国際会議速報

(2019年10月18日更新)

第一線の研究者による光産業技術分野の国際会議における先端光研究の動向の報告です。
国際会議の内容を軸に執筆者の意見を述べて頂き、研究・取り組みの価値を鮮明化することを重視しています。

(1)調査分野:以下6分野に分ける。
・光材料・デバイス
・光情報通信
・情報処理フォトニクス
   
 
 
・光加工・計測
・光エネルギー
・光UI・IoT

(2)執筆者
  • 大学、企業の研究者・技術者

(3) 執筆者に要望する執筆態度
  • 記事は、執筆者の意見を述べて頂く。
  • 読者にとって、価値の高い・大きい情報を書いて頂くことを重視する。

(2019年10月16日掲載)
(2019-No.26)光エネルギー
評価技術
EUPVSEC2019ショート速報
菱川 善博(産業技術総合研究所)
会議名 :36th European PV Solar Energy Conference and Exhibition
開催期間 :2019年9月9日〜9月13日
開催場所 :Marseille Chanot Convention and Exhibition Centre (Marseille、フランス)

-要 約-
 欧州で毎年開催されている太陽光発電分野の国際会議EUPVSECが今年度はフランスのマルセイユで開催された。併設された展示会を含めると2,000名以上,発表論文数は約1,000件と,太陽電池関連で世界最大級の会議である。今年度は特に世界的気候変動等の問題解決に貢献するエネルギー技術として、太陽電池に関する政策から研究開発までを議論する場と位置づけられた会議となった。ここでは筆者が参加した性能評価技術関係のトピックスを紹介する。性能・コスト的に将来有望だが応答時間が長い等,動作が従来の太陽電池と異なるペロブスカイト太陽電池の性能評価に関する発表も注目された。
(2019年10月16日掲載)
(2019-No.25)光加工・計測
レーザ加工
ICALEO2019ショート速報
鷲尾 邦彦(パラダイムレーザーリサーチ)
会議名 :The 38th International Congress on Applications of Lasers & Electro-Optics
開催期間 :2019年10月7日〜10月10日
開催場所 :Rosen Centre Hotel (Orlando、FL、米国)

-要 約-
 ICALEOはLIA(米国レーザ協会)の主催により年1回開催されるレーザ加工分野で,世界最大級の国際会議である。これまでに比べてプレナリーセッション数が倍増し,また技術分野別会議数も2つほど増え,プレナリー講演は12件,技術会議におけるオーラル講演件数は186件,ポスター講演件数は24件であった。 従来のマクロ加工会議からAdditive Manufacturing分野がLAM会議として独立し,さらに電池システム・エネルギー変換(BSEC)会議が創設されたので,今後,それらの分野の今後の伸長が注目される。国別総講演件数ではドイツの1位は不変であったが,前年に比べAM分野等での米国の躍進が目覚ましかった。
(2019年10月16日掲載)
(2019-No.24)光情報通信
光ネットワーク
ECOC2019ショート速報
白岩 雅輝(情報通信研究機構)
会議名 :45th European Conference and Exhibition on Optical Communication
開催期間 :2019年9月22日〜9月26日
開催場所 :Royal Dublin Showground & Intercontinental Hotel Dublin (Dublin、アイルランド)

-要 約-
 ECOC2019における光ネットワーク分野に関する技術動向を報告する。近年多数の研究成果が報告されている機械学習やテレメトリに関する技術は,複数の技術と組合せた研究成果が報告され活発な議論が行われた。超広帯域光伝送技術に関しては,デバイスから制御,実ネットワークまでの幅広い分野で発表があり更に重要性が増したと感じた。製品化も進んでいるディスアグリゲーションは,伝送品質の課題に対して機械学習やテレメトリ技術を重視しており,全体的に光ネットワークの大容量化に加え,品質と安定性を自動的に向上させる技術についての議論が活発で,具体的な通信サービスを見据えた研究が増えていると感じた。
(2019年10月15日掲載)
(2019-No.23)光情報通信
光ファイバ
ECOC2019ショート速報
杉崎 隆一(古河電気工業)
会議名 :45th European Conference and Exhibition on Optical Communication
開催期間 :2019年9月22日〜9月26日
開催場所 :Royal Dublin Showground (Dublin、アイルランド)

