラムメモリの体積記録型に対する期待がより顕著になった。近接場光学を利用した技術では、熱アシスト磁気記録方式の発表が多く見られた。また、光メモリは、技術的にもアプリケーションにおいても、新しいブレークスルーが必要とされており、それらの将来性を探る上で重要な会議であったと考える。

(以上)

(2007年 6月21日掲載)
(H19-No.6)第5分野 ヒューマンインターフェイス

WWCS2007ショート速報
報告者:渡辺昌洋(NTTサイバーソリューション研究所)
会議名 :Work With Computing Systems 2007
開催期間 :2007年5月21日−24日
開催場所 :KTH (Royal Institute of Technology) (ストックホルム、スウェーデン)

*要 約*
 WWCSは2年、あるいは3年ごとに行われている人間工学関連の国際会議である。今回のWWCSでは50カ国から 約250名の参加者があり、人間の利益のためのコンピューティングシステム(Computing systems for human benefits) というテーマで、4つのトラックに分かれて活発な議論が行われた。ユビキタス化によって仕事の環境も広がっているため、 モバイルに関する発表が一つのテーマになっていることが今回の会議の特徴として挙げられる。
本稿では、各トラックで印象に残った発表をまとめて報告する。

(以上)

(2007年 9月28日掲載)
(H19-No.7)第3分野 光メモリ・情報処理

E/PCOS2007ショート速報
報告者:佐藤 勲(OC Oerlikon Balzers AG)
会議名 :European / Phase Change and Ovonics Symposium 2007
開催期間 :2007年9月1日−4日
開催場所 :Park hotel Beau Site (Zermatt、 スイス)

*要 約*
 相変化メモリに関するシンポジュウム第6回E/PCOS2007が、2007年9月1日−4日までの4日間、スイスのツェルマットで 開催された。R&D動向、光メモリ、材料、構造・メカニズム解析、電気メモリ等に関する講演が行われた。
今回は、非常に優れた発表が多く、回数を重ねる毎にシンポジュウムのレベルも向上している。記録型光ディスクに続いて、 半導体不揮発メモリ(PRAM)、光―電気の相互作用を利用した複合機能デバイスなどへの相変化技術の応用・実用化に 期待が膨らむ会議であった。

(以上)

(2007年 10月2日掲載)
(H19-No.8)第1分野 光材料・デバイス

ICNS-7ショート速報 [窒化物半導体光デバイス]
報告者:橘 浩一(株式会社東芝)
会議名 :7th International Conference on Nitride Semiconductors
開催期間 :2007年9月16日−21日
開催場所 :MGM Grand Hotel (Las Vegas、NV、米国)

*要 約*
 窒化物半導体を用いた青色・緑色発光ダイオードに関しては、高効率化・高出力化に向けた発表が多かった。
レーザダイオードに関しては、青紫色から長波長化された青色レーザなどの研究が目立った。
通常の(0001)面GaNでなく、非極性面や半極性面GaN上に作製された光デバイスは、内部電界の影響が低減され高効率な発光デバイスが期待されている。
この分野に関しては、カリフォルニア大学サンタバーバラや名城大学等から発表が相次いだ。

(以上)

(2007年10月5日掲載)
(H19-No.9)第1分野 光材料・デバイス

GFP2007ショート速報
報告者:山田 浩治(NTTマイクロシステムインテグレーション研究所)
会議名 :The 4th International Conference on Group IV Photonics
開催期間 :2007年9月19日−21日
開催場所 :都ホテル東京(Tokyo、日本)

*要 約*
 本会議は周期律表第IV族元素(特にシリコン)を主材料とするフォトニクスを専門に扱う毎年開催の国際会議であり、 今回第4回が東京で開催された。総発表件数は105件で、日米欧の寄与はほぼ等しい。
近年話題のシリコンフォトニクスについて、基礎材料研究からシステム応用まで13の口頭セッションおよび ポスターセッションが設定され、偏波ダイバーシティーシステム、データコム用集積化トランシーバー、 シリコン変調器やGeデテクタの40Gbps動作など、当該分野のこの1年間における著しい進歩が報告された。

(以上)

(2007年 10月5日掲載)
(H19-No.10)第1分野 光材料・デバイス

ECOC2007ショート速報[光材料・デバイス]
報告者:菊池 順裕(日本電信電話株式会社)
会議名 :The 33rd European Conference and Exhibition on Optical Communication
開催期間 :2007年9月16日−21日
開催場所 :Internationales Congress Centrum Berlin (Berlin、ドイツ)

