(2023年1月5日更新)
第一線の研究者による光産業技術分野の国際会議における先端光研究の動向の報告です。
国際会議の内容を軸に執筆者の意見を述べて頂き、研究・取り組みの価値を鮮明化することを重視しています。
(1)調査分野:以下6分野に分ける。
・光材料・デバイス
・光情報通信
・情報処理フォトニクス
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・光加工・計測
・光エネルギー
・光UI・IoT
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(2)執筆者
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大学、企業の研究者・技術者
(3) 執筆者に要望する執筆態度
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記事は、執筆者の意見を述べて頂く。
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読者にとって、価値の高い・大きい情報を書いて頂くことを重視する。
直近の国際会議速報の要約を以下に記します。(配信済みの国際会議速報の要約はこちら)
(2023年1月5日配信)
(2022-No.41)
光UI・IoT
テーマ:Metaverse関連
IDW
'22ショート速報
長谷川 雅樹(ファーウェイ技術日本)
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会議名 :
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The 29th International Display Workshops(IDW '22)
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開催期間:
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2022年12月14日−16日
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開催場所:
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福岡国際会議場(福岡市)/Hybrid
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-要 約-
今年のIDWは,ハイブリッド開催で,会場での口頭,ポスター発表,展示会,オンラインでのキーノート講演,録画した口頭発表の翌日からのオンデマンド視聴が行われた。今回のテーマはメタバースで,関連した講演,展示会に加えて,体験,ゲームなどがメタバースの形で行われた。現在のメタバースの実態はロールプレイングゲームのような体裁で,決して新しいマーケット空間になるとは思えないが,これはディスプレイを含めたデバイスの限界によるもので,ディスプレイの改善に加えて五感を共有することが可能になれば,強力なツールになると思われる。今回のIDWは過渡期にあるメタバースの現状を見せてくれた。
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(2023年1月5日配信)
(2022-No.40)
光UI・IoT
テーマ:ディスプレイデバイス
IDW
'22ショート速報
文 宗鉉(静岡大学)
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会議名 :
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The 29th International Display Workshops(IDW '22)
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開催期間:
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2022年12月14日−16日
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開催場所:
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福岡国際会議場(福岡市)/Hybrid
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-要 約-
電子情報ディスプレイ分野で最先端の研究成果が報告される国際会議であるIDW
'22は,3年ぶりに現地開催となり,現地参加,オンライン参加,メタバース(metaverse)参加の三つの参加形式で開催となった。世界中から多くの参加者が集まり,電子情報ディスプレイデバイスに関する幅広いトピックについて総348件の論文を集まり,議論が交わされた。様々なトピックがある中で,次世代ディスプレイ技術で期待されているマイクロLEDディスプレイ技術及び量子ドットディスプレイ技術は多くの報告があり関心の高さが伺われた。ディスプレイ技術を発展させることはもちろんであるが,他分野の技術との融合によって新たな展開を生みだしていくことの重要性が感じられた。
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(2022年12月13日配信)
(2022-No.39)
光エネルギー
テーマ:化合物太陽電池
PVSEC-33ショート速報
櫻井 岳暁(筑波大学)
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会議名 :
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33rd International Photovoltaic Science and Engineering Conference(PVSEC-33)
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開催期間:
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2022年11月13日−17日
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開催場所:
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名古屋国際会議場(名古屋市)/Hybrid
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-要 約-
PVSEC-33 は,2022年11月13日から5日間にわたり,名古屋国際会議場にてハイブリッド形式で開催された。本会議は太陽電池ならびに太陽光発電システム全般の研究成果が講演対象であるが,そのうち化合物太陽電池のセッションにて注目された研究発表を報告する。壁面,軽量屋根,車載など用途拡大が見込まれる中,タンデム太陽電池も含め,薄型化合物太陽電池について活発な議論がなされた。
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