国際会議速報

202398日更新)

第一線の研究者による光産業技術分野の国際会議における先端光研究の動向の報告です。
国際会議の内容を軸に執筆者の意見を述べて頂き、研究・取り組みの価値を鮮明化することを重視しています。

(1)調査分野:以下6分野に分ける。

・光材料・デバイス
・光情報通信
・情報処理フォトニクス

   
 
 

・光加工・計測
・光エネルギー
・光UIIoT


(2)執筆者

·      大学、企業の研究者・技術者


(3) 執筆者に要望する執筆態度

·      記事は、執筆者の意見を述べて頂く。

·      読者にとって、価値の高い・大きい情報を書いて頂くことを重視する。

     直近の国際会議速報の要約を以下に記します。(配信済みの国際会議速報の要約はこちら

(202398日配信)

2023-No.21) 情報処理フォトニクス
テーマ:ナノフォトニクス
SPIE Optics + Photonics 2023ショート速報

田中 拓男(理化学研究所)

会議名 :

SPIE Optics + Photonics 2023

開催期間:

2023820日−24

開催場所:

San Diego Convention CenterSan DiegoCA,米国)


-要 約-

この会議は米国のSPIEThe international society for optics and photonics)が主催する国際会議で,ここ数年は毎年8月に米国San Diegoで開催されている。新型コロナウイルス感染症の終息を受けて,昨年から現地開催のみとなった。今年の会議は,ハリケーン「ヒラリー」が84年ぶりにカルフォルニア州に上陸するという異例の事態となり,会議初日が終日キャンセルになった。キャンセルになった講演を復活させるため,学会事務局ならびに座長らが2日目以降のプログラムを修正するなどの対応を行った。残念ながら救済できなかった講演もあったが,参加者全員が残された時間をフル活用して最先端の光技術について研究成果を報告しあった。本稿では,ナノフォトニクス分野に関連する発表からいくつかをピックアップして報告する。

(202396日配信)

2023-No.20)光材料・デバイス
テーマ:光通信用デバイス
OECC 2023ショート速報

中村 浩崇(日本電信電話株式会社)

会議名 :

The 28th OptoElectronics and Communications Conference
OECC 2023

開催期間:

202372日−5

開催場所:

Pudong Shangri-La, Shanghai(上海, 中国)


-要 約-

202372-5日に上海(中国)において光通信技術に関する国際会議OECC 2023が開催された。本稿では,OECC 2023にて報告された光通信用光デバイスに関連する注目すべき講演について紹介する。

(202396日配信)

2023-No.19) 光加工・計測
テーマ:3Dプリンタ
SFF2023ショート速報

山内 友貴(東京都立産業技術研究センター)

会議名 :

34th Annual International Solid Freeform Fabrication SymposiumSFF2023

開催期間:

2023814日−16

開催場所:

Hilton Austin HotelAustinTX,米国)


-要 約-

今年で第34回目を迎えたSolid Freeform Fabrication Symposiumは,毎年テキサス州オースティンで開かれる3Dプリンティング技術全般を対象とした国際会議である。例年通り金属粉末を用いた3Dプリンティング技術に関する発表が最も多かった一方で,昨年に比べ樹脂材料による粉末床溶融結合方式に関係した発表も少なくなかった印象を受けた。その他,スケールアップ,マルチマテリアルや複数方式複合での3Dプリンティングについての発表も増えているように感じた。本報告では,樹脂材料による粉末床溶融結合に関する発表を中心に3Dプリンティングの研究動向について記述する。

 

 

下記事業は、競輪の補助を受けて実施しました。
財団法人JKA  http://ringring-keirin.jp/

 

「主要な国際会議にみる先端光研究の動向調査」報告(詳細版)全文掲載

平成22年度

平成21年度

平成20年度

平成19年度

平成18年度

 


Copyright(C) OITDA All Rights Reserved.