*要 約*
 光デバイスに関しては、Quantum Dotに関連する発表が目立っていた。温特など優れた特性のアピールや デバイス応用への検討が盛んに行われていた。半導体レーザの発表では、DML、EMLともコンパクトな トランシーバへの適用に向けてアンクール化への取り組みが進められていた。
SOAでは、従来同様光信号処理分野をはじめ、ゲートスイッチやWDM-PONをはじめとするアクセスネットワークへの 展開が見られ、変調器に関しては、最近ホットな多値変調符号方式用デバイスが多く報告されていた。
その他、シリコンフォトニクスについては、大きな進展はないものの大学を中心とした活動が続けられていた。

(以上)

(2007年 10月9日掲載)
(H19-No.11)第4分野 ディスプレイ

FLC2007ショート速報[液晶]
報告者:長谷川雅樹(メルク)
会議名 :11th International Conference on Ferroelectric Liquid Crystals
開催期間 :2007年9月3日−7日
開催場所 :Hokkaido University (Sapporo、日本)

*要 約*
 LCDの応答速度向上が頭打ちになってきた。このため、より高速に応答する強誘電性液晶(FLC)が最近見直されてきた。
このような状況の中で開催されたFLC 07である。これまでの会議ではスメクチック液晶分子と相構造の関係など、応用とは かけ離れた学術的な議論が大半であった。しかし、今年は日本で開催されたこともあり、シチズンや大日本インキ、 大日本印刷などが試作品を展示するなどディスプレイへの応用、実用化をめざした報告が数多くなされ、実用化研究に 活気が戻ってきた会議であった。

(以上)

(2007年 10月19日掲載)
(H19-No.12)第2分野 光通信ネットワーク

ECOC2007ショート速報 [光伝送システム]
報告者:森田 逸郎(KDDI研究所)
会議名 :33rd European Conference on Optical Communication (ECOC2007)
開催期間 :2007年9月16日−20日
開催場所 :International Congress Centrum (Berlin, ドイツ)

*要 約*
 9月にドイツ・ベルリンで開催されたECOC2007について、主に基幹系システム向けの光伝送技術に関して報告する。
今年の光伝送技術関連の発表では、100GbE伝送技術、デジタル信号処理を用いたコヒーレント受信技術、 光OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)伝送技術に関する報告が注目を集めた。

(以上)

(2007年 11月 5日掲載)
(H19-No.13)第3分野 光メモリ・情報処理

ISOM2007速報
報告者:石本 努(ソニー株式会社)
会議名 :International Symposium on Optical Memory 2007
開催期間 :2007年10月21日−25日
開催場所 :Pan Pacific Hotel(シンガポール、Singapore)

*要 約*
 2007年10月21日から25日にシンガポールにて、International Symposium on Optical Memory 2007が開催された。
13ヶ国から合計285名の参加があり、光メモリ技術についての活発な議論が行われた。
技術発表は、Media:1、Basic Theory & New World:1、High Density Recording:3、Drive Technologies:1、 及び特別セッションであるHybrid Recordingの5分野にわたってなされ、合計140件(Invited:14件、Contributions:39件、 Poster:87件)であった。発表トピックスとしては、「ホログラム」が一番多く、続いて、「ニアフィールド」、「超解像」、 「体積、多層、多値」等であった。また、会期中、シンガポールのData Storage Institute(DSI)の 15周年記念パーティー、 及び、最終日にはDSIの技術見学ツアーが開催された。本稿では、各発表に対して、主だったトピックに対して、 印象に残った発表ポイントを報告する。

(以上)

(2007年 11月15日掲載)
(H19-No.14)第6分野 加工・計測

ICALEO2007速報
報告者:鷲尾 邦彦(パラダイムレーザーリサーチ)
会議名 :26th International Congress on Applications of Lasers & Electro-Optics
開催期間 :2007年10月29日−11月1日
開催場所 :Hilton in the Walt Disney World Resort (Orlando,FL,米国)

*要 約*
 ICALEOは,LIA(米国レーザ協会)の主催により年1回開催されるレーザ加工分野で世界最大級の国際会議である。
米国外からの講演件数および参加者数は,ドイツが他国を圧倒し,プレナリー講演は3件ともドイツによりなされた。
オーラル講演件数は, 昨年と比較するとLMP会議は講演件数に変化なし,LMF会議は10件の増加(約16.4%増), 新設のNano会議22件の増加となり,ICALEO会議全体としての重心がマイクロ/ナノ加工分野にシフトしつつあることが 見てとれた。併設のテーブルトップ展示会やスポンサーシップなどに関しての日本のプレゼンスは欧米諸国に比べて 著しく低く,レーザ加工分野におけるグローバル企業の育成・強化が日本の将来にとって急務である。

(以上)

(2007年 11月19日掲載)
(H19-No.15)第1分野 光材料・デバイス

MOC ’07 速報
報告者:宮下隆明(リコー)
会議名 :Microoptics conference ’07
開催期間 :2007年10月28日−10月31日
開催場所 :サンポート高松 (香川、日本)