-要 約-
 ECOC2019にて報告された光ファイバ関連のトピックスを報告する。大きな成果としては空孔コアファイバにて1 dB/km以下のファイバが実現できたことといえる。空間多重関連の報告も依然として多く,実用性を見据えた報告,活用技術に関する報告が行われた。広帯域伝送に関しても盛んに報告されており,CバンドとLバンドの両方の使い切りに加えて,新たなバンドも追加する技術など容量拡大に向けた方向性に注目を集めた。
(2019年10月18日掲載)
(2019-No.22)光情報通信
基幹伝送
ECOC2019ショート速報
加藤 智行(富士通)
会議名 :45th European Conference and Exhibition on Optical Communication
開催期間 :2019年9月22日〜9月26日
開催場所 :Royal Dublin Showground & Intercontinental Hotel Dublin(Dublin、アイルランド)

-要 約-
 ECOC2019における基幹伝送関連の注目技術および最新動向について報告する。光送受信技術については,より実装を念頭に置いた検討が多くみられた。伝送技術については,主に最新の光送受信技術を組み合わせながらシンボルレートを高くする検討が進んでいた。また,中空コアファイバがマルチスパン伝送評価できるところまでその損失を改善しており注目を集めていた。大容量化技術については,広波長帯域化技術および空間分割多重技術に関する検討がそれぞれ進んでいた。
(2019年10月8日掲載)
(2019-No.21)光情報通信
光アクセス
ECOC2019ショート速報
川中 啓敬(三菱電機)
会議名 :45th European Conference and Exhibition on Optical Communication
開催期間 :2019年9月22日〜9月26日
開催場所 :Royal Dublin Showground & Intercontinental Hotel Dublin(Dublin、アイルランド)

-要 約-
 光通信関連技術に関する世界的国際会議の一つであるECOC2019(2019年9月22日〜26日,Dublin)にて報告された光アクセス分野の最新技術トピックスを紹介する。本学会では,50Gb/s/λを超える次世代PONシステムを実現するための低コストコヒーレント技術に関する報告が注目された。また,様々なサービスを収容するための仮想化や,5G MFH収容のための遅延要求を踏まえた帯域割り当て方法についても活発に議論された。
(2019年9月26日掲載)
(2019-No.20)光材料・デバイス
光デバイス
GFP2019ショート速報
藤方 潤一(光電子融合基盤技術研究所)
会議名 :16th International Conference on Group IV Photonics
開催期間 :2019年8月27日〜8月30日
開催場所 :Hilton Singapore(シンガポール)

-要 約-
 2019年8月末に開催された16th International Conference on Group IV Photonics Conferenceにおけるシリコンフォトニクスデバイスに関連する発表を中心に報告する。光通信およびデータセンタ向けの高性能Si上V-X化合物半導体レーザに関する報告に加えて,SiNx導波路をプラットフォームとした光素子やファイバ結合構造の発表が増加傾向にあった。また,深層学習応用に向けた光集積回路や作製ばらつきに対するトリミング,中赤外センシング応用に向けたGeSn発光素子,リモートセンシング技術であるLIDARへの応用など幅広いテーマが報告され,通信以外の応用に向けた活動も広がってきている印象であった。

「主要な国際会議にみる先端光研究の動向調査《報告(抜粋版)要約掲載
2019年度
平成30年度
平成29年度
平成28年度
平成26年度
平成26年度
平成25年度
平成24年度
平成23年度
平成22年度


下記事業は、競輪の補助を受けて実施しました。
財団法人JKA  http://ringring-keirin.jp/
「主要な国際会議にみる先端光研究の動向調査《報告(詳細版)全文掲載
平成22年度
平成21年度
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