(2023年3月7日配信)
(2022-No.42)
光加工・計測
テーマ:加工用レーザ
PW2023 LASEショート速報
藤井 俊輔(三菱電機株式会社)
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会議名 :
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SPIE Photonics West 2023 LASE(PW2023 LASE)
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開催期間:
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2023年1月28日−2月2日
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開催場所:
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Moscone Center(San Francisco,CA,米国)
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-要 約-
Photonics WestはSPIEにより年1回開催される国際会議であり,光デバイス関連のOPTO,バイオ光学関連のBiOS,レーザ技術関連のLASEの3つの会議と展示会で構成される。例年同様San Franciscoで開催されたが,Covid-19の影響による参加制限がなく完全に現地のみとなるのは実に3年ぶりである。会場では久方ぶりに顔を合わせたであろう研究者たちの熱い抱擁を頻繁に目にした。筆者が主に聴講したLASEの加工用レーザ分野では,従来からのトレンドである光源の高出力化に加え,微細加工用超短パルスレーザの短波長化や短パルス化,ビーム整形技術などが多数報告された。
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(2023年1月5日配信)
(2022-No.41)
光UI・IoT
テーマ:Metaverse関連
IDW '22ショート速報
長谷川 雅樹(ファーウェイ技術日本)
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会議名 :
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The 29th International Display Workshops(IDW '22)
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開催期間:
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2022年12月14日−16日
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開催場所:
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福岡国際会議場(福岡市)/Hybrid
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-要 約-
今年のIDWは,ハイブリッド開催で,会場での口頭,ポスター発表,展示会,オンラインでのキーノート講演,録画した口頭発表の翌日からのオンデマンド視聴が行われた。今回のテーマはメタバースで,関連した講演,展示会に加えて,体験,ゲームなどがメタバースの形で行われた。現在のメタバースの実態はロールプレイングゲームのような体裁で,決して新しいマーケット空間になるとは思えないが,これはディスプレイを含めたデバイスの限界によるもので,ディスプレイの改善に加えて五感を共有することが可能になれば,強力なツールになると思われる。今回のIDWは過渡期にあるメタバースの現状を見せてくれた。
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(2023年1月5日配信)
(2022-No.40)
光UI・IoT
テーマ:ディスプレイデバイス
IDW '22ショート速報
文 宗鉉(静岡大学)
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会議名 :
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The 29th International Display Workshops(IDW '22)
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開催期間:
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2022年12月14日−16日
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開催場所:
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福岡国際会議場(福岡市)/Hybrid
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-要 約-
電子情報ディスプレイ分野で最先端の研究成果が報告される国際会議であるIDW
'22は,3年ぶりに現地開催となり,現地参加,オンライン参加,メタバース(metaverse)参加の三つの参加形式で開催となった。世界中から多くの参加者が集まり,電子情報ディスプレイデバイスに関する幅広いトピックについて総348件の論文を集まり,議論が交わされた。様々なトピックがある中で,次世代ディスプレイ技術で期待されているマイクロLEDディスプレイ技術及び量子ドットディスプレイ技術は多くの報告があり関心の高さが伺われた。ディスプレイ技術を発展させることはもちろんであるが,他分野の技術との融合によって新たな展開を生みだしていくことの重要性が感じられた。
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(2022年12月13日配信)
(2022-No.39)
光エネルギー
テーマ:化合物太陽電池
PVSEC-33ショート速報
櫻井 岳暁(筑波大学)
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会議名 :
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33rd International Photovoltaic Science and Engineering Conference(PVSEC-33)
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開催期間:
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2022年11月13日−17日
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開催場所:
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名古屋国際会議場(名古屋市)/Hybrid
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-要 約-
PVSEC-33 は,2022年11月13日から5日間にわたり,名古屋国際会議場にてハイブリッド形式で開催された。本会議は太陽電池ならびに太陽光発電システム全般の研究成果が講演対象であるが,そのうち化合物太陽電池のセッションにて注目された研究発表を報告する。壁面,軽量屋根,車載など用途拡大が見込まれる中,タンデム太陽電池も含め,薄型化合物太陽電池について活発な議論がなされた。
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