国際会議速報

(2019年12月13更新)

第一線の研究者による光産業技術分野の国際会議における先端光研究の動向の報告です。
国際会議の内容を軸に執筆者の意見を述べて頂き、研究・取り組みの価値を鮮明化することを重視しています。

(1)調査分野:以下6分野に分ける。
・光材料・デバイス
・光情報通信
・情報処理フォトニクス
   
 
 
・光加工・計測
・光エネルギー
・光UI・IoT

(2)執筆者
  • 大学、企業の研究者・技術者

(3) 執筆者に要望する執筆態度
  • 記事は、執筆者の意見を述べて頂く。
  • 読者にとって、価値の高い・大きい情報を書いて頂くことを重視する。

(2019年12月11日掲載)
(2019-No.38)光UI・IoT
光センシング及びイメージング
IPC2019ショート速報
松田 侑真(NEC)
会議名 :2019 IEEE Photonics Conference
開催期間 :2019年9月29日〜10月3日
開催場所 :Hilton Palacio Del Rio(San Antonio、米国)

-要 約-
 2019年9月29日〜10月3日に,アメリカテキサス州サンアントニオにて2019 IEEE Photonics Conferenceが開催され,光に係る伝送やデバイスやセンシング等多岐に渡る分野について発表・議論された。本報告では光センシング,イメージング分野の中から筆者が注目した研究開発成果を報告する。全体所感として,光センシング技術に関するセッションが盛況であり,多くの参加者が注目している分野であることが伺えた。また,商用・実用化を意識した報告が多く,技術の社会実装に向けた意識が高まっている印象を受けた。
(2019年12月11日掲載)
(2019-No.37)光UI・IoT
ディスプレイデバイス
IDW'19ショート速報
文 宗鉉(静岡大学)
会議名 :The 26th International Display Workshops
開催期間 :2019年11月27日〜11月29日
開催場所 :札幌コンベンションセンター(札幌、日本)

-要 約-
 Invited Addressの2件中1件はマイクロLEDに関連する講演で,量子ドット色変換層を持つモノリシック型LEDアレイを用いたマイクロLEDについて,香港科技大学のKei May Lau先生が講演した。LCDやOLEDより薄型で明るく鮮明な表示が可能な省電力ディスプレイとして米Apple社が採用を発表して以降,ディスプレイ分野に非常に大きな反響を起こしているマイクロLEDに量子ドットディスプレイ技術を融合することで,フルカラーディスプレイの実現可能性を示した。また,今年のIDWでは量子ドットディスプレイ技術及びマイクロLEDをスペシャルトピックスとして取り上げており,多くの発表があった。
(2019年12月11日掲載)
(2019-No.36)情報処理フォトニクス
相変化材料・デバイス
PCOS2019ショート速報
齊藤 雄太(産業技術総合研究所)
会議名 :The 31st Symposium on Phase Change Oriented Science
開催期間 :2019年11月28日〜11月29日
開催場所 :KKRホテル熱海(熱海、日本)

-要 約-
 Phase Change Oriented Science (PCOS) 2019シンポジウムでは,カルコゲナイド系相変化材料を中心に,それらの材料自体の研究から,その構造的,電気的,磁気的,光学的,熱的特徴を生かした応用研究などについて2日間にわたって深く議論した。最も研究が盛んなGe-Sb-Te合金を皮切りに,次世代の不揮発性メモリを見据えた新材料開発や超格子構造への展開,また酸化物や磁性体,二次元層状物質と広範に渡る材料が紹介された。応用研究としても,光スイッチやプラズモン変調器,熱電変換素子,不揮発性メモリ,さらにはニューラルネットワークや人工知能に関する研究成果が多数披露され,今後の展開と応用が期待された。
(2019年12月10日掲載)
(2019-No.35)光エネルギー
太陽光−エネルギー変換
MRS 2019 Fallショート速報
藤井 克司(理化学研究所)
会議名 :Materials Research Society 2019 Fall Meeting
開催期間 :2019年12月1日〜12月6日
開催場所 :Hynes Convention Center / Sheraton Boston (Boston、米国)

-要 約-
 MRSは材料関係の技術や研究についての全般が議論されるおそらく世界最大の会議で,年2回春秋に米国で開催されている。本報告はこのうち,2019年秋に開催された会議の「太陽光−エネルギー変換」分野に特化した報告である。今回の特徴としては,水分解水素生成は,世界的にほぼ同じ目標である自然エネルギー起源による$3/kg-H2達成のためのコスト削減技術に向けた,いまだ明確でない反応の詳細解析,特に,二酸化炭素還元にも共通する水の酸化による酸素生成反応の解析が中心で議論された。二酸化炭素還元においては,水分解に比べ低い還元速度の向上方法,いまだ実現されていない還元物質の種類の制御方法,が議論の中心であった。技術的に達成が近いのは太陽電池と電気化学反応とを組み合わせる反応であるが,水電解は新規物質の探索より反応の理解が主であり,研究分野としては二酸化炭素還元に話の中心が移っていることが感じられた。一方,さらに将来の技術となる光電気化学については新規物質に関しての報告はなく,こちらも反応解析が中心であり,全体的に少し閉塞感が感じられた。

「主要な国際会議にみる先端光研究の動向調査《報告(抜粋版)要約掲載
2019年度
平成30年度
平成29年度
平成28年度
平成26年度
平成26年度
平成25年度
平成24年度
平成23年度
平成22年度


下記事業は、競輪の補助を受けて実施しました。
財団法人JKA  http://ringring-keirin.jp/
「主要な国際会議にみる先端光研究の動向調査《報告(詳細版)全文掲載
平成22年度
平成21年度
平成20年度
平成19年度
平成18年度


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