*要 約*
 MOCはMicroopticsに特化した学会で、1987年に第1回が日本で開催されて以来、今回が13回目になった。
参加者は267名、論文は132件が報告された(うち日本からは91件)。本年は「マイクロ・ナノ構造デバイス」はじめ 9分野のセッションに加え、「オプティカル・インターコネクト」の特別セッションが設けられた。微小光学に関して日本の 果たしている役割は大きいが、海外での研究意欲も旺盛であり、今後さらに世界をリードできる競争力をつけるための 研究開発努力が重要になる。

(以上)

(2007年 12月20日掲載)
(H19-No.16)第4分野 ディスプレイ

IDW’07 ショート速報 [3D 関連]
報告者:山本裕紹(徳島大学)
会議名 :The 14th International Display Workshops
開催期間 :2007年12月5日−12月7日
開催場所 :札幌コンベンションセンター(北海道、日本)

*要 約*
 IDW は毎年、日本国内で開催されている国際ワークショップで、今回が14回目の開催である.3 日間に15のワークショップが開催され、総論文数は550 を超える。今回、3D 分野において、3 つの方向性が際だ っていた。その1はステレオ表示の見やすさや2D/3D の接続を含めた三次元映像浸透化の方向、その2は多 数の光線あるいは多波長の利用による質感再現の方向、その3はホログラフィックな波面再生における動画 表示性能向上の方向である。これらの注目講演の内容とその意義について報告する。

(以上)

(2007年 12月28日掲載)
(H19-No.18)第4分野 ディスプレイ

IDW’07速報[液晶関連]
報告者:長谷川雅樹(メルク)
会議名 :The14th International Display Workshops
開催期間 :2007年12月5日−12月7日
開催場所 :札幌コンベンションセンター(札幌、日本)

*要 約*
 IDW’07のLiquid Crystal Technology workshop(LCT)で発表された主な論文を紹介する。LCDの大きな課題である高速応答技術では数多くのOCB表示モードの改良が報告された。特にLEDバックライトの動的制御によって、黒画面の挿入時間を長くして、動画ぼけをさらに少なくしても、輝度が下がらず、コントラストも改善できるようになった。また、画質改善のために古くからある評価方法も見直され、より精度の高い測定が可能な手法が報告された。

(以上)

(2008年 1月 8日掲載)
(H19-No.17)第7分野:太陽光エネルギ

PVSEC17 速報
報告者:近藤道雄 (産業技術総合研究所)
会議名 :The 17th International Photovoltaic Science and Engineering Conference(PVSEC-17)
開催期間 :2007年12月3日−12月7日
開催場所 :福岡国際会議場(福岡、日本)

*要 約*
 PVSEC17 は過去アジア太平洋地域で開催された太陽光発電国際会議のなかで最大のものである。およそ半分の46%の論文が日本から、ついで韓国10%、ドイツ8%、台湾、米国5%、中国、オーストリア、タイ、オランダと続く。ホンダが最近事業化を発表した化合物薄膜系(CIGS)太陽電池の詳細を初めて公表し、話題をまいた。基礎、III-V 系化合物、結晶シリコン、薄膜シリコン、化合物薄膜、システム、産業動向、政策など8 つのエリアで活発な討議が繰り広げられた。どの会場も立ち見が出るほど満員で、質疑も活発であった。また産業動向や政策のセッションでも参加者の高い関心が見て取れた。

(以上)

(2008年 2月 7日掲載)
(H19-No.19)第6分野 加工・計測

BiOS 2008 ショート速報 [生体制御・治療,光音響イメージング関連]
報告者:佐藤俊一(防衛医科大学校 防衛医学研究センター)
会議名 :SPIE Photonics West, BiOS 2008
開催期間 :2008年1月19日−1月24日
開催場所 :San Jose Convention Center (San Jose, CA, 米国)

*要 約*
 会議の概況について触れた後,生体制御・治療関係のトピックスとして,レーザーを用いた神経刺激,超 短パルスレーザーによるウイルスの選択的破壊,PDT(光線力学的治療)効果による血液脳関門(BBB)開通 の各技術について紹介する。また進展著しい光音響診断・イメージング関係の研究動向について,特に超音 波診断との結合技術(デュアル・モダリティー化)と深部診断技術の二点に着目して述べる。

(以上)

(2008年 3月13日掲載)
(H19-No.20)第2分野 光通信ネットワーク

OFC/NFOEC2008ショート速報[基幹伝送]
報告者:米永一茂(日本電信電話株式会社)
会議名 :The 2008 Optical Fiber Communication Conference and Exposition and
the National Fiber Optic Engineers Conference
開催期間 :2008年2月24日−2月28日
開催場所 :San Diego Convention Center(San Diego, CA, 米国)

*要 約*
 偏波多重、光OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、多値変調等の技術を用いて周波数利用効率を高めた光伝送に関する報告が目立った。8値変調技術やディジタル信号処理技術を駆使して周波数利用効率の向上を図っており、114Gbit/s信号を25GHz間隔で波長多重した周波数利用効率4.2bit/s/Hzのトップデータが報告された。また、コヒーレント検波+ディジタル信号処理受信に関しては、これまでの実験ではディジタル信号処理部分はオフライン処理であったが、46Gbit/sでのリアルタイム処理を用いた実験が初めて報告された。

(以上)

(2008年 3月14日掲載)
(H19-No.21)第2分野 光通信ネットワーク

OFC/NFOEC2008ショート速報[アクセスネットワーク関連]
報告者:田島 章雄(NECシステムプラットフォーム研究所)
会議名 :The 2008 Optical Fiber Communication Conference and Exposition and
the National Fiber Optic Engineers Conference
開催期間 :2008年2月24日−2月28日
開催場所 :San Diego Convention Center(San Diego, CA, 米国)

*要 約*
 OFC2008では、光アクセス技術に関するセッションが5つ設けられた。これは、07年、06年の セッション数と同じであり、依然本領域が注目領域であることに変わりはない。
昨年は、Colorless ONUによるWDM-PONに関する発表が多かったが、今回はそれらに加え、 IEEE802.3av 10GEPONやFSAN/ITU-Tでの標準化を背景とした発表が増えた。

(以上)

(2008年 3月14日掲載)
(H19-No.22)第1分野 光材料・デバイス

OFC/NFOEC2008速報[光デバイス関連]
報告者:中村 滋(NEC) 佐藤健二(NEC) 松尾慎治(NTT)
会議名 :The 2008 Optical Fiber Communication Conference and Exposition and
the National Fiber Optic Engineers Conference
開催期間 :2008年2月24日−2月28日
開催場所 :San Diego Convention Center(San Diego, CA, 米国)

*要 約*
 光デバイス分野は、光集積化および光電子集積化に向けた動きがますます加速している。
近年注目度が高まっているシリコンフォトニクスをはじめ、光インターコネクション、送受信デバイス、 光制御デバイス、光信号処理等あらゆる領域で集積化への取り組みが進められている。
また電子回路によるデジタル信号処理技術を活用し多値変調、偏光多重、コヒーレント受信等と 組み合わせたスペクトル利用効率の高い光伝送実験が盛んに行われていることから、 こうしたデジタル信号処理技術への関心も高かった。

(以上)

(2008年 3月21日掲載)
(H19-No.23)第2分野 光通信ネットワーク

OFC/NFOEC2008ショート速報[光ネットワーク関連]
報告者:木下 進(富士通研究所)
会議名 :The Optical Fiber Communication Conference and Exposition/ The National Fiber Optic Engineers Conference
開催期間 :2008年2月24日−2月28日
開催場所 :San Diego Convention Center(San Diego, CA, 米国)

*要 約*
 今回のOFC/NFOECでは、より高速な伝送速度(40Gb/s, 100Gb/s)、位相変調、多値変調、 偏波多重など様々なフォーマットの光信号の収容が求められる中で、WSSなどの光スイッチコアを ベースとした光ネットワークを構成し、これにGMPLS制御を導入して効率良く波長パスを生成し、 光波長ルーティングを活用していくことが今後の光ネットワークのトレンドであることが確認された。 さらに、トラフィックの一層の伸張を考えると、光ノードの実装ポート数がボトルネックとなることが予想され、 複数の波長を束ねたWavebandという単位でルーティングを行いこれを解消する研究開発も注目される。

(以上)

(2008年 3月28日掲載)
(H19-No.24)第6分野 加工・計測

BiOS 2008ショート速報 [光コヒーレンストモグラフィー関連]
報告者:第6分科会
会議名 :SPIE Photonics West, BiOS 2008
開催期間 :2008年1月19日−1月24日
開催場所 :San Jose Convention Center (San Jose, CA, 米国)

*要 約*
 今回のBiOSでは大きな技術的なブレークスルー、ムーブメントは一見なかったように見えた。 しかしながら、各技術は確実に進展しており、また実際に臨床上の有用性もさらに高められつつある。
さらに今後、大きく発展するであろう技術の予兆として、「変調」と「多重化」が随所に散見された。
来年以降、これらを用いた光計測技術の発展が目覚しいのではないかとの予見を得た。

(以上)

「主要な国際会議にみる先端光研究の動向調査」報告(詳細版)全文掲載

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